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後手を踏んでも【シンデレラファイト シーズン5 GroupA #1 担当記者・中島由矩】

後手を踏んでも【シンデレラファイト シーズン5 GroupA #1 担当記者・中島由矩】

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Q・自分の性格を一言で!あなたはどんな人ですか?

という質問に対し、今回出場の3人のシンデレラから、3つの答えが寄せられた。

◾️器用貧乏

◾️平和主義な負けず嫌い

◾️メンタルが雑に強い

どの回答をしたのが誰か、予想しながら読み進めてもらえたら。

東1局に大きく抜け出したのは「器用貧乏」こと高梨あい。

ドラ3の手牌を丁寧に門前で進め、役あり愚形ながら積極的にリーチ。

見事にツモり上げ、6000オールを手にした。

すぐに反撃したのは、「平和主義な負けず嫌い」川嶋美晴。

東1局1本場、

役なし愚形リーチだが、カン[⑤]が山に4枚丸々眠っていた。川嶋は最も高くなる[赤⑤]を一発でツモアガリ。2000・4000は2100・4100を高梨に親被りさせ、独走を許さない。

トップ通過を決めたのは、「メンタルが雑に強い」加賀谷春歌。

勝負所の南1局2本場、

好配牌を生かして3巡目によどみない先制リーチを放ち、見事にツモアガリ。裏ドラを2枚乗せて、3000・6000は3200・6200を手にした。

Q・自分の性格を一言で!あなたはどんな人ですか?

という質問に対し、曽根彩加の答えは

◾️かなりネガティブな性格で、我慢するのが得意です。

そのアンケートの通り、この試合において曽根はずっと我慢を強いられる展開に。

東1局1本場、ドラ[八]をポンした好形も、中抜きしてオリ、

東3局0本場も、今現物になった[九]を抜いて手仕舞い。

南2局0本場にようやく気持ちのいい先制リーチが打てたものの、

裏ドラは乗らず、700・1300まで。ラス目でオーラスを迎えることになってしまった。

【南4局0本場】

東家・川嶋美晴 31300

南家・高梨あい 17900

西家・加賀谷春歌 41100

北家・曽根彩加 9700

トップでの♯1通過をかけて、加賀谷と親の川嶋が9800点差。ラス脱落回避をかけて、高梨と曽根が8200点差だ。

曽根は、
◾️12000
◾️リーチ棒が出てからの8000
◾️5200を高梨から直撃
◾️2000・4000のツモアガリ

を目指す。

先制リーチを打って攻勢に出たのは、トップ目の加賀谷。カン[7]テンパイはダマテンに構えて、ツモった時のみアガれる形にしたが、[3][6][⑦]に変化したところで、腹を括った。この手を仕上げて、トップ通過を。

先にテンパイを入れていた川嶋は、ダマテンのまま[③]をプッシュ。この12000は、誰からアガってもトップ目に立てる。ラス目も遠く、オリる理由はなかった。ではなぜリーチしないのか。

川嶋は[七]をポン。苦しいドラ表示牌のカン[八]待ちから、[東][九]のシャンポン待ちに切り替える。この手替わりがあった。ツモれば三暗刻もついて8000オールだ。試合を決めることができる。

二軒テンパイの、息詰まるトップ争い。最後は加賀谷が[3]をツモアガリ。意地を見せた。

曽根は試合後の反省会で、解説の山田独歩さんから、後手を踏んだ時の手組みを指摘してもらった。

相手のリーチを受けた時、どれも自身のアガリを見るには遠すぎる手牌だが、それでも上手く行った時には追いかけリーチを打てるよう、粘り強く戦えばよかった。という反省を、曽根は得たのだった。

このシンデレラファイトシーズン5は、初めて開催された筆記試験予選を経てこの本戦に進出している曽根。数字に強すぎたがゆえ、魂の押し返しができなかった。

 

ところで、筆者は観戦記者の立場で、あるいは一視聴者としても、試合後わずか数分でこの牌図が出てきたことに舌を巻いた。舞台の裏側はどうなっているのだろう。

トップ通過は本当に嬉しいし素晴らしい。2着・3着も、♯3で再戦できる。しかし、曽根はシーズン5の開幕戦において、視聴者に、ファンに、そして今後出場するすべてのシンデレラたちに、その戦いぶりで伝えた。

「みんな、苦しい試合は絶対あるよ。どこかで覚悟を決めて押し返そう。」

開幕から、大きなアガリが連発し、裏ドラに一喜一憂する展開に。今年もいよいよシンデレラファイトが始まったんだな、と思い出させてくれる名試合だった。筆者も一視聴者として、今後の熱戦が楽しみでならない。

Day1結果レポート

#2,#3観戦記

凛として歩む最後の舞台【シンデレラファイト シーズン5 GroupA #2 担当記者・中野るい】



どうみきの懊悩と川嶋美晴の絶望【シンデレラファイト シーズン5 GroupA #3 担当記者・坪川義昭】

公式HP

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