麻雀ウォッチ

オススメ
検索
メニュー

【鳳南研究所】「フリー雀荘の平均レベルは天鳳何段か?」の話 天鳳六段、七段とフリーのおっちゃん

【鳳南研究所】「フリー雀荘の平均レベルは天鳳何段か?」の話 天鳳六段、七段とフリーのおっちゃん
鳳南研究所
2017年12月01日 11:00
鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
  • 毎日11時に過去記事、21時に最新記事が公開されます。
  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

「フリーのお客さんのレベルは平均して天鳳○段くらい」なんて話、あるじゃないですか。

アレ、あんまり意味のない話だな、と個人的には思っている。

というのも、メンツのレベルなんて言うのは、店によって千差万別。

極端な話、渋谷の祝儀1万点相当のカラ~イ店なんかはみんな八段くらいはあるだろうし、地方の安い店は、三段くらいかもしれない。高くて、レベルも高い店に来る弱い人というのは、本当に一瞬で淘汰されて来店しなくなるので、必然的にレベルは上がっていく。

おっちゃん達の強さ

ただ、一般的に弱いと言われている、「場末の汚い店」で打っていても、「ああ、このおっちゃんは、その辺の七段より強いや・・・」と感じることは良くある。

その強さというのは・・・

1201-1-min

こういうや、

1201-2-min

こういうを簡単に打ち出さない強さのことだ。

このを切ってしまう七段は、結構見かける。

ところが、都心の強いおっちゃんも、場末の強いおっちゃんも、こういう牌は絶対に切らない。これは「押し引きが云々~~~」「自分の手がイーシャンテンで云々~~」という理屈ではなく、「これを打つのは損だ」と体に染み付いているからだ。

別にこれが刺さるとか刺さらないが問題ではない。中途半端な手牌から、中途半端な牌を切る回数の問題だ。

例えば、天鳳の七段、八段というのは、リーチ判断を間違いにくい。「ピンフのみはリーチ」「愚形でも大体リーチ」なんて、セオリーが根付いているから、リーチ判断に迷いが生じにくく、正解の選択肢を選びやすい。

場末のおっちゃん達は、リーチ判断なんかはとってもよく間違える。ピンフドラ1をダマにしてみたり、役なしドラドラのカンをダマにしてそのままツモったり、一巡回してリーチしたりする。

だけど、麻雀の強さというのは、本質的にはそこじゃない。カンを1巡だけダマにするよりも、

1201-3-min

「このを切るのが損」という肌感覚があるかどうか、これこそが麻雀の強さだと思う。

別にカンを一巡ダマにしたところで、どうせ次巡ツモ切りリーチするんだから、たいして影響しないが、ここで何を切るかというのは勝負に直結する。

このを切らないおっちゃんが天鳳をやってみたとしよう。おっちゃんはおっちゃんなので天鳳は長続きしないし、どうしてもトップを取りに行ってしまって、七段にたどり着かないかも知れない。

ただ、「麻雀の強さ」という意味では、六~七エレベーターの人より強いおっちゃんなんていうのは、場末にだってゴロゴロいるのだ。

おっちゃんは揺さぶるけど揺さぶられない

かつて、渋谷で一番強いと言われていたという、某伝説的な打ち手と一度だけ2人で飲んだことがある。当然麻雀の話になる。色々聞いてみたかったが、何切るとか、押し引きとか、そういう技術的なことを話すのはなんとなく野暮な気がして、話題を出さなかった。その中で、彼がこんな事を言っていたのがとても印象に残っている。

「麻雀は心技体のスポーツ。そりゃ技が一番大事だけど、心が弱っても体が弱っても勝てないよ」

そうなのだ。体はともかく、心が弱ると打牌もブレてしまうのだ。

天鳳で実力を付けて七段になり、いざ鎌倉、と場末に飛び込む人間も、場末のおっちゃん達の先ヅモ、早く切れの指トントン、どうでも良い三味線、その他なんのかんのによってペースを狂わされ、結局勝てないなんてことが良くある。

典型的なのは、負けが重なり、少し自信がなくなってくると、下手なおっちゃんの無謀な押しが正しく思えてきて、自分も真似して押して自滅する、なんてケース。普段、上の画像のを切らない人間も、メンタルを揺さぶられ、を切ってしまうようになることがあるのだ。これは私自身も身に覚えがあるし、そういう人を何人も見てきた。

強いおっちゃんは、天鳳七段には技術で劣ったとしても、メンタルはそうそう揺れない。負けが込んでいる時にをツモっても、一貫して切らないもんは切らないし、指トントンで急かされても、そ知らぬ顔して「ウーン、参ったなー・・・」とか言いながらマイペースを貫く。そういうもんだ。

結論

技術の面や知識の面では 天鳳六、七段エレベーター>強いおっちゃん
麻雀全体としてとらえると 強いおっちゃん>天鳳六、七段エレベーター

あくまでもこれは「強い」おっちゃんの話だし、個人的な見解にすぎないので、異論は大いに認める。ちょっと話が精神論的と言うか、昭和の麻雀文学的な感じになってしまったかも知れないが、言いたいことは大体こんな感じだ。

関連記事

プロフィール

麻雀界の最新ニュース、コラム、インタビュー、ランキング、スケジュールなど、麻雀に関するあらゆる情報を発信する日本最大級の麻雀ニュースサイト。

著者リスト

  • 青木 さや
  • 学生麻雀連盟
  • 学雀連代表 げっち
  • きゅ~
  • 一井 慎也
  • 研タロウ
  • 女子麻雀サークル MAGNET
  • まろちょふ
  • 麻雀王国営業部 しーちゃん
  • 麻雀ウォッチ編集部ライター
  • 小鶴
  • 麻雀ウォッチ編集部
  • 麻雀新聞
  • 麻雀界
  • nakamura
  • ネマタ
  • 斎藤 俊
  • スタジオ カドタ
  • 谷崎 舞華
  • 山崎 一夫
  • taroo 河下太郎
  • 鈴木 聡一郎
  • 渡辺 英行
  • 福山純生 (雀聖アワー)