第12期雀竜位・斎藤俊プロ（日本プロ麻雀協会）によるプロ対局の寸評記事！今回は6月9,10日に行われた「第17期女流雀王戦第3,4節」です。 

第17期女流雀王Aリーグ第3,4節（全8節）

福山らしい和了が出る。
散家、中盤に役ナシのテンパイ。

ドラがなのでリーチを打つ選択もあるが一旦ヤミテンに構える。

次巡をツモり打にてダンヤオが付くもヤミテン続行。

さらに次巡をツモり打にてシャンポン待ちの待ち替え。ヤミテン。

次に持ってきた。少考後、おもむろにツモ切りリーチ。
一発ツモ
ウラドラがとなり唯一と言って良い値千金のハネマンツモ！
この和了を受け同卓していた水瀬千尋が天を仰ぐ。

次半荘、水瀬も粘る。オーラスラス目の親番。
 ポン　チー　ドラ【X=牌の背中】
ここから手出しで→→

各役牌も他家がピンズを打つ度にテンパイ気配を出し自由に打たせない作戦である。
海底牌のを静かに手牌横に置き開かれる
　ポン　チー　ツモ

最終手出しがで役牌よりも引っ張っているので形式テンパイと自身の和了、
そして他家打牌の制限を最後までケアしながら進めていたのだ。

決定戦に行く人、降級する人がまだ誰も決まらないAリーグ。後半戦も目が離せない。

第17期女流雀王Bリーグ第3,4節（全8節）

第17期女流雀王Cリーグ第3,4節（全8節）

今回は合併号と言うことで一挙2人を紹介します。1人目は「田なべもえ」プロです！

---まずはリーグ戦お疲れ様でした！どうですか～？

田なべ：どうって！？どうもこうもないですよ・・・赤無し麻雀の打ち方や、ポイントを引継ぎながら通期で考えてやるあたりに未だ慣れずボロボロですよ（涙）

---多くの打ち手が手組みを変えるところでつまづき易いんだよね～

田なべ：ファンの方から後ろ見してもらえると、「間違えられねーー！」ってまだまだ緊張しちゃいます。あと粛々と麻雀打つってのがまだ少々苦手です。

---どゆこと？(笑)

田なべ：普段は日吉の「ジャンナック」という麻雀店で月～木で働いているんですが・・・放銃したら大声で「え～～～ん（ToT）」とか騒いでお客様とワイワイやっているんです。お客さんもそれに慣れていて「はいはい」とか「それは悲しいねー（棒）」とか冷たくあしらわれます。でもそんな雰囲気やイジられが大好きなんです！

---めっちゃイジられてるのか！プロになったきっかけは？？

田なべ：以前、「人狼アイドル」をやってましたが、それを辞めることになり、次なにするかー、と思っていたところ他の団体のプロの方に勧められてプロの道に向かいました！

---勢いあるね！最後に一言どうぞ！

田なべ：今後はいろんな人と麻雀たくさん打ちたい、そしてもっと上手くなりたいです！私のことは「もえぴん」と呼んでください！皆さんどうぞよろしくお願い致します。

2人目は「古小路亜美」プロ！

---プロになったきっかけを教えてください！

古小路：はい！金太賢プロに「一緒に雀王決定戦で会おう」と言われたからです。女性初の雀王になるべく協会に入りました！

---おぉぉ・・・シンプルかつ強烈な言葉だね。

古小路：私は普段、渋谷の「ウェルカム」でアルバイトをしています。そこでたまたまお仕事で金プロと一緒になって。打ち上げの席でもやさしく接していただき、一緒に打とうね！って笑顔で言っていただきとても嬉しかったことを覚えています。

---リーグ戦はどう？

古小路：今のところ女流リーグはポイントは浮いてますが昇級ラインには足りてません。一人ひとり異なる打ち方への対応がまだ自分の中で至らぬところかなと思い勉強しています。

---リーグ戦ってそれぞれが違うスコアを持つからそういう情報も加味しないといけないんだよね。

古小路：でも雀王リーグの方はですね。。。D2リーグ3節終わって200ポイントオーバーで順調なのです！金さんに早く追いつかなければいけないので止まっていられません！

---なんというか見た目もインパクトあるよね！

古小路：髪の毛ですかね？もともと明るい色が好きでベリーショートにするついでに染めちゃおうと！今は色が落ちついてきて金髪になってますが17期の金髪は私とみなさん覚えていただいているので暫くはこのままでいきますよ～！