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ネマタの戦術本レビュー第98回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その10」

ネマタの戦術本レビュー第98回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その10」

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Q70
 浮き牌が4連形で手変わりすると良形確定、なおかつ打点変化があるくらいでないとなかなかリャンカン落としが有力にならないですね。最後まで残ると悪形になり手牌を3枚使ってしまうリャンカンが嫌いという人がいるのも分からなくもないですが、嫌うことがなかなかできないのもリャンカンです。

Q71
 ドラで無くてもマンズ残し。マンズがなら、三暗刻がつくのでなおさらですが、マンズ変化がそれほど多くないこともあり打。区別をつけておきたいですね。

 

Q72
 鳴き手なら3トイツ>カンチャン、タンヤオ手なら456>37。上家からだけ鳴ける4枚とどこからでも鳴ける2枚ならどちらも8枚相当ですが、前者は上家以外に切られて薄くなる可能性がある分基本後者有利ということになります。もちろん上家の河に特徴があって鳴き易い受けが分かる場合はそこを残します。

 

つぶやきへのコメント:手羽先は名古屋名物じゃなか、九州名物ばい。

 

Q73
 リャンメン固定の場合はエントツ形()を含む面子候補を残す方が手広い。打とした人が治すべきはタンヤオ病というより、雀頭候補としてのトイツと、面子候補としてのトイツを区別できない病でしょう。クイタン自体は、何切るで取り上げられる以上に利用頻度の高い手役ですので。

 

Q74
 チートイツ2シャンテン、面子手は悪形が多い3シャンテン。どの牌をツモるのも同様に確からしいという条件なら面子手になった時の強さを考慮しますが、実戦では山に残っていそうな牌や将来安全になりやすい牌を残してチートイツ本線で進めることも多いです。

 

Q75
 受けが面白くないというより、を使える変化が非常に多いから打と考えます。

 「つまらない受けは嫌う」と考えていると、「つまらなくてもあった方がまし」な場合に損な選択をしがちです。実戦の手牌の多くは、何切る問題でよく見るような手牌に比べてつまらないものですから、つまらない手をつまらないなりにアガリを目指す技術は大事です。

 

 つぶやきへのコメント:「あんかけスパ」と聞いて、あんかけ炒飯にかかっているような餡がスパゲッティにかかっているものと思っていて麺…じゃなくて面食らった記憶があります。私の交友範囲だと、名古屋人以外の大半の人に不評なのがあんかけスパです。こういうのは「三度食べたら本当の味がわかる」的なものかもしれませんが。鉄板スパは大好きです。カフェテラスダッカに行きたいですね(笑)

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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