ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第230回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
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最終節一回戦A卓

▼対局者
私:トトリ先生19歳
Bさん:独歩
Ⓟ多井隆晴
Ⓟ中嶋隼也

牌譜はこちら

 トップとラスで150以上差がつくこともあるので、残り4戦で600以上差が縮まって大逆転優勝の可能性も一応ありますが、ラスさえ回避すればいいトータルトップに4戦ともラスを引かせるのは3人が協力しても至難の業です。

 それなら自分の順位を少しでも上げることを優先するかと思われましたが、鳴いて満貫1シャンテン(あるいはの面子を落として高め倍満(ホンイツトイトイ役4赤1)の2シャンテン)に取れるをスルー。トータルトップから直撃を狙ってまだメンゼンで進めます。

 チートイツ赤でテンパイしてもダマで3200止まりなので、ダマでも高打点のホンイツでテンパイする可能性を最大限に上げるべく残し。

 がアンコになりましたが既にが4枚とも見えてしまったのでホンイツチートイツに決めます。

 残り1枚ですがほぼ山に残っていそうなを残して打。

 単騎でテンパイ。単に満貫をアガるだけなら役牌をポンしていけば簡単な手でしたが、トータルトップからの直撃を狙ったが故の手順。条件が変われば展開も大きく変わるのが麻雀というゲームの妙かもしれません。

 しなしながら東家の仕掛けにかなり危険なを引いたところで撤退して。東家も後付けダブドラ3の満貫に取れるところで、ドラを切ってまで片アガリ一通の5800テンパイに取り南家への直撃を狙いましたが、テンパイ時点で残り2枚のは西家北家に流れたのでやむなく見逃し。結果は流局に終わりましたが、まだまだ全員が優勝を諦めていないことが伝わる見所の多い局でした。

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