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成海有紗SemiFainal3度目の挑戦、越えられなかった壁【シンデレラファイト シーズン5 Semi Final #2 担当記者・中野るい】

成海有紗SemiFainal3度目の挑戦、越えられなかった壁【シンデレラファイト シーズン5 Semi Final #2 担当記者・中野るい】

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まずは#2の対局者を紹介しよう。

確かな実力と存在感を併せ持ち、対局はもちろん多方面で活躍の場を広げている『かじりさ』こと梶梨沙子(最高位戦日本プロ麻雀協会)

華やかな存在感に加え、卓上では思い切りのいい攻めも魅力。好奇心旺盛で、興味を持ったことには果敢に飛び込む『ありちゃん』こと成海有紗(日本プロ麻雀協会)

明るく親しみやすい人柄で周囲を和ませながらも、卓上では真剣に勝負へ向き合う姿が印象的な『はちゃ』こと西園遥(日本プロ麻雀協会)

本戦では1位通過のみ!プロ2年目とは思えぬ堂々たる打ち筋で、狙うはもちろん完全優勝。新婚ほやほや、幸せパワーも全開!『やのめ』こと矢野恵(日本プロ麻雀協会)


今回焦点を当てるのは――
Best16突破を決めた直後のインタビューで、
「決勝経験がまだないので、次こそFinalまで勝ち上がりたい」

そう語った成海有紗だ。
5年連続5回目の本選出場。
そして、SemiFainalの舞台に立つのはこれが3度目。
幾度もあと一歩まで迫りながら、まだ届いていないFinalの舞台。
シンデレラの称号を掴むため――
悲願のFinal進出を懸けた挑戦が、今始まる。


【東2局】ドラ[南]

北家の梶が序盤からドラの[南]をポンする。


一方、親の成海は聴牌には取らず[①]の対子落としに入る。
打点を高めながら両面変化も見込める、柔らかく好感の持てる一打だ。

先に聴牌を入れたのは、ドラをポンしている梶。

ホンイツへと変化し、待ちは[⑤][北]のシャンポン待ち。

そこに親の成海も追いつく。

[④]を押し、[五]待ちのヤミテン聴牌。

そしてその巡目――
「立直!」声を発したのは西園だ。

ドラポンが入っているが、戦闘民族・西園には関係ない。
勝負どころを見極め、攻め切ることで勝ち進んできた西園らしい判断だ。

そこに無筋の[八]を持ってくる成海。

聴牌を維持するには、[四][八]のどちらかを切らなければならない。
親だからこそ、前に出たい場面でもある。

トップは通過、ラスは即脱落。
このルールが、放銃への恐怖をより一層大きくする。

成海は安牌の[②]を切り、一旦まわることを選択した。

結果は――

梶が高めの[北]をツモり、3000・6000。
選択次第ではアガリもあった親の成海にとっては、痛い跳満の親かぶりとなった。

【東4局】ドラ[三]
「立直」
声を発したのは親の矢野。

しっかりと自らアガリを決め、1位通過で勝ち進んできた矢野。
愚形待ちではあるものの、親番で迷いなく立直に踏み込む。

一方、立直を受けた成海。
一向聴ではあったが、無筋が2枚となりオリを選択。
再び、放銃への怖さが脳裏をよぎる。
結果は矢野の一人聴牌で流局。

【東4局一本場】ドラ[九]
成海は4巡目、この一向聴。

[南]を切れば、萬子の縦変化まで含めて広く受けることができる。
しかし成海の選択は、安牌の[南]を残し、[5]を雀頭固定とし萬子の両面聴牌を狙うものだった。

いつもの成海なら、[南]を切って目いっぱいに受けるだろう。
だが、シンデレラファイトはラス即脱落。
攻めなければ勝ち上がれない。
しかし、放銃してラスになれば、その場で終わる。
その二つの思考が、頭の中を何度も巡るのだ。

【南3局】ドラ[4]
東家:梶梨沙子 21800
南家:成海有紗 2000
西家:西園遥 34500
北家:矢野恵 41700

3着目との差は19800。
残すところあと2局。
着順アップへと繋げたい成海に勝負手が入る。
一気通貫、またドラ引きで満貫以上見える一向聴。

一方の梶も、ラス落ちの危険を抱えながら、ここでアガれば1位通過も見えてくる。
難しいポジションではあるが、序盤から隙のない手組みで勝負手を仕上げ、立直に踏み込んだ。
その梶が見事に3000・6000をツモアガリ。

オーラスは3人が1位通過を狙う局となり、成海にとっては役満条件という厳しい最終局となった。

オーラス――
無情にも成海の手は役満に仕上がることはなかった…
梶が1位通過を狙って立直をかけるも、結果は流局。


こうして#2は幕を閉じた。

敗退となった成海自身も、満足のいく麻雀は打てなかったと感じているかもしれない。
「今度こそSemiFainalの壁を越える」
そんな強い意志を持って、対局の椅子に座ったはずだ。

しかし、無数のカメラに囲まれた対局室。
煌びやかな装飾、対戦者たちの熱気、そして多くの視聴者の目。
その一つひとつが、少しずつプレッシャーとなって選手にのしかかる。
そんな中で、普段通りの麻雀を打ち続けることがどれほど難しいか。
それは昨年までシンデレラファイトに出場していた筆者にも、痛いほどよくわかる。


成海有紗。
立ち振る舞いも、その佇まいも華やかで、
一見すると少し近寄りがたい「高嶺の花」のようにも映る。

しかし実際の彼女は、とても親しみやすく、周囲への気配りも忘れない。
協調性があり、自然と人から愛される女性だ。

ここで少し彼女の魅力が伝わる写真も紹介しよう。

華やかな表情も、ふとした瞬間に見せる笑顔も絵になる成海。

配信でもお名前が挙がった師匠角谷ヨウスケプロと。

さらにnoteでは、成海有紗の魅力をたっぷり楽しめる写真集も公開されている。

卓上とはまた違った表情を見せる彼女を、ぜひこちらでもチェックしてほしい。


そんな彼女だからこそ、
来年のラストイヤーで最高の笑顔を見せてほしい。
何度でも挑み続けたその先で、
成海有紗がシンデレラに輝く瞬間を――

Day7結果レポート

#1,#3観戦記

加賀谷春歌は夏に飲み込まれて…【シンデレラファイト シーズン5 Semi Final #1 担当記者・中島由矩】

佐藤あやと梶梨沙子の旅は終わらない【シンデレラファイト シーズン5 Semi Final #3 担当記者・坪川義昭】

公式HP

この記事のライター

中野るい
最高位戦日本プロ麻雀協会44期前期
最高位戦D3リーグ・女流Dリーグ
北海道在住。麻雀プロ・医療事務の二刀流。
趣味は飛行機と宿のセールチェックで自称麻雀プロの旅行代理店(無料)

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