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ネマタの天鳳日記 第139回

ネマタの天鳳日記 第139回

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1

 前回の続き。次局は2着目の親がリーチ裏裏の7700を和了。これで親は2翻以上の手を南家から直撃するか、3翻以上の手をツモれば南家を飛ばしてトップ終了。こうなると前局満貫を跳満に上乗せできなかったことが響いてきます。

 2

 次局は南家から1000点(+1本場)を和了。北家のカンでドラが増えればよかったのですが。北家のアガリ方によっては南家が飛んだうえにトップ終了もあるので見逃す手もあったかもしれません。

 3

 「タンヤオが付かないメンツ候補よりタンヤオがつく浮き牌」なら打ですが、が唯一の雀頭になると引きの完全1シャンテンや鳴いて345三色をつける変化を失います。のみ手でも東家から出るかツモればトップ終了なら打点を上乗せするメリットも小さいので1シャンテンに取りました。

 4

 タンヤオに決めないとはいえ動ける1シャンテンになるようにチー。リャンメン以上が残るは鳴きやすいですがも鳴いた方がアガリやすい。ヘッドレス1シャンテンに受ける、くっつき1シャンテンに受けるも鳴きます。こうしてみると大半の牌を鳴いていくことになるので、前巡も打よりはタンヤオに決める打の方がよかったかもしれません。

 5

 テンパイ。東家から直撃するか赤をツモれば最高ですが、北家も早そうなので見逃しはしない方がよさそう。はカンしてトップ終了のチャンスを増やします。

 6

 結果はトイメンに5200放銃。前回跳満をアガって4000点上乗せ出来ていてもここで逆転されてしまいますが、オーラス再逆転できる可能性が違いますし、そもそもそれまでの展開も変わってよりトップを狙いやすくなっていたかもしれません。目先のリスクにばかり気をとられがちですが、将来に渡ってのリスクを軽減するためにも、得点は稼げる時に稼いでおくようにしましょう。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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