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【鳳南研究所】余剰牌の持ち方と押し引きの相性【天鳳強者の麻雀観】

【鳳南研究所】余剰牌の持ち方と押し引きの相性【天鳳強者の麻雀観】

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鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
  • 毎日11時に過去記事、21時に最新記事が公開されます。
  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

ゆうせーさん(@getawonarashite)の牌譜より。

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8巡目という微妙な時間帯。他家の捨て牌を見ても、割と煮詰まっている頃合いだ。だが1枚切れのを切ってドラ受けを残す。

ゆうせーさんは、押し引きのバランスが割と守備寄りで、気合オリも多用するタイプ。余剰牌は攻撃的な牌を残すことが多い。対して・・・

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秋田のにんにくさん(@ninnikuoiseee)の牌譜より。567の三色目はあるが、切って2人に安全な残し。
この人は割と押し返しが強いタイプで、中抜きオリはあまりしないタイプ。余剰牌は、割と守備的な牌を残すことが多い。

打ち手の余剰牌の持ち方と押し引きのパターンは、4種類に分類できる。

Aタイプ 攻撃余剰牌を持つことが多め - 中抜きタイプ(ゆうせーさんタイプ)
Bタイプ 攻撃余剰牌を持つことが多め - 粘りタイプ
Cタイプ 守備余剰牌を持つことが多め - 中抜きタイプ
Dタイプ 守備余剰牌を持つことが多め - 粘りタイプ (秋田のにんにくさんタイプ)

天鳳、特に鳳凰卓の強者の牌譜を見ていると、Aタイプ(ゆうせーさんタイプ)か、Dタイプ(にんにくさんタイプ)に該当することが多い。これはもちろんどっちが良いとか悪いとかそういう話ではない。どっちも一長一短なのだ。

ただ、Bタイプ、Cタイプと比べると、Aタイプ、Dタイプの方が、余剰牌の持ち方と押し引きの相性が合っているんじゃないかな、という気はする。

Aタイプ・・・攻撃的な余剰牌を残し、リーチが来たら中抜きも辞さないタイプ

攻撃的な余剰牌を残すことで、自分の手牌の価値を上げることを重視する。
切り遅れたなら切らなければ良い、もしくは余剰牌にくっついたら押し返せば良い、という考え方。放銃率が低いことが多い。

Dタイプ・・・守備的な余剰牌を残し、リーチ後の押し返しや粘りを見るタイプ

守備的な余剰牌を残すことで、相手リーチが来た時に残した牌を切りながら粘ることを重視する。
このタイプにとっては切り遅れは致命傷だ。相手の危険牌をリーチが来る前に処理し、なるべく安全に追いかけリーチに持ち込む。危険牌を持ってきたら、宣言牌で勝負だ、という考え方。高打点のアガリが多い。

例えばBタイプは、押し返す時に危険牌を切る回数が多くなり、危険が危ないっつーか、頭痛が痛いっつーか・・・。押し返す時に危険牌を切るのであれば、放銃率が上がる分、和了率も下がってしまう。

Cタイプだと、自分の手の価値を上げにくくなり、馬から落馬しちゃうっつーか・・・。どうせ安全進行できるのであれば、自分の手を強くできる可能性を上げたほうが良い。

全然関係ない話だが、「我が巨人軍は永久に不滅です」も、頭痛が痛いシリーズの一つらしい。言われてみれば確かに・・・。

また、この「余剰牌と押し引きの相性」という考え方は、自分の手牌進行にも応用できる。例えば・・・。
東1局、南家、8巡目。ドラ。以下の牌姿で何を切るか。

①の牌姿は現状リーのみのイーシャンテン。それほど押し返したい手ではない。

どうせ後手でテンパイしてからオリても損じゃない手なので、ドラ表の(攻撃余剰牌)を切り遅れるリスクは気にせずを切り、ギリギリまでドラ受けを残して自分の手の価値を上げに行くのが良いだろう。

②の牌姿はドラ4のリャンシャンテンの手牌。是非押し返したい手だが、8巡目でリャンシャンテンだと先手を取るのは厳しいところだ。

アガリたい手牌だからこそ、後々押し返しやすいようにを先切りしておき、リーチが来た後も(守備余剰牌)を切って粘っていくのが良いだろう。

本当は平面何切るだけで語りきれる話ではないんだが、まあ言いたいことはなんとなく伝わるだろう。

 

まとめ

★強者は大体「攻撃余剰牌×中抜き」タイプか、「守備余剰牌×押し返し」タイプ。

★後手で中抜きする手なら、切り遅れを恐れず攻撃余剰牌を持って進行するのが良い。
 後手で押し返す手なら、危険牌は先に処理し、守備余剰牌を持って進行するのが良い。

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

2018年10月『現代麻雀の神ワザ ~天鳳強者の牌譜徹底分析~』をマイナビ出版から発売

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