サイバーエージェントの藤田晋社長が、2016年6月26日に行われた「G1新世代リーダー・サミット2016　今、私たちがやるべきこと～テクノロジーで変わる未来予想図～」に登壇した時の様子が動画で公開されています。

【サイバーエージェント社長・藤田晋氏】30代は「理想」と「現実」のギャップに苦しんだ - GLOBIS知見録

　自身の30代を振り返って、「持っている理想と現実のギャップに苦しんでいた」という藤田社長。26歳で上場し、ようやく黒字化を達成した30歳くらいの頃。急成長した20代に比べて、やりたいことに対してお金も時間も人も足りず、時間がゆっくり進んでいる感覚だったといいます。

　そのときの自分に対しては「じっと耐えろ」とアドバイスしたいと言い、麻雀にたとえて「麻雀は同じ位の確率でトップを取るので、ものすごく強い人でもトップ率3割、平均すると2割5分。でもたまに4回連続トップを取ることもあれば、4回連続ラスを取ることもある。この4回連続ラスを取った時に、皆精神を崩すんですけど。何か間違っているんだろうか、自分がおかしいのは何が原因なんだろうかとブレはじめるし、逆に4回トップを取ると調子に乗ってバランスを崩していくんですけど。だから30代の頃の自分に言うとすれば、凄く悪い時にブレるな。凄く良い時に調子に乗るなと。」 と語りました。

　藤田社長はビジネスでの経験を麻雀にたとえて解説する『近代麻雀』のコラム『仕事が麻雀で、麻雀が仕事』を連載中。本日29日発売の最新号では「キレたらそこでゲームオーバー」というタイトルについて書かれています。いつも非常にわかりやすいたとえで、仕事や麻雀で悩んでいる時に読むと指針となる言葉がたくさん書いてあります。こちらも要チェックですよ！