負けているときは、メンタルは弱り、気持ちは沈むと思いますが、勝者がいることを忘れてはいけません。麻雀道では、その人をリスペクトすることが大事です。ゲーム中、いろんな煮えたぎる思いがあったとしても、勝者が決まり自分が敗者になっているときには、勝者がとった選択の素晴らしさを称えられる打ち手になりましょう。

　負けているときには、言い訳をしたり、人を責めたくなることがあります。納得いかない勝ち方をされて、ずいぶん悔しい思いをすることもあります。でも、忘れてはいけません。勝者は勝者です。勝っている人の言い分や、やり方があります。自分の価値観で善悪の判断をしないようにしたほうがいいです。人それぞれ生き方が違うように、人それぞれに勝ち方、負け方も違います。

　負けた、あるいは負けているときに、勝者をリスペクトする気持ちを忘れたら、麻雀の道から外れた打ち手と言わざるを得ません。勝ち負けは別にして、素晴らしい打ち手であってほしいと思います。批判的な気持ちを持たずに、すべて受け入れましょう。

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