麻雀ウォッチ

日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します

スリアロチャンネル
ネマタの戦術本レビュー第123回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その35」

ネマタの戦術本レビュー第123回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その35」

CABO求人麻雀BarWatch

 

Q244 
メンピンよりは悪形でもタンヤオドラドラにつき打>打、ただしドラ単騎リーチドラ3よりはメンタンピンなので打>打
くっつき1シャンテンの選択も、よりよい手になる受け入れ優先で考えれば判断しやすいです。

 

Q245
ツモでタンヤオがつく方がよいです。
テンパイを逃すツモでも手広くなるのでなおさら。打ツモの形はQ125で打とした形と同じ。
受けと3メンチャンの形を2つ含む面白い形です。

 

Q246
ピンズ4連形の変化は残すとして、打なら4連形が変化した時は完全1シャンテンになり、ツモもテンパイ外しで手広いくっつき1シャンテンになります。
ただツモは打としても同じ形に受けられますし、他も打とした場合が大きく劣るというほどではないので、ツモで良形テンパイになることを優先します。

 

つぶやきへのコメント 
喉に詰まらせたら危険ですからね。
でも食感が癖になりそうで美味しいらしいですよ。

 

Q247
リャンメントイツ+雀頭+カンチャントイツと分けるとリャンメン固定を選びそうになりますが、
リャンメン+カンチャントイツとも取れるので受けがあります。
このように分ければ雀頭固定がよいことが分かりますね。
面子候補を選ぶ前に面子を抜き出すとが残るので分かりやすいです。

 

Q248
重なった時だけ残すドラなら切ることが多いですが、今回はツモでもドラを使えるのがポイント。
「重なった時だけ残すならドラ切り、重ならなくても残すならドラ残し」が一つの目安です。

 

Q249
面子候補は2枚からなるものと3枚からなるものに分けられます。
4枚なら2+2、5枚なら2+3に分けられますから、面子候補オーバーの場合、偶数枚から1枚切ると面子候補が1つ減るので面子候補十分、奇数枚から1枚切っても面子候補が減らないので面子候補オーバーのままということになります。
よって、4面子1雀頭のアガリを目指す観点からは、面子候補は奇数枚で残す方がよいことが多くなります。

 

つぶやきへのコメント 
両開きを観音開きとも言うのですね。私たちは開いているときしか仏様を拝まないですが、仏様の方は常に私のもとではたらいていて下さいます。
有難いことです…何の話でしたっけ(笑)

 

Q250
二度受けでもリャンメンはカンチャンより強い。
これに限らず、同じ性質を持つ面子候補や浮き牌同士の比較なら、受けがかぶっている分価値が低くなっていると言えますが、下位の面子候補や浮き牌との比較であれば受けかぶりであっても残すことが多くなります。

 

Q251
マンズはアンコを抜くとリャンカンが残りますが、を抜くとの雀頭+ペンチャントイツが残るので、Q165のような単独トイツが無い3トイツ形で、1つがリャンメントイツ、他が悪形残りの形だと分かります。
3つのうち1つがリャンメントイツなら、余剰牌が出ても、二度受けが残っても、リャンメン×2の1シャンテンは、余剰牌のないリャンメン+リャンカンの1シャンテンよりよい手であることから、雀頭固定よりリャンメン固定とします。

 「二度受けが残るから」「余剰牌が出るから」という理由で別の打牌を選ぶのは、70点の選択と、100−20で80点の選択がある場合、後者は20点も減点があるからという理由で前者を選ぶというミスを犯しがちになります。
一方、迷った時はリャンメン固定で済ませていると、80点の選択と、70+20で90点の選択がある場合、80点もあるから十分という理由で前者を選ぶミスを犯しがち。
比較の方法を間違えないためにも、「イマイチな受けを嫌うのではなくよりよい受けを優先する」「何を切るかより、何を引いたらよりよい手になるか着目する」と考えます。

 

Q252
今回は雀頭があるので、面子候補固定同士の比較。悪形残りのタンヤオよりは良形テンパイになる方がよいのでリャンメン固定。
リャンメン固定同士なら、打ならツモでも打として完全1シャンテンになるのに加えチートイツ目も残るので打に勝ります。
Q247同様、だけでなく、でもあるのがポイントになります。

 

つぶやきへのコメント 
私の実家も常備しています。
脂肪0のやつが基本なので、たまに脂肪有りのを食べるとまるでチーズみたいですね(笑)

 

本記事に関するご紹介

すべてが良問、納得の解説!

「何切る」職人が10年かけてストックした1,000問以上のなかから厳選した300問を一挙掲載。
受け入れ枚数をすべて表示し、オリジナル最新理論でシンプル解説。解くだけで麻雀強者の思考が自分のものにできる、「何切る」本の決定版!

G・ウザク (著), 福地 誠 (編集)
発売日:2016年8月6日
定価:本体1,200円+税
AMAZON販売ページ

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

新着記事

Return Top