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もっと勝つための現代麻雀技術論 第148回 「ホンイツが狙える場合」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第148回 「ホンイツが狙える場合」

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 今回はホンイツが狙える場合の打牌選択を考えます。

 ドラ

 ホンイツはメンゼンで3翻、鳴いても2翻。

 前回、チャンタがつかないと2翻以下で「1翻つく」メリットが大きい場合か、チャンタ以外の鳴き手役が無いので、「鳴きが利くようになる」メリットがある場合は、悪形面子候補よりも、くっつきでチャンタの4面子1雀頭の候補が揃うような浮き牌を残す方がよいと申しましたが、2翻ついて打点4倍となると、手役に絡まない面子候補は良形であっても落としていくのが有力になります。

 リャンメン落としとなると抵抗があり、とりあえず打南とする人も多いと思いますが、先にを引く前にマンズを引くようならホンイツに決めるほうがよく、その時は南が残っている方が手作りのうえでも守備力のうえでも有利という考えです。

 これがドラなら染めなくても3~4翻見込めるので、ホンイツがついても打点2倍まではならないので打

 でも、序盤ならピンズを払う手もありますが基本は打とします。

 

 ドラ

 浮き牌はしかありませんが面子候補オーバーの手。

 先にを引くよりマンズか字牌を引く確率の方が高いですし、その時はが残っている方がホンイツ変化を残せるので有利ですね。受けは残してを落とします。

 

 ドラ

 最初の牌姿のに変わった形。

 最初の牌姿でリャンメン落としをしたので、この手牌も何らかのマンズを引けばを落としていく形。

 先にを引くよりマンズか字牌を引く確率の方が高いこともあり、この時点でを残してを切るのが有力と判断します。

 

 ドラ

 上の牌姿のに変わった形。これも先にを引くよりマンズか字牌を引く確率の方が高く、その時は字牌やマンズは残して打とする手なのでこの時点でを切るのが有力と判断します。

 「染め色の牌を引いた時に、浮いている字牌を残した方がよい手である」ならホンイツ狙いを続行して字牌を残すというのが一つの基準です。

 何回も取り上げております、「迷ったら共通の受け入れで比較」と発想は同じです。

 

 ドラ

 逆に一色の牌が多くてもホンイツに決めないのは上のような牌姿。

 は456三色目もある浮き牌。打としてピンズを引いた場合も、一通や平和一盃口の1シャンテンには取るのでは落とさずを切ることになるので、この時点でを切ります。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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