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もっと勝つための現代麻雀技術論 第119回 「面子候補不足、ヘッドレスの鳴き判断⑧」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第119回 「面子候補不足、ヘッドレスの鳴き判断⑧」

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 引き続き、ヘッドレス形の鳴き判断について考えます。 

 前回は2面子の1シャンテンに比べて、かなり遅い巡目までスルー有利になりましたが、これは扱った牌姿がヘッドレス形かつ面子候補オーバーでもあったためです。単に手が進む受け入れが多いというのもありますし、悪形面子候補であっても、そこが雀頭になれば悪形待ちが残らないため、スルーしても面子になりづらい形が残りにくいためです。

 面子候補オーバーでない場合は、基本的に雀頭が有る場合と判断はそこまで変わりません。特に第31回で取り上げたような、雀頭を作りやすい浮き牌がある場合はなおさらです。雀頭を作りやすい浮き牌が無い場合も、ホンイツやチャンタといった、字牌を雀頭に使えるうえに、雀頭として使える牌が限定される手役を狙う場合は、既に雀頭ができているものとして鳴いても問題ないです。字牌を安牌要員として使えるので、遠いところから仕掛けても守備力が落ちにくいというのもあります。

  ヘッドレスかつ面子候補オーバーで2シャンテン以上の場合、この時も、雀頭を作りやすい面子候補があるかどうかが判断に影響します。

 

 ドラ

  3シャンテンで鳴いて2翻の手牌。中盤以降なら守備を考慮して手牌を短くする仕掛けは控えるところですが、序盤もリャンメンだけでなく、雀頭を作りやすい面子候補であるマンズは残してもスルー。のみ鳴きます。鳴いても雀頭が作りにくくなりそこまでアガリやすくならないので、鳴くと安手になるからスルーするのであり、あがるだけなら鳴いた方が早いです。ドラ3ならだけでなくリャンメンから鳴いて問題ありません。

 

 ドラ

  4シャンテンの手牌。タンヤオで鳴くのは雀頭で使える牌が限られるうえに守備力が落ちやすいので、ヘッドレスかつアガリに遠いところから鳴くのは厳しいですね。これなら基本は雀頭ができてから鳴きを考えますが、ドラ表示牌でドラ2を使い切れるに関してだけは、第117回で取り上げたような、「手牌がどのように進むにしろ、ここで1面子作っていた方がよりよい手になる」と言えるような面子候補に相当するので鳴きます。

 今回の問題

 麻雀牌を4つのグループに分けました。はAグループ、はBグループ、はCグループです。これだけだと、Aがマンズ、Bがピンズ、Cがソーズ、Dが字牌であるように見えますが、Bグループに属する牌はだけです。この時、字牌の中でDグループに属するものを全て答えて下さい。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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