麻雀ウォッチ

日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します

スリアロチャンネル
多井vs達也、超接戦のトップ争い!準決勝 第2節 4回戦レポート

多井vs達也、超接戦のトップ争い!準決勝 第2節 4回戦レポート

CABO求人麻雀BarWatch

9/21(火)16:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDマンスリーリーグ準決勝 第2節 4回戦の様子をお届けします。

対局者は、起家から順に

小林 剛(麻将連合μ)

多井 隆晴(RMU)

佐々木 寿人(日本プロ麻雀連盟)

鈴木 達也(日本プロ麻雀協会)

レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。

2016RTD_準決勝2節4回戦_1_R

2016RTD_準決勝2節4回戦_2_R                  

 

東1局1本場、まずは多井がドラのペンを引き入れてリーチ。

2016RTD_準決勝2節4回戦_3_R

タンヤオで仕掛けていた小林が一発で1sを放銃し、ウラも2枚乗って12000。

多井が先制する。

 

達也も多井の後を追う。

佐々木のリーチを同巡に追いかけると、佐々木が一発で4pを掴んで 8000。

2016RTD_準決勝2節4回戦_4_R

 

多井・達也のマッチレースという様相を呈してきた東4局、ここでは多井・達也が守備で魅せる。

まずは、小林がいつも通り1枚目のを仕掛けていく。

2016RTD_準決勝2節4回戦_5_R

 

テンパイ一番乗りはオヤの達也。カンのタンヤオイーペーコーでテンパイを果たす。

2016RTD_準決勝2節4回戦_6_R

は1枚切れなのだが、オヤでこの手牌ならリーチという選択もあるが、このによほど手ごたえがなかったのだろう。慎重にダマテンを選択した。

 

すると、ここに佐々木からリーチが飛んでくる。

2016RTD_準決勝2節4回戦_7_R

前巡のをツモ切った後、手出しでリーチ。

これを見て、多井と達也がそれぞれ対応する。

まずは多井。

2016RTD_準決勝2節4回戦_8_R

すぐにこのテンパイとなった多井、は多井の目から見てのノーチャンスで、いったんドラ単騎に受けてもよい場面。

しかし、アガリの期待が薄いドラ単騎では生牌を打つ価値がないと判断。

歯を食いしばり、を打ってオリる。

 

達也もこれに続く。

2016RTD_準決勝2節4回戦_9_R

オヤでテンパイしていた達也は、を掴む。ノータイムでツモ切っても責められない場面だが、達也の手が止まった。

宣言牌のはほぼ必ず関連牌であり、が3枚切れているため、という連続形もなく、からのカンも薄い。

すると、残る形はか。

元々手ごたえのないカン待ちだった達也は、ここから現物のを抜いて佐々木のアガリを阻止した。

 

では、アガったのは誰かといえば、なんと小林。

2016RTD_準決勝2節4回戦_10_R

道中でドラが重なっていた小林は、を押してテンパイを取ると、佐々木からで3900をアガり切った。

見ごたえ十分の1局を演出した多井・達也のトップ争いは、この後さらに過熱する。

 

2016RTD_準決勝2節4回戦_11_R

南1局では、多井がカンチーから仕掛け始めると、でチャンタドラ1を佐々木からアガり、2000で達也を突き放す。

2016RTD_準決勝2節4回戦_12_R

 

しかし、次局には達也がドラアンコのダマテンを佐々木からアガって8000。

2016RTD_準決勝2節4回戦_13_R

達也が500点差で多井をまくってオーラスを迎えた。

 

オーラス、僅差のトップ目ながら、厳しいのは達也だ。

誰かにツモられた瞬間にオヤかぶりで2着落ちとなる可能性がある。

そんな中、3巡目に多井から切られたドラのに対し、達也が動いた。

2016RTD_準決勝2節4回戦_14_R

役は?いやいや、そんな仕掛けではない。

達也「このままだとまずいと思い、『とにかく何か起これ!』と思って仕掛けた。ポンしておけば、小林・佐々木も無理にはアガりにこないかなと」

そうしておいて、他家のスピードを遅らせつつ、テンパイ流局に持ち込もうという肚だ。

 

そんな達也の仕掛けにはまってしまったのが多井。

2016RTD_準決勝2節4回戦_15_R

2016RTD_準決勝2節4回戦_16_R

河をのぞき込んで考える。

切られていない役牌はだけであるため、は打ちにくい。

達也の手はバラバラなのだろうが、とはいえ他の数牌も生牌が多く、ポンで手を進められるのも嫌だ。

とすると・・・

多井が出した結論は、絶対にポンされない切りだった。

2016RTD_準決勝2節4回戦_17_R

しかし、このには、非情にも佐々木が間に合っていた。

2016RTD_準決勝2節4回戦_18_R

がっくりとうなだれる多井。

 

対照的に、達也は、自然と顔もほころぶ。

2016RTD_準決勝2節4回戦_19_R

2016RTD_準決勝2節4回戦_20_R

インタビューが終わると、ガッツポーズで跳ねながら控室に帰ってきた達也。

「よっしゃ!超うれしい!マジ嬉しい!」と歓喜の舞を躍った。

 

第2節では達也と村上がポイントを伸ばし、準決勝の前半戦を終えている。

 

■次回放送(準決勝第3節):10月4日(火) 16:00~ AbemaTV麻雀チャンネルにて

 

 

藤田晋invitationalRTDマンスリーリーグとは

2014年に麻雀最強位を獲得した藤田晋が、団体の垣根を超え、今最も強いと言われている麻雀プロを招いて開催される長期リーグ戦。
予選ではBLACK DIVISION・WHITE DIVISIONそれぞれ8名ずつの選手が出場し、7節28回戦を争う。
優勝者には2016年麻雀最強戦ファイナルへの出場権が与えられる。

 

視聴方法:AbemaTV( PC版 / iOS / Android)

PC版:http://abema.tv
iOS版:https://itunes.apple.com/jp/app/abematv/id1074866833?mt=8
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=tv.abema&hl=ja
視聴は全て無料でご覧いただけます。
--------------------------------------------------------
AbemaTV麻雀ch:https://abema.tv/now-on-air/mahjong
RTDマンスリーリーグ公式サイト:https://rtdmonthly.amebaownd.com/
AbemaTV麻雀ch公式Twitter:https://twitter.com/abema_mahjong
RTDマンスリーリーグ公式チャンネル(アーカイブ放送):https://abemafresh.tv/rtdmonthly
--------------------------------------------------------

この記事のライター

鈴木 聡一郎
1983年生、千葉県出身
早稲田大学在学中の2004年、最高位戦日本プロ麻雀協会に入会。
以後10数年に渡り、観戦記者として活動中。
最高位戦以外にも、モンドTV、麻雀スリアロチャンネル、RMUなどの観戦記を執筆。
近年では、AbemaTV麻雀チャンネルの公式ライターとして、RTDリーグなどの観戦記者を務める。
観戦記以外には、書籍『麻雀偏差値70へのメソッド』(石井一馬著)、『最強プロ鈴木たろうの迷わず強くなる麻雀』(鈴木たろう著)、『多井熱』(多井隆晴著)などに協力。

新着記事

Return Top