第12期雀竜位・斎藤俊プロ（日本プロ麻雀協会）によるプロ対局の寸評記事！今回は4月21日に行われた「第17期女流雀王戦第1節」です。 

第17期女流雀王Aリーグ第1節（全8節）

今期の女流雀王戦が遂に開幕。年間8節で上位3名が連覇中の女流雀王、朝倉ゆかりへの挑戦権を得る。

今年から新たに逢川、中月、鳥井、上田が女流Aに参加する。

中月が調子が良い。協会で2つ目のタイトル戴冠に向け好スタート。

1回戦こそラスを押し付けられるものの、2回戦は64700点持ちの大トップ、そして3回戦目もオーラスを迎えて7万点オーバーのトップ目である。

中月「何切っても和了れると思ってました～てか最早メンゼンならリーチ打ってやろうかと思いました！」

トップ目という事で一応から打ち出すもののすぐにを落としテンパイ。

　ポン　ポン　ポン　ロン

多田「何を打ってもラスらないし～！」
と無邪気にが打ち出され中月は78200の大トップ。

ラス親で箱下16000の水崎の苦笑いが印象的な局だった。

第17期女流雀王Bリーグ第1節（全8節）

当たり前だが麻雀の手牌進行はなかなか思い通りに進まないものである。
北家の杉村えみの10巡目
　ドラ

最低でもホンイツ、トイトイや四暗刻まで期待できる手に育ってきている。そこに冨本から自信漲るリーチ宣言が飛び込む。
杉村が山に手を伸ばし、掴んだ牌は。

ん？!?

　打
まさかのホンイツならず。でもドラドラチートイだし・・・一応テンパイ取るかと出たにロンの声

冨本
　ロン
出来合いのリーチ平和三色同順。肩を落とす杉村、対象に勢いづく冨本。1節の結果は冨本が昇級ボーダー、杉村が降級ボーダーに位置した。戦いは始まったばかりである。

第17期女流雀王Cリーグ第1節（全8節）

ここでは17期前期入会の「皆実絢音」プロへの簡単なインタビューをしてみました！

---プロになったきっかけを教えてください！

皆実：職場のお客様に囃し立てられてというのが一番大きいかもしれないですね！
常勤店出身の先輩に真希夏生プロや朝水柚菜プロがいて・・・じゃあ私もプロになるなら協会に入る！といった感じでしょうか(笑)
私も挑戦みたい！っていう気持ちが大きかったです。

---なるほど！身近に先輩がいたんだね！プロでどんなことをしてみたい？

皆実：タイトルを取りたいって今は凄く思います。プロになったよって報告をするといろんな人が応援してくれるんですよ。学生時代のバイト先の人だったり、ツフーの友達だったり麻雀しない人が98%くらいなんですけどね(笑)
みんな口々に自分の好きなこと頑張れ！って言ってくれるので。恩返しではないんですがそういった意味でも何か一つタイトルをとりたいなって思います。

---応援してくれる人がいるって凄く心強いよね。その人たちのために頑張ろうって俺も分かるわ～。普段は？？

皆実：神奈川県藤沢市にある"くーろん"というお店に勤務しています！土日はほとんど出勤なので同卓希望お待ちしてます！
あとね、KAT-TUNのコンサートに行きまくってるんですよ！昨日今日明日の3daysですよ！知ってますか！？

---いやいや知らん(笑)KAT-TUN好きなんだ！何か意外～

皆実：本当は3連荘で全部行こうと思ったんですが、今日はリーグ戦。プロとしてちゃんとこっち来て麻雀打ち切りましたよ！

---お、おぅ！それは良かった！

皆実：昨日はコンサートで感動して泣いて、今日はリーグ戦で+51.3で安心して泣き、そして明日またコンサートで泣く。涙が足りません。
わたし結構なんでも好きになっちゃうんです。ビジュアル系のバンドも聞くし、アニメも見るし漫画も読みます。
少し前に同期に勢いでどうにかしようとする末っ子元気娘って言われたので、多分そういうキャラなんだと思います！

---「勢いで動ける」っていうのはこの世界でとても大事。是非その個性を育ててタイトル目指して頑張ってください！