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もっと勝つための現代麻雀技術論 第150回 「麻雀クイズ 回答と解説」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第150回 「麻雀クイズ 回答と解説」

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 前回の問題の解答、解説です。

 問1 出アガリ役満で安め高めがあることから、役満の種類は、四暗刻(単騎)、大三元、緑一色、九蓮宝燈、数え役満の5種に限られます。

 このうちから問題の条件を満たす牌姿を2種作ることになります。条件を満たしやすいのは、多メンチャンの形を作りやすく、安目の場合に他の手役をつけやすい九蓮宝燈と数え役満と予想されます。

 高め九蓮宝燈で問題の条件を満たす牌姿の一例は

 出アガリで清一色の跳満、出アガリで清一色一通イーペーコーの倍満、出アガリで九蓮宝燈です。

 数え役満は少し気づきにくいですが、

が一例として挙げられます。

 出アガリで清一色の跳満、出アガリで清一色三暗刻の倍満、出アガリで清一色純チャン平和リャンペーコー(13翻)の数え役満です(私が確認した範囲では、他の役満については、ドラ無しでは条件を満たすような3メンチャンを作ることができませんでした。)。

 問2 残りの3つ、四暗刻、大三元、緑一色で問題の条件を満たすことができるような表ドラを考えることになります。

 緑一色で条件を満たすことができるようになるなら、ドラはのいずれか。

 このうち、高め大三元で3メンチャンを作ろうとすると、必ずホンイツになり、がドラになると安目でも倍満以上になり条件に合わなくなるのでは除外。

 から表ドラにするとなると、条件を満たす牌姿として

  ドラ

が考えられます。出アガリで混一色小三元白発ドラ1で跳満、出アガリで混一色小三元チャンタ白発ドラ1で倍満、出アガリで大三元です。

 ドラがでも同様の牌姿が考えられますが、緑一色で単独の暗刻として使えるをドラにする方が条件を満たす牌姿が作りやすいと予想されます(私が確認した範囲では、をドラにした場合は条件を満たすような高め緑一色の手牌を作ることができませんでした。)。

 一例として

 ドラ

が考えられます。

 出アガリで混一色発ドラ3で跳満、出アガリで混一色三暗刻発ドラ3の倍満、出アガリで緑一色です。

 最後に四暗刻。ドラなら一例として

 ドラ

が考えられます。出アガリで三暗刻三色同刻ドラ3で跳満、出アガリでタンヤオ三暗刻三色同刻ドラ3で倍満、出アガリで四暗刻です。

 高め安めの打点から手牌を特定する問題はよくありますが、問2のような条件をつける問題は他に見なかったので出題してみました。 

 前回までで現麻本第1章「手作り」の補足を一通り取り上げました。次回からは第2章「押し引き」に入るまでに、何回かに分けて実戦問題を出題することにします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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