2014年9月6日、東京都お台場にある大観覧車には、朝から太陽がじりじりと照りつけていた。最高気温30度という残暑厳しい中、6月に引き続き女流プロ雀士ユニット・紅孔雀（大崎初音プロ、華村実代子プロ、黄河のんプロ）が、東京カルチャーカルチャーで開催された麻雀普及トークイベント【雀聖アワー】に出演した。

会場限定オリジナルドリンクもプロデュースした紅孔雀（右から黄河プロ、大崎プロ、華村プロ）

　今回のテーマは「昨日よりも麻雀を好きになろう!!～ゼロから∞～」。斬新なオープニング映像とともに3人が颯爽と登場。牌に触ったことの無い初心者から経験者まで、とにかく麻雀を好きになってもらいたいという紅孔雀の想いを乗せたイベントは、NPO法人健康麻将全国会の金澤喜重理事による乾杯の発声からスタート。紅孔雀結成のきっかけとなった麻雀教室をサポートされた縁のある方だという。

　メイントークは、大崎プロが7月に参戦した「第1回リーチ麻雀世界選手権inフランス」の現地レポートから始まった。23カ国から120名が参加した会場、手積みの卓、英語による点数申告方法、フランスでの食事など、写真を見ながら世界の麻雀事情を知ることができた。さらに雀荘に行ったことの無い人のために会場限定で配付された「TOKYOノーレート＆健康マージャンMAP」を題材に、初めての雀荘体験をステージ上でナビゲート。掲載13店舗の各特徴を紹介しながら「プロと同卓するには？」「プロの打牌を後ろから見てもいいのか？」「こういう人はモテます！」等、華村プロが丁寧なアドバイス。黄河プロからは、新作物販となった紅孔雀トレーディングカードの制作秘話が披露された。

メイントークでレポートされた「第1回リーチ麻雀世界選手権inフランス」の大会会場写真（撮影／大崎初音）

　続いてのフリータイム中には、プロと一局勝負と物販が同時スタート。一局勝負ではプロひとりにつき参加者3名に同卓できるチャンスがあり、抽選で選ばれた9名の歓喜の声が会場に響き渡る。プロと同卓する緊張感もさることながら、多くのギャラリーが見守る中での闘牌となり、ビギナーは友人に相談しながら打牌選択したり等、会場全体に一体感が生まれる。トレーディングカードもフリータイム中、瞬く間に完売する人気ぶり。

フリータイム中に行われた一局勝負。黄河プロに来場者3人からリーチが襲いかかる！

　イベント後半は、紅孔雀の中で誰が一番強いのかを決める対局を巨大スクリーンで初公開。紅孔雀3人に刺客として参戦したのは、なんと司会の間宮久美子さん。2年連続役満を16回をアガっているらしく「役満ねーちゃん」と会場から声援が飛び交う。入場時に黄、青、赤、緑の4色のうちわが配付されていたのだが、実はこのうちわは、黄＝大崎プロ、赤＝華村プロ、青＝黄河プロ、緑＝間宮さんとチーム分けを意味しており、大崎プロより「うちわの色は配牌と一緒でそれぞれ配付されたカラーの方を応援して下さい！」とのこと。4人がステージ上で対局をナマ解説し、アガリが出るたびにそのチームのうちわが乱舞する。会場のボルテージが一気に上がった迷シーン？もあり、リアル麻雀ならではのドラマが、あますところなく伝えられた。そして勝者を当てたチームにはもちろん、それぞれのチームを応援してくれた方にもプレゼントが贈られた。

手打折りたたみ式麻雀卓〈梢〉の他、対局DVD、麻雀ゲーム、麻雀Tシャツなど豪華プレゼントが目白押し

　紅孔雀があらゆる角度から麻雀の魅力を伝えた約3時間。「麻雀を通して、会場がひとつになった幸せな時間を過ごせました！」とは、スペシャルシートを予約されたお客さん。濃密な時間を共有したことにより、昨日より麻雀を好きになってくれたことは間違いなさそうだ。
　次回開催は2015年春の予定。詳細は決まり次第、紅孔雀のオフィシャルサイト等で告知される。

完売した「紅孔雀DVD」（インタビュー＆サンマバトル収録）は「姫ロン」オフィシャルサイトから購入できます

※麻雀王国検索「TOKYOノーレート＆健康マージャン特集」