破滅型だった瀬戸熊直樹の変貌「麻雀だけは最後までノートを完成させたい」 Mリーガー列伝(20)

 「卓上で死んでもいい」。高校時代、作家・阿佐田哲也の小説「麻雀放浪記」でピカレスクな世界を知った瀬戸熊直樹プロは、本気でそう思っていた。プロ入り後「日本プロ麻雀連盟の頂点である鳳凰位を取って死にたい」と目標が定まってからは、その破滅型思考に変化があったという。 「自分は何がしたくて麻雀をしているんだ」  自衛官だった父親は転勤が多かった。「そのおかげなのか、人見知りはしなくなりました」と北は青森県から九州は熊本県まで小学校4回、中学校 … 続きを読む 破滅型だった瀬戸熊直樹の変貌「麻雀だけは最後までノートを完成させたい」 Mリーガー列伝(20)