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【鳳南研究所】手を弱く見せる工夫&ノーテンアピール

【鳳南研究所】手を弱く見せる工夫&ノーテンアピール

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鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
  • 毎日11時に過去記事、21時に最新記事が公開されます。
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本手をギリギリまで弱く見せる

とある麻雀対局番組を見ていて、こんな場面があった。
Mプロの東場の親番。ドラドラの本手で仕掛けを入れる。

   ドラ

(副露部分はうろ覚え)
こんなイーシャンテン。5800から満貫が見える勝負手だ。さあ、アガリ切れるか・・・
今対面からが切られ、上家のもを合わせてきた。場には4枚目の。当然チーテンを取る。
取る・・・

・・・と見せかけて、取らない!?なんとMプロ、この高目満貫のチーテンを取らなかった!

そしてツモ切りを挟み、次巡上家から切られたを、渋々、ほんとド渋だよ、といった様子でチーテンに取った。

結局この手はアガれなかったのだが、Mプロの狙いは伝わってきた。即座のチーテンなら、本手である可能性もある。ただ、渋々でチーテンを取るならば、相手からは相当ナメてもらえる。ドラドラあるなら、普通はチーテン取らないことがないからだ。
また、ソーズやピンズを自力で引いてテンパイした時には、一度スルーしているはかなりの盲点になる。4枚目をスルーするのはペンチャンをスルーするのと大差ないのでさすがにやりすぎのような気もしたがwまあでも狙いは伝わってきた。上家が切ってきたが1枚目、とかだったら、やる価値はあるかも知れない。

 

ノーテンアピール

とある対局のオーラス。

東家 32000
南家 30500
西家 30200
北家    7300

ラス目は遠く離れていて、トップから三着までが1800点差の大接戦。トップ目の親が仕掛けを入れているところに、南家もダブルバックの形で仕掛けを入れた。

南家
  ドラ

このイーシャンテン。以外の役牌は出切っている。これが鳴けないまま巡目が進んでいく。
10巡目、南家が引いてきたのはも2枚切れだが、ここは切り。そして次巡のツモは、親の仕掛けに通っている。全くの不要牌だが、南家はこのを手に留め、打とした。

  ドラ

すると同巡、親がここのタイミングしかない!!とばかりに打。これをポンしてテンパイを果たした。

親はアガりたい状況であることは間違いないが、と同時に南家でダブで放銃すると3着落ちが確定してしまう。見え見えのバックでも何でも切る状況・・・とはいえ、放銃を嫌ってを切れずにいるケースはある。

それに対し南家の連続手出しは、明らかな「ノーテンアピール」だ。安全牌の連続手出しでは、その瞬間に張っているケースは非常にまれで、親の仕掛けに対して回った可能性すらある。「今なら切っても刺さんないよ!」とアピールすることで、親の切りを引き出したのである。
この状況、親にしてみれば「そうだろそうだろ、もくろみ通りポンで済んだぜ」というところだろうが、南家からしても「へへっ、もくろみ通りポンできたぜ!」という感じだろう。2人で着順を争っているにも関わらず両者の利害が一致するという、ちょっとおもしろい状況になっているわけである。
結局この局は親のツモアガリで終わったが、南家の連続手出しがなければ両者とも手が遅れ、3着目の西家にアガられていたかもしれない。ズバリ南家のファインプレーだ。

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

ブログ:鳳南研究所
Twitter:@hounan_

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