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【鳳南研究所】「文化の違う打牌」を吸収して強くなる

【鳳南研究所】「文化の違う打牌」を吸収して強くなる
鳳南研究所
2018年01月09日 21:00
鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
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  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

 

私のオヤジは麻雀打ちだった。もちろん別に麻雀で生活しているとかそういう意味ではなく、単純に麻雀が好きなオッサン、という意味だ。今は飽きてやめてしまった。

私が子供の頃は、オヤジは「社長」なのだと聞かされていた(実際のところは自営業だったというだけなのだが)。深夜帰りになることもしょっちゅう。ある時私は「なぜオヤジはこんなに帰ってくるのが遅いんだ、社長は偉いんだから早く帰ってくればいいじゃん」とお袋に聞いてみた。お袋は「社長は偉いし人よりお金を多くもらってるから、その分多く働かなきゃいけないのよ」と答えた。その時は、うーん、そういうもんなのか、と納得していた。が、後から聞いたら、深夜帰りの時は大体麻雀打っていて、というパターンだったようだw

フリー雀荘ではなく、「高くて危ないところ」に出入りしていたらしい。勝負事にはめっぽう強く、勝って帰ることが多かった、と本人は言っているが、本当のところはわからない。まあ、本人の名誉のため、強かったということにしておこう。

一度麻雀を打っていて帰りが深夜になったオヤジは、家の前までたどり着いて鍵を持っていないことに気づいた。家を出るときに忘れてきたのだ。
もうお袋も子供も寝ている時間帯、オヤジは強攻策に出た。家の塀をよじ登り、2階の窓から侵入しようとしたのだ。幸い、2階の窓は開いており無事家に入れたのだが、ふうと一息ついたオヤジは10分後、青ざめることになる。警察が家に来たのだ。家によじ登る姿を隣の家の奥さんが見ており、泥棒と勘違いして通報したらしい。
この時ばかりは大変な目に遭った、とオヤジは言っているが、私はまるで覚えていない。多分、寝てたんだと思うw

 

そんなオヤジと酒を飲むと、やっぱり麻雀の話になる。オヤジはこの世代のスタンダードというべきか、「流れ論者」である。なんで流れがあると思うのか、と聞いてみると、「オレがずっとやってきた麻雀には流れがあった」「世の中の勝負事にはみんな流れがある」と返ってくる。

また、麻雀は「ゲーム」ではなく「勝負事」と捉えている。「科学する麻雀」が出版されてから、麻雀界は大きく変わった、なんて話もしてみるが、「いくら確率的に有利だろうが、ここぞの場面で勝てるとは限らないから、勝負勘を磨いて・・・」という話になる。

私はオヤジの思想を良いとも悪いとも思っていない。というか、今みたいに「デジタル」な読み物がない時代に麻雀を打っていれば、流れ思想になるのはごく自然なことだと思うし、「論破してやろう」とかいうつもりも毛頭ない。こんなもん食べ物の好き嫌いの話みたいなもんだ。

そしてオヤジはやはりというべきか、「場荒らし」「暴牌」に関して持論を持っている。「ドラを鳴かせたら責任を取るのがスジだ」「暴牌を打つのは周りに迷惑がかかる」といったことだ。「暴牌を打って刺さっても、自分の点棒がなくなるだけなんだから勝手じゃねーか」というわけにはいかないらしい。これも「文化」の一つだろう。

麻雀には、そのコミュニティ毎に「打ち筋の文化」がある。

例えばたの@さんのこの一打。

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もう仕掛けに追いつかないとみて、ではなくから切っていく。白や北は他家が出てきた時用の安牌だ。これは「競技麻雀の文化」っぽい一打。

競技麻雀を見ているとこういった手順を見ることがままあるが、天鳳ではやはり字から先に切っていく文化が根強い。これはどちらがいいとか悪いとかではなく「文化の違い」だと思う。

私はフリーや天鳳を中心に麻雀をやってきた人間なので、競技麻雀を見始めた頃は、選択が違いすぎて拒絶反応に近いものがあった。しかし長らく競技麻雀を見ていくにつれて、「これは単なる文化の違いなんだな」と納得することが多くなったように思うし、以前は「ありえない!」と思っていた選択もしっくり来るようになったりした部分もある。

天鳳の中でも同じだ。フーロ率4割の人が面前派の人の打牌を見てもしっくり来ないだろうし、押しまくって成績を残している人がオリまくって成績を残している人の打牌を見てもしっくり来ないんじゃないかと思う。

自分と違う人の打牌をずっと見ていると、間違いなく自分の麻雀の幅は広がる。麻雀の幅を広げるためには色んなタイプの強者の牌譜を見るのが良いだろう。「カレー」という食べ物が日本に入ってきて初めて「カレーうどん」ができたように、我々も色んな文化を吸収して献立のバリエーションを増やしていこう。

・・・うーん、最後のカレーうどんのたとえは、我ながら何が言いたいのかさっぱりわからんなw

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