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【鳳南研究所】soraruさん(十段)超大型中国人女性プレイヤー

【鳳南研究所】soraruさん(十段)超大型中国人女性プレイヤー

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鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
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  • ご意見・ご感想・取り上げて欲しいプレイヤーのリクエストがありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

最近十段になられた「soraru」さん。実は十段になる前から特集のリクエストが来ていた方。
鳳南での打数こそ少ないが、その成績は圧巻。わずか300戦ほどで十段まで駆け上がった。恐ろしい打ち手だ。どうやら中国人女性プレイヤーのようだ。
牌譜を見てみた印象。押し引きはシンプルに、手作りは濃厚に。これがプレイスタイル。特筆すべきはやはり押し引きのシンプルさ。強い人の押し引きには二種類あると思っていて、一つはなかなかオリずに粘っこく立ち回るタイプ。これは銀色いがぐりさんとか。そしてもう一つ、人よりも中抜きの回数が多いタイプ。これは@桜井@さん、ASO部@福岡さんなんかが該当する。soraruさんの麻雀は完全に後者で、後手を踏んだと思ったら一切躊躇せずに面子から中抜きする。リーチ相手なら誰でも出来るかもしれないが、高いかどうかもよくわからない仕掛け相手に中抜きするというのは、実は結構勇気のいる行動だったりする。しかしそれを徹底し、無駄な放銃を徹底的に減らすことで高段位として君臨している打ち手は結構多いのだ。

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押し引きはシンプルに。イーシャンテンから押すことはほとんどなく、現物があればそれを優先して切る。
はドラではあるが、リーチ者の河が強く、また自分がこの手材料であれば、おそらく高段位者の多くはドラを切り飛ばすんじゃないだろうか。しかしsoraruさんがこのを切るのはテンパイ時だけだ。

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これも同じく。自分はかなり良い手が入っているが、ここからでは間に合わないと見て一番安全なから抜いていく。これを抜くのはかなり勇気が要るところ。
「ツモられても苦しいんだから行くしかないじゃん!」それもわかる。ただ、2900に打って5800点差縮まるのと、1000オールツモられて4000点差縮まるのではかなり違うわけですね。点差もそうだし、まくられるかまくられないかの差は結構デカイはず。

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これもすら切らずに先に合わせ打ち。後手を踏んでいるので全員に安牌のを残し、磐石のオリ体勢を作る。

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現在リャンシャンテン。もう大体形は決まっているような手牌だが、とりあえず鳴かれていないを並べて、をキープ。自分がアガりたい手牌なので、一個鳴かれて手を進められるだけでもかなり痛い。

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下家の手出しでが鳴かれる可能性が低くなったのを見て、今度は安牌のより先に

切り。何も情報がなければ先にを切っていただろうか。この辺りのバランス感覚が面白い。

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基本的に先制テンパイは即リーチ。南場のトップ目となると結構打ちづらいリーチではあるのだが、ダマにするよりは「マシ」といったところだろう。

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オーラス、下家と10000点差のトップ目。今度はまっすぐいくわけではない。
リーチすると下家は猪突猛進で突っ込んでくるため、あまり積極的にリーチしたいわけではない局面。カンの愚形固定にはなるが、を残して三色目を残しておく。リーチしたくないならリーチしなくて済む手組みに持っていく。

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手順は常に打点を見ている。まずは切り。ドラが出て行くテンパイに価値はないため、それならドラを使い切りつつ、マンズの変化を残し・・・

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ソーズがリャンカンになって切りで形を決めるものの・・・

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引き。ここで今度はイッツーを見てを残す。愚形2600でテンパイすればリーチだろうが、あくまでもその過程で他のアガリ形があるならそちらの芽を残す。

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引きで切り。今度はドラ1確定、両面になればピンフも付くため、形優先でを残す。ピンフドラ1のリーチがあるならそれで十分だ。

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東4局、飛び寸の状況。リーチ棒もないため鳴いてアガらなくてはいけない。とりあえずをチー、打

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ところがここで役なしのテンパイを取る。上家の仕掛けをよーく見て欲しい。
上家の仕掛けはチャンタだ。マンズの上・下、ピンズの上・下、ソーズの上・下、と危険ゾーンがある中で、マンズ下、ピンズ下は既に捌けているとみていいだろう。
残るはソーズ上・下、マンズ上、ピンズ上。だが、ソーズ上・下が待ちになっていることはほぼないだろう。ソーズが待ちになっているならば、がもっと引っ張られていなければおかしい。
また、マンズ上はが4枚見え、が2枚見えのためこれもない。となると、残るピンズ上・・・の危険度が、目に見えて上がっている。字牌も以外は見えているため、と並べた場合の放銃率はとんでもないことになりそうだ。
リーチ棒がないためめちゃめちゃアガリたい。が、1000点放銃でも終わってしまうのだ。ここは歯を食いしばって、形式テンパイを取る。麻雀ってなんて苦しいゲームなんや!!

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しかし実際手を開けてみるとこんな感じのウルトラクソ仕掛けなわけですね。何が何やらわからない仕掛けだが、逆に言えばあんな形の仕掛けでも、しっかり見ている人にとってはが打つことができなくなってしまうわけですね。うーん、色々考えさせられる一局だった。

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

ブログ:鳳南研究所
Twitter:@hounan_

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