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ネマタの天鳳日記 第154回

ネマタの天鳳日記 第154回

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 メンツ候補不足の2シャンテン。ドラもイーペーコーも1翻なのでドラそばとはいえ端寄りの打としましたが、が赤ドラなのでリャンメン固定の打もあります。
 確かにドラならツモで完全1シャンテンに取れないことはさほどデメリットにはなりませんが、ツモだけでなくがメンツ候補になるツモでも1シャンテンにとれなくなります。ツモもどちらかと言えばが残っている方がよさそうです。リャンメントイツの形から2メンツ作るケースもあるので、「何となくリャンメン固定」は、悪手とまでは言えなくても最善となることはあまりありません。

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 くっつき1シャンテン。手拍子で端寄りのを切りましたが、を使い切って平和テンパイにとれる受け入れが多い打7sが、「よりよい受け入れ優先」の観点から有利でした。
 が唯一の雀頭とはいえ、が赤なら他で雀頭を作ることが望ましいことからをメンツ候補としてみなすと雀頭が無いので、雀頭を作りやすいの価値が高くなるということです。
 仮になら、雀頭が更に作りやすくなる一方、くっつき1シャンテンとみなすとメンツ候補を作る浮き牌としては弱いのくっつきになるので、今度は雀頭を崩す打に分がありそうです。

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 自分でを切っていますが、フリテンになる受け入れを含めなくても、打ツモより、打ツモでドラを使えるテンパイの方がよいのでを残します。

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 がアンコになって待ちリーチ。低確率ながらこの受けがあるのも、リャンメントイツの形をリャンメン固定や雀頭固定をせずに残した方がよい手牌が案外多い理由の一つです。余談になりますが、場にが2枚切れているのでこの河でが当たるとすれば、(リーチ者が合理的に打っているのであれば)今回のようにリャンメンと単騎の複合待ちが残っているケースに限られます。
 ここはまず通ると思って切った牌が複合待ちの多メンチャンに刺さってしまうとショックですね。私はつい最近(第109回)経験したばかりです(笑)

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 今回はだと平和がつかないのでできればがいいなと思っていましたが、望み通りが出て5800のアガリ。トップ目から出たので逆転も見えてきました。次回に続きます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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