「レジャー白書2018」麻雀人口は横ばいの500万人　将棋人口は藤井七段効果で170万人増

　公益財団法人日本生産性本部による『レジャー白書 2018 余暇の現状と産業・市場の動向』が8月8日に発売された。同白書は、国民のレジャー活動を需給両面から総合的に分析する唯一の出版物として1977 年に創刊され、本書で通算42号目となる。

　麻雀の2017年の参加人口は500万人となり、2016年の500万人から横ばいにとどまった。市場規模（麻雀ゲーム料）は500億円（前年比2.0%増）となった。

　将棋の参加人口は700万人となり、前年の530万人から170万人増加した。藤井聡太七段の人気で、将棋の参加率は目立った伸びを見せた。希望率（将来の参加意向）も伸びている。引退した加藤一二三九段のテレビでの活躍や、羽生善治永世七冠の誕生など、話題に事欠かなかったこともあるが、やはり若いスターの誕生の影響は大きい。

　麻雀でも2018年10月よりMリーグがスタートするが、ここで活躍する新しい若きスターの誕生が待たれる。

余暇活動の参加人口の推移

余暇活動の参加人口の推移（ハ）娯楽部門（万人）
	2006	2007	2008	2009	2010	2011
麻雀	710	750	740	1,350	1,240	960
将棋	770	660	690	1,270	1,200	830
パチンコ	1,660	1,450	1,580	1,720	1,670	1,260
中央競馬	840	760	860	1,330	1,130	930

余暇活動の参加人口の推移（ハ）娯楽部門（万人）
	2012	2013	2014	2015	2016	2017
麻雀	760	650	870	600	500	500
将棋	850	670	850	530	530	700
パチンコ	1,110	970	1,150	1070	940	900
中央競馬	960	840	890	790	750	760

余暇市場の推移

余暇市場の推移（ハ）娯楽部門（億円）
	2008	2009	2010	2011	2012
麻雀ゲーム料	960	950	640	560	580
オンライン・ソーシャルゲーム	1,290	1,530	2,370	4,670	7,060
パチンコ・パチスロ	288,190	282,420	259,830	254,890	256,720
中央競馬	27,560	25,980	24,280	22,940	23,940

余暇市場の推移（ハ）娯楽部門（億円）
	2013	2014	2015	2016	2017
麻雀ゲーム料	560	510	520	490	500
オンライン・ソーシャルゲーム	8,420	9,310	11,040	12,100	12,450
パチンコ・パチスロ	250,050	245,040	232,290	204,180	195,400
中央競馬	24,050	24,940	25,830	26,710	27,480