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【鳳南研究所】フリールールでの差し込み判断 完全版!!

【鳳南研究所】フリールールでの差し込み判断 完全版!!

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素点の関係ない天鳳では、差込みによって着順を確定させる、という戦術が非常に有効に機能する。8万点持っているトップ目でオーラスを迎えたなら、子のリーチにサッサと差し込んで終わらせられる。親に連荘されてまくられる可能性だってあるんだから、差し込めるだけの点棒を持っているなら差し込むのが当然だ。そのおかげでラスになった人には恨まれるだろうけど知ったこっちゃないw

天鳳はそんな感じだが、じゃあ素点や祝儀のあるフリールールだとどうか。今回はこれを考えてみたい。
※なお、祝儀5000点相当のルールの祝儀1枚の価値は、東一局の点棒にして約1000点ほどの価値と言われているが(参考記事:祝儀牌のある手の押し引き)、今回はオーラスでの着順の変わらない差込みを想定しているため、祝儀1枚の価値は単純に点棒5000点分だ。

想定するルール

・25000点持ち30000点返し、ウマ1-3。

・祝儀は5000点相当。鳴き祝儀。

リーチへの差込み

 リーチへ差し込むことを考える時、まずは「リーチに差し込んだらどのくらい点棒、チップが減るのか」ということを考えておかないといけない。

①相手リーチに一発でない時に振り込んだ場合、平均打点が大体5000点

②祝儀については、オーラスのため1枚=5000点と単純計算できる。
・リーチ者が赤牌を持っている枚数の平均は、0.67枚(赤が3枚とも見えていない時。ソース:「とりあえず麻雀研究始めてみました」より
・裏ドラが乗る平均枚数を0.3枚とする
→0.67+0.3=0.97 というわけで、リーチに放銃した場合の平均チップ損失は、約1枚。

つまり、リーチに一発以外で放銃した場合、平均して大体1万点ほどの損失(点棒5000点+チップ1枚)で、になるわけだ。

2着や3着から1着順落ちた時は2万点の損失。単純化のためにツモられた時の損失を考えないものとして、50%の確率で着順ダウンがある状況ならリーチに差し込むべきだが、そんな状況、実はそんなにない。

例えば、こんな点棒状況を考えてみる。
オーラス
トップ目 75000
自分(親) 16000
3着目      6300
ラス目   2700
現状自分が2着目で、3着目とは9900点差。トップ目と3着目の2件リーチがかかっている状況で、自分の手はバラバラで戦えない。
2着をキープするため、トップ目に差し込むか!?

この状況で差込みをせずにベタオリした場合、トップ目、3着目のアガリの内訳は大体こんな感じになるだろう。
(単純化のため、流局とかラス目のアガリとかは考えないし、3着目の跳満出アガりも考えない)
無題2

とっても大雑把な計算だが、3着目がツモって満貫に届かないケースも考えると、大体15~20%くらいしかまくられないわけだ。となると、15~20%で2万点失うことを恐れて、トップ目へ差し込んで1万点損するのは、明らかな損失となる。
ではこれが、トップを守るための差込みだった場合はどうだろうか?
トップから2着に落ちた場合には、4万点の損失となる。15%で4万点失うのと、差し込んで1万点失うのでは、やはり差し込んで1万点失う方が損だ(4万点×15%=6000点)。実際にはツモられた時の損失もあるためもう少し差は縮まるかも知れないが、差込みせずにオリることが大悪手になるパターンはほぼないといっていいだろう。

結論:フリールールでリーチに差し込んで良い局面はないと思え

仕掛けへの差込み

今度は仕掛けへの差込みを考えてみる。

①赤を晒している仕掛け
  

着順キープのため、この仕掛けに差し込むかどうか(前述の通り鳴き祝儀)。

2副露者が手牌の中に赤牌を持っている枚数の平均は、約0.3枚(残りの赤が見えていない時。ソース:「とりあえず麻雀研究始めてみました」より)。

となると、この手に差し込んだ時、見えている赤1枚と合わせ、平均でチップ1.3枚(=約6800点)の損失となる。
それに放銃打点を加えると・・・やっぱり1万点くらいの損失になるだろう。リーチに差し込む時の損失と変わらないので、これも差込んじゃダメだ。
結論:フリールールで赤を晒している仕掛けに差し込んで良い局面はないと思え

②赤を晒していない仕掛け
  

この場合はどうだろう。

今度は赤を晒していない。手牌の中に赤牌を持っている枚数の平均は、約0.45枚(=約2250点)。差した時の放銃打点は平均3000点ほど。
というわけで、これに差し込むと大体5000点ちょっとの損失となる。

オーラス
トップ目 75000
自分(親) 16000
3着目      6300
ラス目   2700
現状自分が2着目で、3着目とは9900点差。3着目のリーチがかかっており、トップ目は2副露でほぼテンパイ、自分の手はバラバラで戦えない。
2着をキープするため、トップ目に差し込むか!?

もう一回さっきの表を持ってこよう。↓

無題2

この表の通りで計算すると、2着目からはあんまり積極的に差し込む局面はなさそうに思える。ただ今回は、仕掛けが途中でオリてしまう可能性が大いにある。そうすると、3着目の満貫以上ツモの確率が大分上がるので、差し込んで5000点なら、差し込めるなら差し込んでいいだろう。また、現状トップ目でまくられかねない時には、ガシガシ差し込んでいくのがいいだろう。

結論:赤を晒してない仕掛けに対しては、着順ダウンの危険が差し迫っているなら差し込んでOK(特にトップ時)


以上。 どれも計算は大雑把だが結構な大差のため、結論はあまり変わらないだろう。
また、今回は鳴き祝儀の祝儀5000点相当を想定しているが、これが面前祝儀だったり、祝儀2000点相当だったりすると、もうちょっと差し込んで良い局面が増えるはず。

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

2018年10月『現代麻雀の神ワザ ~天鳳強者の牌譜徹底分析~』をマイナビ出版から発売

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