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もっと勝つための現代麻雀技術論 第57回 「2シャンテン ターツ選択②」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第57回 「2シャンテン ターツ選択②」

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面子候補同士がつながっている形の扱い

 2枚からなる面子候補や3枚からなる面子候補が組み合わさって、そこから1枚切っても余り牌が出ないようにできる(例:1357から1か7を切ればリャンカンができて余り牌が出ない)形があります。

 このような形をここではn枚形(nは面子候補を作る牌の総数。n=4、5、6…)と呼ぶことにします。

 n枚形には、1334のような、1枚切っても面子を作る受けを逃さない(1を切って2を引いても面子ができる)もの(受けかぶり)とそうでないものがあります。

 受けがかぶっている悪形の面子候補についてはそこを落とせばよいのは明白なので、ここでは受けかぶりが無いものを扱います。

 1面子と1雀頭は確定しているものとして、残りの9枚(全て面子候補)から何を切るかを考えます。

偶数枚の形から切って奇数枚に受ける

 3枚からなる面子候補から1枚切って面子候補オーバーに受けるより、2枚からなる面子候補を落として面子候補十分に受ける方が、1シャンテンになった時に余り牌が出にくい分、より「よい手」になりやすいように、n枚形の場合も偶数枚の牌から1枚切って奇数枚に受けるのが基本有利です(ただし、良形面子候補と悪形面子候補の比較なら良形を残す)。

2枚からなる面子候補と4枚形の比較

 4枚形から1枚切る方が目先の受け入れで勝りますが、4枚形は更に1枚引いて5枚形になることで手広くなる変化も豊富にあります。

 この辺りの優劣は難しいですが、優劣を付けるとすると、

 ペンチャン<1357より変化の弱い4枚形<外カンチャン<1355より変化の強い4枚形<内カンチャン

 くらいでしょうか。

 なお、第17回でも申しましたように、1133のような2ツモでイーペーコーができる形については他の悪形面子候補より残します。

 七対子やツモり三暗刻の2シャンテンでもある場合はなおさらですね。 

n枚形から何を切るか

  n枚形には様々な形がありますが、次のような基準で打てば大半のケースで対応できると思います。

 ・高打点になる受け入れ優先

 ・ただし目先の平和受けよりは良形変化優先(平和は符がつかないので他の1翻より価値が低く、良形変化に差があれば平和のつきやすさも大差ないので)

 ・雀頭部分が単独トイツでないならトイツ2組を維持する

 ・鳴く場合は3トイツでもカンチャンよりトイツを残す

 参考サイト:チルノート「牌効率について(リャンカントイツやサンカンチャン等)

 ドラ 

 雀頭がリャンメントイツになる変化も考慮して打(一応234三色もみる)

 トイツがなら平和のつきやすさで打。 

 ドラ

 受けが残るように打ではなく打

 が赤でないなら受けが残る打

 ドラ

 奇数枚に受ける原則よりマンズを残してソーズ切り。

 クイタンで鳴く手なのでトイツを残して打

 特に高打点が必要等、鳴ける牌が出てもスルー有利な局面なら打

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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