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【鳳南研究所】天鳳強者研究④:一蓮峻潤さん(元十段) フリー強者の集大成!!

【鳳南研究所】天鳳強者研究④:一蓮峻潤さん(元十段) フリー強者の集大成!!

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鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
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  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第4回は一蓮峻潤さんです。元十段で、過去には天鳳位昇段戦までたどり着いた方。大体夜の鳳南はこの人が支配している。

牌譜を見た印象。スピードは追わず、多少遅くなっても打点に寄せていく。他家の安い仕掛けは大体無視して、リーチにも通りそうなところを切って粘って、アガリをもぎ取る。アガリまで行かないにしても流局間際には大体シャンテンになってる。天鳳というよりフリーっぽい打ち筋なんだけどもちろんラス回避の勘所は外さない。一局の大局観、半荘の大局観、どちらも非常に優れている。そんな感じの打ち手。

1_R
現状2着目、ラス目からのリーチの一発目だが、当然唯一の現物など抜かずにまっすぐ進んでいく。

2_R
2シャンテンだが、現物の一枚もない手。安易になど抜かずにまっすぐ切り。まあまあの手でオリきれる見込みもない局面では、中抜きなど一切しない。強者は大体を切っている気がする。

 

3_R
ラス前、親番5順目。下家のリーチの一発目。刺されば大いにラス率UPだがを切ってぶん曲げる。これをダマにしてしまうと典型的な地蔵三着型になりそう。

4_R
ラスとは離れた南2北家。この手はまっすぐには進めず、

5_R
このはスルー。ゴミ手で前に出ず、うっかりの面前での高打点の目のみ残して後は堅く打つ。

6_R
ラス目南2局。1000点でもあがって上家との点差を少しでも縮めに行く打ち手が大半だと思うが(私も絶対鳴いちゃう)、これをスルー。うっかりのツモ、チートイでこの局でまくることを画策する。

7_R
親リーにあがられても全く問題のない局面だが、1枚飛びのくらいは切って粘る。ラス目にはそうそうチャンスが巡ってこない鳳南、ラス目の時は少しでもチャンスがあれば狙っていく。

8_R
ここでギブアップ。

9_R
したわけではなく差を詰めるチャンスは逃さない。聴牌料も大きいので、タンヤオで聴牌すればくらいは切るんだろう。

10_R
さっきのをスルーするくらいなので、当然こんなは切って、ラス目の時は一局でまくりにいく。

11_R
下家は聴牌濃厚。上家も聴牌していてなんらおかしくない状況。放縦したら致命傷になりかねないだが、ラス目につきまっすぐ押す。中途半端にマンズなどきっている場合ではない。

12_R
1500は2100の価値はまあまあ大きそうだが、放縦は致命傷。全力バックにはしない。これをチーする強者も多そうだ。

13_R
東3局、今をチーしたところ。をホールドしてを切るのはまあ普通といえば普通なのだが、

15_R
この手牌も早々にトイツを固定してトイトイ決め打ち。役牌は重なれば強いし、後々1.2枚切られた後の安全牌候補にもなる。打点重視型強者の手組みはいつも押し返しやすさとセットだ。安全牌を持つのは守備力を高めるためではなく、後手を踏んだあとの戦いやすさ、自分のアガリのための安全牌だ。

16_R
こうして後ろからゆっくり攻めていく。

17_R
少しリードしている局面、当然もろひカンリーチなど打たない。祝儀比率の高い場ですら、この場況でのカンリーチは大分損に思える。普段はゴリ押しでもラス回避の大悪手は絶対に打たない。

18_R
これはペンチャンを払って筋で浮いているドラを両方キープ。この親で安手をあがってもしょうがないのでこれがベストチョイスだろう。

19_R
南2局、トップ目でラス目のリーチを受けたところ。ドラまたぎのと押していく。

オリ切ることは簡単な手だが、無筋の本数が多すぎるし、自分は両面テンパイ。もし放縦したとしても、

・戦闘モードの親の手を潰せる

・2,3,4着目が混戦になり、ラス前、オーラスが速攻の場になる(=トップをまくられにくくなる)

という大きなメリットがあるため、放縦のリスク自体が小さい局面だと言える。弱気な時だとついついオリてしまいたくなりがちだが、ここは東パツに普通の河のリーチを受けた時よりも、大分押しやすい局面なのではないか。

20_R
ラス目でリーチと仕掛けを受けている局面。中筋のは押している親のに刺さりうる。ここでは無理をせず完全アンパイの打(当然完全にオリるわけではない)。なかなか着実ないい一打だ。

21_R
ラス前。トップ取りの勝負手なのでアンパイのを切ってはちゃんとホールド。引きの最強シャンテンを逃さない。

22_R
後手に回らされている感があるが、これはチーしてトイツ落し。よくわからない仕掛けに翻弄されない。

23_R
大分上がれなさそうになってきたが、周りのよくわからない仕掛けは見ずに将来の自分の高打点だけを見る。

24_R
面前でもスピードは落としてうっかりうまくいった時の打点を作る。

25_R
これもラス争いの局面。一応打点もあるにはあるが、親の仕掛けにいち早く反応してを抜く。2900など打っている場合ではない。なんとなく手を進めて親に打ってしまう人が多い中で(私もそう)、この人は真っ先にオリ。この攻守の切り替えこそ強者たる所以だ。さっきまで仕掛けにバンバン押していた人がこれをあっさり降りられてしまう。そんな人が強くないわけがない。

26_R
これは染めても2000点から上手くいって3900なので染めない。

27_R
と見せかけてすぐにが重なったのですぐさま方向転換。一瞬で意識を切り替える。

28_R
カンチャン残りの打点のない手。このはスルー。これはもうシステムとして組み込まれているところだろう。

29_R
が重なって大分戦いやすくなったのでポン。

32_R
これが見ていた中で一番いいなと思った一打。つい切りの3900のシャンテンにとってしまいそうなところだが、リャンシャンテンに戻す打。もちろん多少速度は落ちるのだが、チャリンコかスケボーかくらいのスピード差しかないだろう。切った後のツモの台無し感、そしてチーできるの強さ。実は和了率、放縦率、打点の全てにおいて、ピンズのペンチャン落しが切りに勝るのではないか。お見事。

最後の一打が本当にいい一打だなあ。

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

ブログ:鳳南研究所
Twitter:@hounan_

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