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ネマタの天鳳日記 第159回

ネマタの天鳳日記 第159回

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01

 0メンツ打法再び。123三色、チャンタ、一色手、役牌重なりをみてから切ります。既にドラドラなので、1翻縛りを解消するために強引に手役をつけにいくという意味では大胆に、アガリの価値が高いので少しでも有利な選択を取るという意味では慎重に手を進めていきます。

02

 三色か役牌重なり狙い。こちらもおなじみ後々付けの仕掛け。メンゼンでアガリが遠く、打点的にもメンゼンを崩すデメリットが小さい場合は、すぐに役アリ確定にならなくても仕掛ける牌がないか特に意識しておきたいところ。鳴ける牌にとっさに反応できるようにするためにも、狙うかどうかは別として、配牌の時点で見える手役を確認しておくようにすることをお勧めします。

 今回はドラでメンゼンを崩す打点的でメリットが小さいので迷わず鳴きますが、ドラ無しならどうか。鳴き三色では安いのでいっそ染め手に決め打つつもりでポン打とする手もありますが、染め手のメンツ候補を揃えるにはあと2手必要であること、メンゼンで手が進めば染めなくても三色になれば高打点が見込めること、スルーしても比較的メンツにしやすいところなので、どこでメンツ候補ができるかによって方針を選べる方がよいとみてスルーでしょうか。

03

 もちろん役無しテンパイには取らずに打。役アリテンパイになる受けはの3種のくっつき1シャンテン。1シャンテンとしては苦しい部類ですが、をスルーして手を進めた場合よりはよほどよい手になっているとみます。

04

 これでを引いてもフリテンに。を引かない限りは相手に押してこられるのは損なので、他家にテンパイを警戒されやすいようには空切りした方がよかったかもしれません。

05

 かなり狭い1シャンテンでしたがツモでテンパイ。役牌がともに見えておらず、マンズホンイツでもなく、役牌アンコならから打とすることは考えにくいのでペンは比較的警戒されにくそうです。 

 ただし、仮にこの仕掛けに対応する側に立つなら、むしろ役牌後付け以外のケースこそケアすべきです。何故なら配牌の時点で役牌とドラがそれぞれトイツ以上で持っているのであれば、より先にを打つことは考えにくいためです。待ちが絞り込めない以上、こちらも十分勝負に値する手(確実にテンパイしているリーチ相手だとしても無スジを押すに見合う手)なら押しますが、降りているつもりなのに想定外の手役に振り込んでしまうといった事態にならぬよう注意しましょう。

06

 リーチが入りましたがめくり合いに勝って11600和了。こちらの仕掛けに生牌を押してくるだけあって北家も勝負手でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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