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【鳳南研究所】天鳳強者研究:じーさーさん(九段)華麗なる門前守備型雀士!

【鳳南研究所】天鳳強者研究:じーさーさん(九段)華麗なる門前守備型雀士!

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鳳南研究所ウォッチ版とは
  • 「天鳳」の鳳凰卓東南戦(鳳南)で打つ強者の牌譜を日夜研究する謎の雀士・研タロウによるコラム。
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今回取り上げるのは天鳳ID「じーさー」さん(九段)、協会の佐治敏哲プロだ。
かなり安定した成績の九段。あまり手牌を短くせず、門前進行の局が多い。形を決めずに柔軟な手組みをする。

↑ご覧のようにフーロ率、リーチ率とも低い。フーロ率.318というのは、はぐりん@さん、リツミサンほどではないが、かなりの低い部類に入るだろう。

そしてこの人の特徴は、何と言っても固いこと。相当鋼鉄な打ち筋。7個ほど牌譜を見たのだが、リーチに対してシャンテン押しをするシーンが一つも見られなかった。安全牌がなくても、前に出たい手牌になっても、テンパイまでは勇気を持って抜く。良い意味で非常に天鳳的な打ち筋で、これが安定感のある成績につながっているのかな、と思った。

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ダマ満貫のテンパイ。そっとを河に置いてのダマから・・・

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次巡を引くと、1枚飛んでいるカンに受けてリーチ!

中筋になった、というのはリーチを後押しする判断材料の一つだが、もっと大きな要因は自分の河の薄さであろう。これだけヒントの少ない河ならば他家も手詰まりやすく、中筋の釣り出し効果が大きい。また12000の打点が確定することで、脇からの出アガリでもオーラスをトップ目で迎えられることも非常に大きな要素だろう。

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上家とトップ争いしている局面。このをスルーする人、鳳凰卓に何人いるだろうか。リツミサンですら鳴きそうな気がする。それだけ、中途半端な手で前に出ないということを徹底しているのだ。中盤過ぎに中途半端に愚形テンパイして、どこかとめくり合いになる展開が嫌なのだろう。

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南1局。供託1本落ちている局面。このも鳴く人がほとんどじゃないだろうか。だがこれもスルー。ラス目で巡目がまだ浅いため、メンタンピンまで欲張る構想だろうか。

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基本はかなり門前寄りだが、だからといってサボっているわけではない。このはポン。を切っている以上、両面変化はもうないが・・・

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ペンと心中せず、場況によって待ちを変えていけるのが単騎受けの魅力だ。4センチからの手出しで単騎コロコロが見え見えとはいえ、このは誰も使いきれない。えらいエグい待ちだ。

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この手は門前で進めたところで何の魅力もない。それならば積極的に捌きに行く。678三色になるこのド急所だ。ここさえ鳴ければ半分アガリは確約されたようなもの。

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すぐさまテンパイ→出アガリ。こういうショボイ手で一局潰せるのはとても大きい。

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かといって、当然こんなのは鳴くわけがない。3フーロであたふたする最悪な未来が容易に想像できる。この局はもう守備力を確保しながら進め、オリに回る局、ということで良いだろう。

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これも鳴いてバックのイーシャンテン。こういうのも鳴かない。がそれぞれ親、南家の安牌というのも考慮してだろうか。

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でもこれは鳴く!リーヅモ三暗刻ドラ3裏1の8000オールのイーシャンテンではあるが、まあ大体リーチドラ1の手。それなら鳴いてトイツ落としでタンヤオドラドラの動ける形にした方が、和了率がかなり高くなりそうだ。門前派の鋭いチーだ。

 

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現状ラス目。タンピン三色まであるイーシャンテン。

・親の河がとても薄いこと
・現物が続かないこと
このあたりを考えて、目をつぶってを押す人が多そうだ。これは強者・弱者問わず。
ただ、じーさーさんの選択は唯一の現物を抜く打。この深い巡目からと2筋勝負はスジが悪いと見たか。

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今上家がポン、打としたところ。地味ながら光る切りだ。対面の切ったが通っていることと、3打目のに目をつける。
から切りというのは考えづらいが、から切ったシャンポンは自然な手順。ここは切りだろう。

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南3局、打点上昇が非常に大きい手のためリーチを打ちたいが、心を鬼にしてダマ。リーチをしてもラス率はかなり低いが、ダマで5800をアガったときにほぼラス回避が確定することが大きいだろう。お手本のような天鳳専用ダマという感じがする。もちろんリーチしても悪くはないだろう。

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西1局の流局間際。

294持ちの親は恐らくテンパイなので、この局で終了するだろう。上家はノーテンの香りがする。自分は一人ノーテンさえ食らわなければラス回避だ。
ここで、上家の切ったを安易に合わせ打ちしない。もし下家に鳴かれてテンパイを入れさせてしまったら、確定で45ptの損失、最悪の場合は210ptの損失(2着の+45ptとラスの-165pt)となる。放銃さえ避ければ2着で終われるというのならを切るだけだが、今回はそういうわけでもない。次巡放銃する可能性を残してでも、ここは歯を食いしばってを切らなければいけない。

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ツモり四暗刻のイーシャンテンからの先切り。確かにここで切っておかないと間に合わなくなるギリギリのタイミングという気はするが、それでもこのを切るのはかなり勇気が要るところ。しかしじーさースタイルを貫く。

 

この記事のライター

研タロウ
天鳳ブログ「鳳南研究所」を運営。日夜強者達の牌譜研究に励む。趣味はフリー雀荘巡りと天鳳。鳳南を数千戦打っているらしいが素性は不明。

ブログ:鳳南研究所
Twitter:@hounan_

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