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もっと勝つための現代麻雀技術論 第127回 「面子候補を強化する鳴き(食い伸ばし)」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第127回 「面子候補を強化する鳴き(食い伸ばし)」

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 今回から2、面子候補を強化する鳴き(食い伸ばし)について取り上げます。

 

 カンテンパイですが、をチーして打とすることで待ちのリャンメンテンパイなります。また、雀頭を面子にするポン打[四][七]待ちになります。このように、面子の近くに面子候補がある場合は「食い伸ばし」をすることができますし、面子候補部分に3456のような4連形、3345のような亜リャンメン形がある場合は雀頭をポンして待ちを増やすこともできます。

 

 

 面子が暗刻の場合も、またはポンで[二][五]待ちのリャンメンテンパイになります。ポンは少し気づきにくいかもしれませんね。

 

 

 食い伸ばしというよりは、別の面子を崩す鳴きですが、これもチー打でリャンメンテンパイになります。ならトイトイテンパイなので基本スルーしますが、オーラスあがればトップのように打点不要な局面で見落とさないようにしたいですね。

 

 

 テンパイですが、でチーして打とすると待ち、をポンすると待ちの3メンチャンになります。リャンメンから更に待ちが広くなるケースは見落としやすいかもしれません。シャンテン変わらずの鳴きで3メンチャンができるケースとしては、他に次のような例があります。

鳴いてサンメンチャンの形 - ポンとチーの冷凍庫

 

  

 自分でを切っていて、1枚切れ

 のくっつき1シャンテンから打として、次巡ツモ打でテンパイ、でチーすると待ちのリャンメンになります。しかし、を切っているにもかかわらずでチーしているのは不自然に見えます。

 他のケースがないわけではないですが、からのチーは見抜かれやすいです。もちろん他家が読んでくるとは限りませんが、1枚切れなので受け入れが2枚増えるだけ、ツモ番を1回飛ばすうえに、スルーしてもきの手変わりは残ることを考慮すると、鳴いた方がより「よい手」になっていると言えるかどうか微妙なのでスルーが無難とみます。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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