ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第33回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第一節三回戦C卓

▼対局者
Ⓟ多井隆晴
Bさん:独歩
Cさん:タケオしゃん
Dさん:トトリ先生19歳

牌譜はこちら

33-1-min

 西家のリーチ宣言牌を北家がチー。安手のノーテンから危険牌を押すのも、一発を消すためだけに鳴くのも得策とは言えませんが、は比較的通りやすいので鳴いても守備力があまり落ちず、危険牌1枚勝負だけでテンパイまで持ち込める可能性もあるならとりあえず鳴いておくというところでしょうか。

33-2-min

 最も通りやすいのはですがをトイツ落とししてもそこから安牌を引かなければを切ることになります。それならばこの時点ではくらいは切ってアガリの可能性を残すというところでしょうか。

33-3-min

 この時テンパイ時に切る牌が安牌になるのも前巡を通したことのメリット。

33-4-min

 更に危険牌を引いてもをトイツ落としして…

33-5-min

 にくっつけばクイタンテンパイ。トイトイツモり三暗刻をテンパイしていた南家からが出てアガリとなりました。をチーした時点ではまだ2シャンテン。安牌を切りつつ手を進められるとはいえ、安牌が無くなって手詰まりする可能性を増やしてまで鳴くかは怪しいとみていましたが、この変化まで想定したうえでの鳴き判断だったのかもしれません。先手を取られても完全には降りずに可能な限りアガリを阻止する可能性を残す強者の技を見せつけられました。

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