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【鳳南研究所】ウルトラ立直さん(天鳳位) パンダだと思わせといて黒いデジタル!!【天鳳強者研究31】

【鳳南研究所】ウルトラ立直さん(天鳳位) パンダだと思わせといて黒いデジタル!!【天鳳強者研究31】

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鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
  • 毎日11時に過去記事、21時に最新記事が公開されます。
  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

 

31人目の強者研究は、天鳳位のウルトラ立直さん(@robopanda03gou

この人は、「局面のコントロール」に長けている印象がある。自分がアガれない手のときに、いかに自分に有利な展開を呼び込むか、というのは(完全順位制の天鳳では特に)重要なところだ。

常に自分が少しでも有利になるにはどうしたらいいかというのを考えながら、丁寧に打っている印象がある。石橋プロのキャッチフレーズとして「黒いデジタル」というのがあるが、結構そんな感じだ。

ちなみに、天鳳位になった後もずっと天鳳を打ち続けており、ずっと2300近いレートを維持し続けている。

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まずはこの局面。

牌譜はこちら

オーラス、今ラス目の親リーチを受けたところ。これをツモられると一気にピンチが訪れるところ。なんとかしたいが、この手ではちょっとどうしようもできなさそうだ・・・。

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そこへ出てきたをポンだ。のノーチャンスを全員に見せることで、両脇2人が安全牌に窮しにくく、オリやすい状況を作り出す。単なる一発消しではない。一発消しなら、宣言牌のをポンするはずだからだ。

今自分ができるベストな選択は、「他家のオリ打ちの可能性を減らすこと」。自分の手ではどうにもならない状況でも、なるべく良い展開になるよう局面をコントロールする。素晴らしいポンだ。

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南3局

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下家は門前だが明らかなホンイツ模様。ラス目の親には一牌も下ろさない。

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オーラス

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トップ目で形式テンパイを入れているところ。どこからもリーチ・仕掛けは入っていないが・・・。

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ここは安全牌ののトイツ落とし。形式テンパイの価値が高くなく、このド終盤であれば2着目・3着目にダマテンが入っていてもおかしくない。赤が一枚も見えておらず、高いダマテンに飛び込めばサラッと2着落ちだ。

終盤までどこにも動きがないというのも、それはそれで怖いもの。丁寧。

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実際に、親は役なしながらもテンパイしていた。

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2軒リーチを受けている局面。親でテンパイだが、が4枚切れではさすがに厳しいとみてダマテンにした。完全安牌もなく、ここから先は難しい選択が続くことになりそう。

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ワンチャンスのは押し・・・

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通りそうなも押して残りツモ番一回。

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さすがにここでオリを選択。ファジーで難しい選択肢に身をゆだね、行き過ぎず、守り過ぎない。

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はポンした。巡目も深まりつつあるところで、(タンヤオの)シャンテン数変わらずの不安定な形が残るとはいえ、ドラ3なら鳴いた方が良いか?

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ラス目の親番で、供託もあるためアガリがかなり偉い局面。だがはスルー。全員遅そうな捨て牌のため、もうちょびっとだけスルーする猶予があるとみた。場をきちんと見定め、チャンスは逃さない。何も早くアガることだけが「速度を合わせる」ということではない。

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1巡目ポンから、即座にカン。形はまとまっていないが、ラス目ならなるべく暴れ散らかす。「オレは今から散らかすぞ」と他家に宣言する加カン。

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字牌よりも7や8を残す。7の有効牌は8と9だが、の有効牌はだけ。ポンの1ハンは、純チャンになる1ハンとイーブンだ。

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東1局、南家がドラのをカン。この瞬間にこの局のテーマが決定。

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テーマは「配牌オリ」だ。こんな手では戦いようがないので、安全牌を溜め込んで・・・

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と合わせ打ち開始。イーペーコーや暗刻などで役が付いているダマテンまでケアする。どうせアガれないのだから、やるならここまで徹底した方がいいだろう。


 ウルトラ立直さんの牌譜は、工夫があって見ていて面白かった。これからも、たくさんの良牌譜を残して欲しい。

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

2018年10月『現代麻雀の神ワザ ~天鳳強者の牌譜徹底分析~』をマイナビ出版から発売

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