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【鳳南研究所】「打ち手としての魅力」はどこから生まれるか?

【鳳南研究所】「打ち手としての魅力」はどこから生まれるか?

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鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
  • 毎日11時に過去記事、21時に最新記事が公開されます。
  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

「魅せる麻雀」の存在

「魅せる麻雀」ってあるじゃないですか。

手役で高打点を作ってぶつける。跳満、倍満、はたまた役満だー!!みたいな。
私自身は大味だなあ、と思ってしまうけれども、これが良いとか悪いとか言うつもりは全然ない。勝つときは派手な勝ち方をするから、見ていて魅了される人がいるのはすごくよくわかる。私自身も麻雀始めた頃よく「モンド」を見ていて、そこで麻雀の魅力に取り憑かれたようなところがある。

で、それに対して「魅せない麻雀」も、ずっとあったわけですよ。派手かどうか、見栄えがいいかというのはとりあえず置いといて、ひたすら実利を取りに行く麻雀。「カミソリ~~」とかですね。

麻雀界の歴史上、はっきり言ってしまえば、タイトル戦などで実績を残してきたのは「魅せない麻雀」の方だ。
ただ、「人気」「麻雀人口の増加」という視点で見てみると圧倒的に「魅せる麻雀」に軍配が上がっているわけだ。その意味で、「魅せる麻雀」の功績は非常に大きいものだったと思っている。だってもし「魅せる麻雀」をする人がおらず、麻雀人気が出ていなかったら、今頃雀荘なんて一軒残らず潰れてたかも知れないわけじゃないですか。ねえ。


実利を追い求めてるだけなのに「魅せる」打ち手

天鳳の世界は、「魅せない麻雀」で成り立っている。個々のプレイヤーは別に麻雀人口を増やすために打っているわけじゃないんだから、実利だけを追い求めるのは当たり前。というか、観戦者もいないのに勝手に魅せてラスったりしたらバカバカしすぎる。

ただ、実利の追い求め方は人それぞれなので、当然打ち筋には「カラー」が出てくる。そうすると、カッコイイ打ち筋で成果を残す打ち手の周りには、当然人が集まってくる。古くはリツミサンやいちはらさん、松井CSさんなどで、最近だと木原さんやzeRoさんあたりだろう。

鳳南研究所ブログでは数十人の鉄強達の牌譜を扱ってきたが、当然、人それぞれ打ち筋の「カラー」がある。そうすると、どうしても「強いし、魅力を感じる打ち手」と、「強いけど、あんまり魅力を感じない打ち手」というのが出てくる。

強者の「オリジナル打牌」に魅せられる

また、「超一流の打ち手」の牌譜を見ていると、私のような凡人にはなかなか思いつかない、でも考えてみれば確かにイケてるわ、という「オリジナリティー溢れる打牌」が良く見られる。オリジナリティ溢れてるのは別にオリジナリティ溢れさせたいと思って打ってるわけではなくて「勝つため」にやってるにすぎないのだが、そういう打ち手には「打ち手としての魅力」が出てくる。21世紀の魅せる麻雀だ。
これは別に「魅せる」のが先に来ているわけではなくて、あくまでも勝ちにこだわった結果、副次的に「魅せる」打牌が繰り出されているわけだ。「魅せてー!!天女にオレの打牌、魅せてー!!」と思って魅せさせてる人だっているかも知れないがw

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通り一遍の打牌だけで、ずば抜けた成績を出せるはずがない。麻雀を考えて考えて深く考え抜いていると、誰しも「自分だけの一打」に行き着くんじゃないかと、勝手に思っている。別にそれが必ずしも正解じゃなくたって良い。何度も「自分だけの一打」を繰り返して、「やっぱりこれは損だな」って思ったら後から修正すれば良いわけだから。


オリジナリティ溢れる打ち筋といえば・・・以前一度紹介したことのある「sandiris」さんは、非常に特徴的な打ち筋。言うなれば「超ホンイツ型」とでも言うのだろうか、とにかく染めまくる。一半荘に3回くらいは染めてるんじゃないだろうかw

sandirisさんが染める手牌の中には、手牌だけ見たら染めない方が得な牌姿だってあるかも知れない。ただ、ひたすら染めまくるsandirisさんの中には、間違いなく「オレ流ホンイツのキモ」みたいなものができているはずだ。
人よりも「ホンイツのコントロールの仕方」(手を短くしてからの押し引きだったり、圧のかけ方だったり、上家の見極めだったり・・・)が優れていれば、当然人よりも染める頻度を高くした方が勝ちやすくなるわけだ。麻雀の型は一つではないし、麻雀の極め方も一つではない。

別に「オリジナリティがある方が良い」とか「オリジナリティがないとダメ」とか言うつもりなんてない。オリジナリティ溢れる弱い人なんて山ほどいるわけだからw
ただ、何百人だか何千人だかいる鳳凰民の中からずば抜けた成績を出そうと思うなら、自分だけの一打は必要になってくるのかも知れないな、とも思う。
別に奇をてらう必要はない。きっと強者の「オリジナル打牌」は、熟考とチャレンジの末に、自然と出てくるものなんじゃないだろうか。

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

ブログ:鳳南研究所
Twitter:@hounan_

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