麻雀ウォッチ

日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します

学生麻雀連盟
【鳳南研究所】牌譜を見るときのポイント

【鳳南研究所】牌譜を見るときのポイント

麻雀の頂全自動麻雀卓スリム
鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
  • 毎日11時に過去記事、21時に最新記事が公開されます。
  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

実を言うと私は、自分の牌譜検討とか、牌譜検討配信を見るのが大の苦手。自分の牌譜を見ても「いやこんなのどっち切ってもいいでしょw」で終わり、牌譜検討配信を見ても「そういうのもあるよね~知ってる~へえ~~」で終わっちゃう。
だから、一戦打つたびに牌譜を見直す、地道な努力ができる人はすごいと思うし、ある意味尊敬している。一戦一戦牌譜を見直すのは、どう考えたって強くなる近道だ。私はそれができないから、ひたすら打ちまくって技術や感覚を身に付けるという、非合理的極まりない、昭和のスポ魂的なやり方で上達してきた。ひたすら数を打つことも非常に大事なのだが、少なくとも「打ったら牌譜を見返す」のに比べると、時間対効果では劣るだろう。

ところで先日、おむニキさんという方からDMが来たんですよね。おむニキさんといえば、「鳳南研究所を書いてるのは俺やで」なんてサラッとツイートする不届き者個性的でユーモア溢れるお方。

そんな方から一体何の内容でDM来たんだろう・・・と、ビクビクしながら見てみると・・・

「牌譜を見るときどのように見れば効果的かを記事にしていただきたいです!あと俺の牌譜を記事にしろ
という内容。なんでも、鉄強の牌譜を見ても「すげー」となるだけで全然活かせず、自分の牌譜を見ても、会心のアガリを見返してニヤニヤするだけで何の役にもたたねえ!!とのこと。
せっかくなので、「牌譜を見るときのポイント」というのを記事にしてみる。

強い人の牌譜を見るときのポイント

①誰の牌譜を見るか決める
まずは誰の牌譜を見るかを決める。これは自分と似た打ち筋の人を選ぶのがいいだろう。
あまりにも自分とタイプの違う強者の牌譜を見ても、理解できないし、共感できないし、何よりよくわからないので牌譜を見るのをやめたくなるw
自分と似たタイプの強者ならば、自分の上位互換のような打牌が見られるので、実力向上、打牌の精度アップに大きく繋がるだろう。

面前攻撃型・・・
【罪歌】さんzeRoさんshoot39(一蓮峻潤)さん④センチさんなど

面前守備型・・・
すずめクレイジーさんはぐりん@さん夕凪さんなど
(この3人に限らず面前守備型の強者は特殊な打牌が多い。見慣れてないと全然理解が追いつかない)

フーロ攻撃型・・・
独歩さん秋田のにんにくさんなど

フーロ守備型・・・
ASAPINさん天鼓さん大和田頭取さんなど

②一打一打、自分なら何を切るか考えながらひたすら見る
見る人を決めたら、その人の牌譜だけを徹底的に見る。この時に大事なのは、「自分なら何を切るか考えながら見る」ことだ。ツモ番が来るたびに、自分なら何を切るか、というのを決めてから、牌譜の持ち主が何を切ったか検証してみる。このとき、手牌と牌山は、基本的に閉じておくこと。

③自分と違う打牌について、メリットデメリットを考えてみる

一打一打牌譜を見ていると、必ず自分と違うところが出てくる。そこがポイントだ。強者の打牌と、自分の切ろうとしていた打牌について、それぞれのメリット・デメリットを探し出す。これを繰り返す。
一つだけだと別に「ふーん、そうか」で終わってしまうが、いくつもいくつもそれをやっているうちに、強者と自分との考え方の違いが浮き彫りになり、自分の麻雀のどこを直せばいいかわかってくるんじゃないだろうか。

牌譜を見るときの心がけ

強者の牌譜を見るときは、次の2点に注意して見るといいだろう。

①いくら考えてもわからない打牌は無視する

鉄強の牌譜を見ていて、たまにマジでわからない打牌というのは存在する。

例えば、某方のコレ↓

1_R

南家のダブ南ポンが相当煮詰まっている局面で、イーシャンテンからドラをツモ切り。安牌の白もあるのに・・・・。

こういうのは、いくら考えてもわからない。何かしらの読みが入っているのか、クリミスなのか、疲れからか、黒塗りの高級車に追突してしまったのかわからないが、わからないもんはわからない。こういうのはもう考えすぎないほうが良いだろう。この一打は、理由が解明できれば記事にしようかと思ってしばらく考えたが、わからなすぎるのでお蔵入りにした。というか、これはさすがにクリミスだろうw

②牌譜で勉強するのは超地道な作業
強い人の牌譜を見たって、「ためになる!」「こいつはすげえ!」というような一打はそうそう見つからない。強い人の牌譜で勉強するというのは、思っているよりずっと地味で、地道な作業なのだ。
強者はいつも、自然に見える「普通の一打」を打っている。そして、その「普通の一打」の精度が高いからこそ、強者なのだ。
強者の牌譜を見たからといって「すんげえ一打」を打てるようにはならない。一打一打ひたすら打牌の答え合わせをし、「この人ならこれを切る」というのを当てられるようになれば、その人の麻雀に近付いている、と言えるだろう。だけどそれですら、「雀力向上のヒント」でしかない。

そんなこと言っても時間もないし、そんな時間あるなら天鳳打ちたい。もっと手っ取り早く天鳳上手くなりたいんや!
多くの人がそんな感想を持つことだろう。じゃあどうすればいいか?答えは一つ・・・

鳳南研究所読むしかないやろ~~~~(*´ω`*)


ちなみに、おむニキさんが「俺を記事にしろ」と言うのでこれも何かの縁だと思って、おむニキさんの牌譜(天鳳ID:船越英一郎)を一個だけ見てみた。

船越英一郎」さんと言えば、以前レートランキングの上位に君臨していた方だ。R2300近くまで行ってなかったっけ。

2_R

オーラス、誰も3万点を越えていない局面。幸先良くダブポン。ドラにくっつけばトップ終了の手だ。

3_R

一撃終了の手にするためドラを引っ張り・・・

4_R

親リーがかかるも、素晴らしい手順で現張りのテンパイ。がこぼれるのは時間の問題だろう。

そして、ついにその時は来た。

当然のように親のリーチをかわして・・・

5_R

下家へ一発放銃。ラスト~~

こうなった以上切る牌はないのでをツモ切るしかないのだが、芸術的すぎてちょっとわろた。
天鳳位になるような人は、こんなタイミングでを引いてこない。を切るかどうかの選択にならないのだ(うそです)。おむニキさんは牌譜検討とかの前に、筋トレとか、デトックスとか、善行とか、そういう類のヤツで運量を上げることをオススメします。頑張ってください。

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

2018年10月『現代麻雀の神ワザ ~天鳳強者の牌譜徹底分析~』をマイナビ出版から発売

新着記事

Return Top