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安くてもトップは取れるんです(゜―゜) RTDリーグ2017 WHITE DIVISION 第3節 13、14回戦レポート

安くてもトップは取れるんです(゜―゜) RTDリーグ2017 WHITE DIVISION 第3節 13、14回戦レポート
RTDリーグ
2017年03月15日 19:00

3/13(月)21:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDリーグWHITE DIVISION 第3節 13、14回戦の様子をお届けします。

レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。

12回戦終了時のポイントはこちら↓

RTDリーグ2017_WHITE_第3節13-14回戦_1_R                 

 

13回戦、1人置いていかれた瀬戸熊が、南場のオヤ番でドラ単騎をリーチすると、ツモってウラも

RTDリーグ2017_WHITE_第3節13-14回戦_2_R

6000オールで一気に2着目まで浮上すると、オーラスもアガり切って逆転トップ。

RTDリーグ2017_WHITE_第3節13-14回戦_3_R

2連勝でポイントをプラスに戻した。

 

14回戦の対局者は、起家から順に

村上 淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)

小林 剛(麻将連合)

藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)

内川 幸太郎(日本プロ麻雀連盟)

 

現在首位を走る小林。

長らく、競技麻雀で損だと言われてきた「安くて遠い仕掛け」で勝ちまくる、いわば異端の打ち手である。

RTDリーグ2017_WHITE_第3節13-14回戦_4_R

その小林が、オヤ番で1枚目のをポンしてテンパイ。

しかし、これは当然最終形ではない。

最終形として描くのは、ダブを使った12000だろう。

だが、小林も同じなのだろうか。

小林なら、堅実に2900を取りにいきそうではないか。

小林もダブを使ったアガリを見るのか、本人に聞いてみた。

「基本スタンスとしては、がアンコになった場合も、出た場合もポンして単騎に受ける。引きならシャンポンにも受ける」

低打点でやりくりするイメージのある小林の言動としては、意外に思われる方もいるのではないだろうか。

しかし、そこは小林。次にすぐに出た言葉に、小林らしさを感じた。

「特にポンの場合、手牌は短くなるが、3役晒すことによって相手にも制約がかかるため、守備力もそれほど低下するとは思わない」

私は、これが小林麻雀の生命線だと思っている。

小林麻雀における守備の肝は、手牌が短くなったときにどう凌ぐかという「事後の守備」より、先に仕掛けて相手にリスクを押し付けることで制約をかける「事前の守備」にある。

そのため、「仕掛けた後に攻撃を受けた場合の守備を学ぼう」と小林の麻雀を観る方がいるが、それだけでは当然足りないというわけだ。

RTDリーグ2017_WHITE_第3節13-14回戦_5_R

ここでは、選択が出る前にツモアガり、小林らしい1000オールとなったが、裏側には上記のような意図があった。

 

すると、次局には、メンホンのイーシャンテンからあっさりをポンして2900。

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軽快に点数を積み、あっという間にトップ目に立ってしまった。

 

そして、トップ目に立っても、全くブレない。

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こんな不十分な形から3巡目に1枚目のをポン。

ここからをポンするトップ選手は、おそらく小林だけではないだろうか。

これは、直線的な佐々木でさえもたぶん鳴かないだ。

そして、ここから打ではなく、打とするのが小林のバランス。

ポンで小林を視界に入れさせる事前の守備を打ちつつ、で事後の守備にも備える。

これぐらい手牌が悪ければ、事後の守備も重視していく。

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しかし、6巡目のこの形。

これなら、まっすぐ進むに値するため、を打って広く構える。

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そして、十分な形ができると、9巡目という巡目を考慮し、を残して事後守備に備えた。

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このタイミングで藤田からリーチ。小林は、現物のをチーして打で、安全にテンパイまでたどり着いた。

これはアガリには結び付かなかったが、守備のバランスを考慮したこの一連の選択が、小林というプレイヤーを構築している大黒柱だと思うのである。

 

すると、2着目で迎えたオーラスでも、7巡目にの両面ターツでをチー。

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堅実に2着を取りにいった。

この時点でが2枚切れのため、に頼るしかない。

 

ここに、内川のオヤリーチが襲い掛かった。

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さらに、村上がドラのをアンカン。

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すると、がカンドラになる。

「これでマンガンになった!トップが狙える!」と思うのが多数派だろうか。

一方、小林は言う。

「カンドラが乗った瞬間、『満貫でトップになれる』とも思ったが、『が出にくくなったのに、オリにくくなってしまったな』とも思った」

やはり、これが、小林の微妙なバランス感覚を表している言葉だろう。

必ず、絶妙な両面のバランスを取っていく。

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これでもまだ、これを僥倖のトップと言えるだろうか。

本人はそう言ったが、私にはとてもそうは思えなかった。

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そして、小林はこう言い放った。

「高い手を狙わなくてもトップは取れるんです(゜―゜)」

これこそが、小林が絶妙なバランスで築き上げた妙技である。

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首位の小林が、頭1つ抜け出した。

 

■次回3/16(月)21:00から15、16回戦をAbemaTV 麻雀チャンネルにて放送予定
https://abema.tv/channels/mahjong/slots/8uKKXDRPF9TjKu

 

 

藤田晋invitational RTDリーグとは

2014年に麻雀最強位を獲得した藤田晋が、団体の垣根を超え、今最も強いと言われている麻雀プロを招いて開催される長期リーグ戦。
予選ではBLACK DIVISION・WHITE DIVISIONそれぞれ8名ずつの選手が出場し、各ブロック予選全54回戦をすべて放送する。
前代未聞のスケールで開催される今大会は、名実共に最強の雀士を決める戦いと言っても過言ではない。

今期のRTDリーグは、毎週月曜日・木曜日の午後21時から最新対局を放送!!
(日曜日のお昼に、その週の最新対局をまとめて放送)

 

視聴方法:AbemaTV( PC版 / iOS / Android)

▼PC版
http://abema.tv
▼iOS版
https://itunes.apple.com/jp/app/abematv/id1074866833?mt=8
▼Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=tv.abema&hl=ja
視聴は全て無料でご覧いただけます。
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▼AbemaTV麻雀ch
https://abema.tv/now-on-air/mahjong
▼RTDリーグ公式サイト
https://rtdmonthly.amebaownd.com/
▼AbemaTV麻雀ch公式Twitter
https://twitter.com/abema_mahjong
▼RTDリーグ公式チャンネル(アーカイブ放送)
https://abemafresh.tv/rtdmonthly
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この記事を書いた人

鈴木 聡一郎
鈴木 聡一郎
1983年生、千葉県出身
早稲田大学在学中の2004年、最高位戦日本プロ麻雀協会に29期前期生として入会。
以後10年にわたり、観戦記者として活動中。
最高位戦の対局以外にも、モンドTV、マージャン101などの観戦記を執筆。
観戦記以外には、書籍「麻雀偏差値70へのメソッド」(石井一馬)、コラム「麻雀強者の哲学」(鈴木たろう)の構成としても参画。

Twitter:@tsukunenn
ブログ:http://luckytsukunen.blog.fc2.com/

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