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もっと勝つための現代麻雀技術論 第209回 「1フーロ相手でも警戒すべきケース」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第209回 「1フーロ相手でも警戒すべきケース」

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1フーロ相手でも警戒すべきケース

  ここまで、フーロ数と仕掛けから予想される打点から鳴き手への押し引き判断を考えてきました。しかし、鳴き手は特徴が出やすいので、捨て牌読みによって判断を変えることも結構あります。

 対リーチの押し引き判断の時にも申しましたが、セオリーを踏まえたうえで、実戦では、「セオリーが覆る場面を探すこと」が重要です。

 鳴き手に対する押し引き判断で、実戦でセオリーが覆る例として特に押さえておきたいのが、「鳴いた牌だけみた場合は高打点不確定だが、捨て牌を考慮すると1フーロでも警戒すべきケース」です。今回はその一例について取り上げます。

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 良形テンパイ、西家はマンズホンイツ傾向ですがまだ1フーロ。単に対1フーロだとすればテンパイしていない可能性が高いので問題なく押すところですが、捨て牌に着目しましょう。

 リャンメンのを落としてまでマンズホンイツを狙っているところから、を落とした時点でかなり染め色の牌が揃っていたと考えられますが、そこから更に手出しドラ切り。

 テンパイしていないケースを考える方が難しいのではないでしょうか。テンパイだとすれば待ちがマンズに絞られている以上両無スジで放銃する可能性は非常に高く3翻以上確定、があれば4翻手です。リャンメンテンパイとなると押すのが明確に不利とまでは言えないかもしれませんが、を落として回し打ちすることで、にくっついた場合のアガリ、テンパイの可能性も残せます。 

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 1フーロ相手だと、まだテンパイしてないと思って押しがちになりますが、このように対リーチと違って自分の手牌や巡目だけで一概に決められないことも多いのが鳴き手への押し引きです。

 慣れていないと難しいですが、「ノーテンと仮定すると不自然さはないか」「基本は押す手だが、降りるとすればどんな場合か」を意識されることをお勧めします。 

 

問 天鳳の三人麻雀は、マンズの2~8を抜いた27種108枚を使用しますが、ここで、マンズの2~8、ピンズの2~8を抜いた20種80枚、東1~南2までの4局の東南戦で、他のルールは天鳳準拠で二人麻雀することを考えます。

1.四人麻雀にあって三人麻雀にない役といえば三色同順ですが、三人麻雀にあって二人麻雀にない役は何でしょうか。

2.二人麻雀の得点計算も天鳳の三人麻雀同様、ツモ損ルール、即ちアガった者の点数ではなく、支払う側の点数を四人麻雀の場合と同じになるように固定します。
そのため放銃を回避することが非常に重要になりますが、親の当たり牌を止めたにもかかわらず、同巡にツモられて、止めた当たり牌を切って振り込んだ場合と同じ点数を支払うことになりました。
相手はドラを1枚も使っていないとするとどのような例が挙げられるでしょうか。
相手が子の場合、親の場合でそれぞれ一例挙げて下さい。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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