11月4日に第44期最高位決定戦最終節が行われ、坂本大志が83.6ポイントで初の最高位を戴冠した。

今期決定戦に進出したのはディフェンディングで今期5度目、永世最高位がかかっている近藤誠一、3度の最高位を戴冠している村上淳、Aリーグ1位の醍醐大、2位の坂本大志となった。

【第44期最高位決定戦最終節】
3回戦が終了しました。
醍醐が四暗刻をアガり7万点トップ、坂本痛恨のラスでついに首位陥落。
全員に可能性がある最終戦となりました。
最高位決定まで残り1半荘です。

ニコ生https://t.co/keJLgLADbk
FRESHhttps://t.co/wgEjYc9NT0 pic.twitter.com/KCqjpsuVji

— 最高位戦日本プロ麻雀協会 (@saikouisen) November 4, 2019

最終日は、これまで苦しい戦いとなっていた醍醐が18回戦でトップを取り、19回戦でも四暗刻を決めて大きなトップ、全員に芽がある状態で最終戦を迎えた。

2日目から首位をひたはしっていた坂本だが、19回戦の4着で遂に首位陥落。しかし近藤との差は20ポイントを切っており、最高位戦のルールはウマが10-30であるため、二人は完全な着順勝負となった。

最終戦は坂本がリードするも近藤が詰め寄り、南3局の近藤の親番を迎えた時点で、坂本が39400点持ち、近藤が35200点持ちという状況。親の近藤がドラ1の両面リーチで先制。しかし坂本も聴牌して意を決して追いかけリーチ。

山には1対4で近藤のリーチに分があったが、この1局は坂本が近藤からのラス牌の直撃。しかも裏2で大きな条件を突きつけることに成功。

最終局も自力でアガリを決め、優勝を果たした。

14年目にして初挑戦で最高位戴冠を決めた坂本は、インタビューで「最終日は一番内容が良くなかったと思います。しっかり読み切る事が出来なくて、淡泊なプレーが出てしまい、この内容では勝てないなと思う瞬間もありました。しかし最終戦の南場に入ってから、幸運に恵まれました。この舞台で戦えたことは本当に嬉しかったです。これからが大事だと思っています。最高位の名を汚さないよう、更に強くなってしっかり活動していきたいと思います。応援くださった方々、本当にありがとうございました。」

何とか勝つ事が出来ました！
こんな日が本当に来るとは…

応援・ご視聴頂いた方々ありがとうございました！
コメントやLINEで連絡頂いた方々もありがとうございます。
これからゆっくり読ませてもらって、出来る限り返信させてもらいます。 https://t.co/HkyiQa5tnK

— 坂本　大志 (@saikouimasashi) November 4, 2019

関連URL

▼第44期最高位決定戦 10月2日開幕！醍醐大・坂本大志・村上淳が近藤誠一最高位へ挑戦！！

▼坂本大志がリードを広げて中盤戦に／第44期最高位決定戦 第2節結果

▼坂本大志が三倍満成就などで更にリードを広げる 残りはあと2節／第44期最高位決定戦 第3節結果

▼首位坂本大志が4着3回と大きく苦しみ大混戦へ 最高位が決まる最終節は11月4日（月）開催／第44期最高位決定戦 第4節結果

歴代最高位

第1期 灘 麻太郎(順位率部門)・川田 隆(得点部門)
第2期 田村 光昭
第3期 小島 武夫
第4期 小島 武夫(2)
第5期 田村 光昭
第6期 狩野 洋一
第7期 大隈 秀夫
第8期 青野 　滋
第9期 金子 正輝
第10期 佐藤 孝平
第11期 金子 正輝(2)
第12期 金子 正輝(3)
第13期 西田 秀幾
第14期 飯田 正人
第15期 飯田 正人(2)
第16期 飯田 正人(3)
第17期 飯田 正人(4)
第18期 徳久 英人
第19期 井出 洋介
第20期 飯田 正人(5)
第21期 五十嵐 毅
第22期 岩川 聖基
第23期 飯田 正人(6)
第24期 金子 正輝(4)
第25期 飯田 正人(7)
第26期 古久根 英孝
第27期 古久根 英孝(2)
第28期 飯田 正人(8)
第29期 尾崎 公太
第30期 古久根 英孝(3)
第31期 張　 敏賢
第32期 張　 敏賢(2)
第33期 飯田 正人(9)
第34期 飯田 正人(10)
第35期 村上 　淳
第36期 石橋 伸洋
第37期 近藤 誠一
第38期 新井 啓文
第39期 村上 　淳(2)
第40期 近藤 誠一(2)
第41期 近藤 誠一(3)
第42期 村上 　淳(3)
第43期 近藤 誠一(4)
第44期 坂本大志