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ネマタの天鳳日記 第195回

ネマタの天鳳日記 第195回

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01

チートイツ1シャンテンですが鳴くとトイトイ2シャンテン。一般的に比較的鳴きやすいトイツが残っているならトイトイ2シャンテンの方がアガリやすいです。北家には満貫放銃しても大丈夫で、南家には満貫振ると逆転されますがツモられても逆転されるので手牌を短くするデメリットもそこまで気になりません。
 それならを鳴いた方がよさそうですが、トイツが揃う前にが切られたことが気がかりです。最後の1枚のを他家にメンツ候補として使われた時点でアガリが苦しくなります。チートイツもテンパイ時に待ち頃となるを既に持っているので、自信はありませんがこれならスルーしてチートイツで進めた方がよいと判断しました。

02

 一般的に字牌単騎テンパイであればダマよりリーチの方がアガりやすいです。それなら役アリでもリーチの方がよいのではとも思いましたがダマに受けました。
 理由の一つが、河から字牌待ちとはいえ止められやすいかもしれないこと。単に中張牌ばかり切っているというだけなら、配牌で不要なヤオチュウ牌が無かったケースも否定できませんが、いきなりドラカンチャンを手出しして、端寄りの浮き牌の方が後から出ているとなるとメンツ手が想定しづらくなります。点数状況的には振らなければ2着で終われることが多い南家には止められる可能性があります。
 もう一つは、アガリがトップ取りの為に必須ではないこと。リーチによってアガリ率が高くなったとしても、その分放銃すると逆転される(あるいは西家への跳満放銃で西入)牌を止められないケースが増えてしまうと損することになります。
 ここも正直判断には自信がありませんでしたが、テンパイやめが無いルール(一昔前の天鳳ではテンパイやめがありませんでした。)であれば、リーチすると流局時にもう1局打つ必要があるのでダマがよいのではないでしょうか。

03

 北家からアガって無事トップ終了。リーチしたら北家が降りて南家へ満貫、西家へ跳満放銃していたかもしれませんが、もし南家にアンコの手が入っていたらダマにしたせいでアガれないうえに逆転されたかもしれないので、結局何とも言えませんね。このあたりの判断をもう少し詰めていきたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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