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ネマタの戦術本レビュー第296回「手作りと押し引きの鉄戦術  著:福地誠 その3」

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Q07 打

 基本は受け入れ枚数よりも良形でテンパイする受け入れ優先。しかしを先に切ってのカンテンパイなら、リャンメンほどではありませんがアガリ率は良形に近いとみて、テンパイしやすい選択がアガリやすさでも勝るとみて切りとします。

 ドラドラだから一刻も早くリーチを打ちたいというのも打牌理由としてよく聞きますが、最もテンパイしやすい打牌が最もアガリやすい打牌であるなら、ドラの有無にかかわらずそうすべきです。

 テンパイは遅れるけどその方がアガリやすいというのであれば、他家のアガリを阻止したい場合はテンパイしやすさを優先する場合もあります。他家のアガリを阻止したいのは、むしろ自分の手牌にドラが無い場合です。よって、今回の手牌はドラ無しでも打とします。

 もっとも実戦では「先制テンパイだけなら容易で、高打点変化が無く、安手悪形リーチを控えたい局面でもない」ケースというのは案外少ないものです。どれか1つでも満たしていなければ、結果的に高打点の手ほど手変わりより早いテンパイを優先することになるので、実戦感覚としては、「ドラドラならテンパイ重視」になることが多いと思います。

Q08 打

 先きりのカンよりはリャンメンテンパイの方がよいとみて打とします。

Q09 

 ソーズがでもを切るので、打牌理由はテンパイに遠いからではなく、アガリ率をさほど落とさずにタンヤオをつけてより高打点への手変わりを目指せるからです。

 高打点の手変わりを目指せると書きましたが、ドラドラ(ドラは以外)で既に打点十分だとしてもやはりを切ります。今度は打点の伸び幅は大きくないですが、仕掛けがきくのでシャンテン戻しをしてもアガリ率が下がらないためです。ドラの有無に関わらず、タンヤオがつかない面子候補より、タンヤオがつく3〜7の浮き牌を優先して残すのが基本です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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