第12期雀竜位・斎藤俊プロ（日本プロ麻雀協会）によるプロ対局の寸評記事！今回は8月4日に行われた「第17期女流雀王戦第6節」です。 

第17期女流雀王Aリーグ第6節（全8節）

多田ひかりの先制リーチ。ドラで親の先制として文句なし。

追いかけの愛内、ノベタン待ちで打点も十分

水崎も好形高打点

3件リーチで全員ソーズ好形高打点テンパイ。
ここまで揃うのも珍しい。

決着は・・・

なんと上記の三人ではなく福山。
 ポン　ポン　ツモ（フリテン）

リーチに挟まれ手をこねくり回していた福山。
フリテンではあるがテンパイの状態を維持し、本人もビックリのツモアガリ。

確かにフリテン含みの福山の手格好からのアガリは薄い。
ただ偶に決まるこのような手の効果は非常に大きく「かわし手」を維持できる場合はきちんと維持することは非常に大切だ。

そして多田、愛内、水崎の心の声が聞こえてくる。

「まじか・・・」

第17期女流雀王Bリーグ第6節（全8節）

水口の親番
東3局　ドラ
冨本から先制リーチ。
そこへ麻生が仕掛けを被せる。
 ポン ポン ポン

親の水口からこぼれるで冨本からロンの声。
 ロン

ウラドラがでハネマンの和了。ここは冨本に軍配。

次局の東4局

冨本が立て続けにリーチ。

水口が入り目のを勝負しての追いかけリーチ

冨本が高めのを掴み水口に軍配があがる。

高打点が行き交うこの卓。
しかし今日のこの卓の主役はコツコツと点棒積み上げていた奥村があれよあれよと4連勝。
展開がとにかくツイていたと奥村は語る。

一気に昇級圏に入る。Aリーグ復帰間近である。

※大島、三添、日當、杉村は別日対局

第17期女流雀王Cリーグ第5節（全8節）

今回は「秋瀬ちさと」プロの紹介になります。

秋瀬：16期後期入会の秋瀬ちさと、と申します。よろしくお願い致します。

---よろしくね～！プロになったきっかけを教えてください！

秋瀬：私は学生時代に麻雀店で働いていました。その後卒業、就職を機に一旦麻雀から仕事としては離れたんです。それからもお店に遊びに行ったり、一緒に働いていた人たちと遊んだりしてました。その方たちが結果を出したり、頑張っている姿が凄くカッコよくて・・・！私もそうなりたい！と思ったのがきっかけです。私も頑張ってしっかりと結果を残していけたらと思います！

---なるほど！頑張っている人って本当にカッコいいもんね～！リーグ戦の調子はどうですか？

秋瀬：実はですね、この前雀王戦で初めて昇級をしました！半期前の最初の参戦では不甲斐ない結果だったので今回は無事に上がれて嬉しいです！女流リーグでも昇級ラインにいるので両方引き続きがんばります！ちょっとずつステップアップできたらと思ってます！

---結果が伴い始めてきてるね！でも秋瀬さんと言えば・・・第3回女流モンド新人戦の優勝かな？入会していきなり取ったとか凄いじゃない！

秋瀬：ありがとうございます！
でもそもそも女流モンド新人戦にエントリーするかどうかで本気で悩んだんですよ。

---あら。それはどうして？？

秋瀬：普段は経理財務のお仕事してる会社員なのですが・・・
1次予選通過した場合は平日に面接、さらに2次予選のため仕事をお休みする必要があるし、そもそもたったプロになって半年のわたしなんかが。。。とも思いました。
ただチャンスがあるならなるべく挑戦しようと思い、チャレンジしました！
まさか自分が優勝し、モンドに出れるとは思っておらず、本当に夢のようです！

---モンドTVでの対局って麻雀プロとして最高峰の憧れだし、多くの人が目指すものだもんね！今後の活躍に期待しています！

※北原、中込、命、黄河、藤森は別日対局