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【鳳南研究所】フリー麻雀で勝つために大切な「打牌速度」の話

【鳳南研究所】フリー麻雀で勝つために大切な「打牌速度」の話
鳳南研究所
2017年12月07日 11:00
鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
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  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

 家から歩いて3分ほどのところに、チェーンのフリー雀荘がある。場代の安い店(婉曲表現)で、客は学生とオッサンが半々くらい。場代が安い(婉曲表現)のが少し物足りなくもあるが、牌が握りたくなってどうしようもない時は、たまにふらっと立ち寄る。

この店では、私がリーチをかけても誰1人オリない。まぁ、場代が安い店なんて大体そんなもんだ。それはいいとして、気になるのは「卓の進行速度がやたらと速いこと」だ。

客もメンバーも、ノータイムでペシペシ牌を切ってくる。字牌整理の数巡はおろか、少し煮詰まってきてからもノータイムで牌を切ってくる。点棒授受なども、速いというよりもせわしなさを覚える。

試しにメンピンツモ赤裏を「3000-6000」と申告してみたら、みんながささっと点棒を払って何もなかったかのように次局が始まった。ラッキーw

雀鬼流の影響なのだろうか。「速く切るのがカッコイイ」という価値観は、若い学生なんかによく見られる。だが、当たり前の事ながら打牌の速さと強さには何の関係もない。「なんとなく強そうに見える」だけだ。

私も雀鬼流から麻雀を覚えたため、こういった価値観を持っていた時期は確かにあった。

だが断言しよう、速く切ったところで、ただミスが増えるだけだ。いくら麻雀が上手くても、こういったところに弱点があると勝ちきれない。

打牌が速く、サクサク回る卓に入ると、なんだか速く打たないといけないような気がして、つられて速く打ってしまう人も多くいる。十年以上麻雀を続けている人でさえ、だ。これは多くの場合無自覚。

だが、勝ちきっている人は、周りのペースに惑わされず、考えるべき局面はしっかり考えている印象がある。

ノータイムで切れる牌はノータイムで切れば良い、しかし考えるべき局面でも雰囲気につられて速打ちするのは良くない。考えるべき局面では30秒でも1分でも考えてから切れば良い。

それを急かす権利は誰にもないし、指カチカチやられても見てないフリをすればよし。

場末のオヤジ達の例

 寂れた雑居ビルに入った場末雀荘のオヤジ達はどうだろうか。先ヅモこそすれ、ノータイムでパシパシ切るオヤジなんて一人もいない。

人には急かすクセに、みんな「ウーン、チョット待って」とか言いながらマイペースに牌を切るw「焦って切っても良いことなんか何もない」って、身をもって知ってるからだろう。

天鳳高段者の例

 天鳳の十段や、天鳳位の場合はどうだろうか。

観戦していると、みんな本当に一打一打考えて切っているのが見て取れる。自分の成績を少しでも上げるため、一つでも上の着順を取るため、卓上の情報を必死で集めて、制限時間の中で必死で最適解を出そうとしている。

ちなみに、天鳳だと休みの日は割とみんなゆっくり考え、平日の夜(特に24時頃)はみんなサクサク切る傾向にある気がする。これは、次の日仕事があるかどうかで心の余裕具合が変わってくるからじゃないかなと勝手に思っているw

プロの例 協会、最高位戦

 プロのタイトル戦は、どうしても切るのがゆっくりになる。そりゃそうだ、結果一つでその人の人生すら変わりかねない戦いだからだ。

ちょうど今の時期(編注 2017年10月)は協会の「雀王決定戦」と最高位戦の「最高位決定戦」が両方やっているのでちょくちょく見ているのだが、打牌速度は協会の方が1.5倍くらい速い。

最高位戦の方は、「格式」的ななんやかんやが打牌速度に影響を与えている印象。

ちなみに内容は非常に濃くて面白いので、麻雀好きなら一見の価値あり。

大事なのは「自信をもってゆっくり切ること」

つい急かされちゃう人が、じっくり考えるためにはどうすればいいのか。答えはただ一つ、「自信を持ってゆっくり切る」ことだ。

打牌が速い人3人の卓に入っても、自信を持ってゆっくり切ること。サクサク進む卓でゆっくり考えて切ったって、何の問題もない。牛歩は論外だし、ノータイムで切れる局面はノータイムで切ればいいが、考えるべき局面でじっくり考えるのは、マナー違反でも何でもない。

コイツは急かしても無駄だわ、と思わせたら勝ち。一半荘終わる頃には卓の雰囲気も大分変わり、みんなの打速も大分ゆっくりになってくる。

切る牌以外にも考えてから切るべき局面

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これは天鳳なので何も考えずにを切ればいいが、フリーやセットなどのリアル麻雀ではノータイムでを切ってはいけない。切る前に、必ず確認すべきことがある。「今持ってきた、の見えている枚数」だ。

下家や対面からが出てきたとき、出てからの枚数を数えているようでは遅い。が3枚飛びなのに思わず鳴きそびれたり、生牌なのに思わず「ポン!」と言ってしまったりという経験は誰しもあるはずだ。

リーチが入っている時などは特に、出て行く牌の安全度を含めて「何を鳴くべきか」を考えておく必要がある。一瞬河に目をやるだけで良い。天鳳は止まってくれるから楽だけど。

ちなみに、早く打ちたい人を否定はしません。麻雀の楽しみ方は人それぞれなので。長考する人を急かす権利は誰にもないように、早く打ちたい人をゆっくりにさせる権利も誰にもない。

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