第2章 3
ターツ同士の優先順位は多くの戦術書で取り上げられていますが、多くの場合はツモ限定のメンツのできやすさについて取り上げられたもので、テンパイした時の出アガリしやすさまでは考慮されていません。アガリに近い時点の打牌選択ほど結果に差がつくことを考慮すれば、重要なのはむしろ後者です。
本書では2シャンテン以下(シャンテン数が2以上)の場合はリャンメン変化をふまえたうえでのメンツのできやすさ、1シャンテンの場合は出アガリしやすさをふまえたうえでのメンツのできやすさを優先としていてかなり実用的なものになっています。
鳴き手の場合は鳴いてもメンツが完成するので全員から鳴けるトイツをカンチャンより優先。シャンテン数が2以上でもリャンメン変化よりは鳴きやすいターツを優先します。鳴きやすさは局面によって変わることも多いので、単に優劣を覚えるのではなく局面に応じて判断するようにしましょう。
第2章 4
本書では愚形ターツと中張牌の比較とありますが、中張牌でも28牌はペンチャンより先に切りますし、カンチャンについてはリャンメンやリャンカンへの変化もあるので、基本的に単独の中張牌より優先して残します。比較するのはペンチャンと単独の3〜7牌です。
これについては、どちらを切った場合も手が進む牌(牌図1であれば、から1メンツできる牌)をツモった場合にどちらが優秀かで判断するようにします。とソーズのくっつき1シャンテンであれば、ペンが特別アガリにくいというのでもなければペンチャンでリーチしている方がアガリやすいので、基本的に巡目によらず牌1は打とするのがよいでしょう。シャンテン数が2以上であれば、ペンチャンを残しても浮き牌へのくっつきで6ブロックになることが多く、そこからペンチャンを落とすようなら、先にペンチャンを落としていた方が浮き牌を多く残している分手変わりで勝ることになるので、ペンチャンを落とすことが増えると言えます。
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