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マガジンエッジで連載中・ゆるふわ日常系麻雀コメディ「あ、それポンです!」 作者のけんたうろすさんインタビュー!

マガジンエッジで連載中・ゆるふわ日常系麻雀コメディ「あ、それポンです!」 作者のけんたうろすさんインタビュー!

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マガジンエッジで連載中の日常系麻雀コメディ『あ、それポンです!』作家のけんたうろすさんと担当編集の五十嵐さんにオンラインで取材を行いました。

『あ、それポンです!』とは?
ゆるふわ麻雀(?)コメディ!
高校に入学したせなと詩織は、仲良しの先輩、棗と小町が所属する麻雀同好会に入会しようと意気込んでいた。しかし!麻雀同好会は廃部の危機に瀕していた!…その理由は誰も麻雀ができないから⁉ 彼女たちは同好会を守るため、麻雀ルールを覚えられるのか⁉(公式ホームページより)

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麻雀部なのに誰も麻雀ができない……!?「麻雀をしない麻雀マンガ」ということだそうですが、少年漫画誌に麻雀をテーマにした作品が掲載されるのは嬉しい限りですね……!

作品が生まれたきっかけや、麻雀の面白さなどを伺いました!

麻雀をテーマにしたきっかけ

けんたうろすさん「前作の『ソシャゲ彼女』という作品がラブコメだったので、次の作品もラブコメを……と最初は考えていたのですが、担当編集の五十嵐さんに『次は日常系を描いてみないか』と言われたのがきっかけでした。その中で、自分の好きなものをテーマにしたほうがより描きやすいんじゃないかという話になり、その中に麻雀がありました。女子高生が麻雀をする漫画はほかにもあるので、それとは別に、麻雀をテーマにはしているけど、本格的な麻雀じゃなくて、女の子たちがわいわいする方向に重点を置きました」

 

五十嵐さん「日常の女の子を書くにあたって、テーマがあったほうがおもしろく、描きやすくなるかなと思って、けんたうろすさんに趣味はないですか?みたいな会話がありました。そこで、麻雀を学生時代にやっていたという話が出てきました。麻雀において、みんなで一緒に盛り上がる、勝負とは違うところの楽しみは読者の方にも分かってもらえるかなと思い、それを描けたらいいんじゃないかということを話しました」

「ネタは思いつく限り出していただいて、麻雀以外にも同人誌、コスプレ等10~20くらいのワードが書かれたメモをいただいて、それを二人でみて、じゃあネタ的にも、けんたうろすさんの思い入れ的にも麻雀かな?という感じで麻雀をテーマにすることになりました」

 

麻雀を覚えたきっかけは?

けんたうろすさん「麻雀をやりはじめたのは高校3年くらいからです。周りの友達も部活を引退して落ち着いている人が多かったので、学校が終わったあとに友達の家に行って、手積みで麻雀をよくやっていました。もともと家族ぐるみで麻雀が好きな友達がいて、その友達に誘われたのがきっかけです。そのときはちょうど麻雀格闘俱楽部も人気で、高校で麻雀がブームでした」

「最初は友達に言われるがままにやっていて、よくわからなかったなっていう気持ちは正直あるんですけど、記憶にあるのは、七対子がアガれたときです。七対子って初心者は覚えやすいじゃないですか。覚えた役がアガれて、嬉しいっていう気持ちがあって、それがきっかけでずっと続けてる感じですね。麻雀って1回アガると嬉しいし、1ゲームの中にそれが何回もあって楽しいなと思い、ハマりました」

五十嵐さん「僕は学生の頃は麻雀をやっていなかったのですが、この会社に入って、編集部の同年代、前後1、2年くらいの先輩や後輩に麻雀が打てる人が多かったので、コロナ禍になる前ですが、その人たちに誘われてやるようになったんですよね。みんなで麻雀を朝まで打って、2時間寝て会社に行くみたいな時期もありました(笑)。最終的には会社の同僚と3人で一軒家を借りて、全自動麻雀卓を買って、後輩をつれて、家に帰れば麻雀が打てる、という環境にして1年半くらい暮らしていたことがあります(笑)」

 

二人で麻雀をすることは?

けんたうろすさん「実はまだなくて、僕は福井県に住んでいるので、一緒に打ったことはないんですよね」

五十嵐さん「実際に会ったのも1回だけなんですよ。コロナ禍でなければ、一緒に連載おめでとう麻雀ができたんじゃないかなと思います」

 

今も麻雀することはある?

けんたうろすさん「いつも学生時代に一緒に打ってた友達も、社会人になって会う機会もあまりなくて、正直リアルでの麻雀はここ数年できてないです。ここ最近できた友達を誘って麻雀やってみたんですけど、その人たちにはあまりハマらなかったようで……。僕自身はすごくやりたいと思っています」

 

今後登場人物の女の子たちが麻雀をやることはある?

けんたうろすさん「基本的には『麻雀をしない麻雀漫画』というテーマがあるので、いまのところはないんですけど、キャラクターの動きによっては、もしかしたら彼女たちが本気でやりたいと思うときがくるかもしれませんね」

 

少年漫画誌で麻雀をテーマにすることに対してこだわりは?

けんたうろすさん「一話目のときに、麻雀用語をちょっと書いたりしたんですけど、この麻雀用語は一般の人には分かりにくいと思い、修正した箇所もありました。なるべく麻雀を知らない人でも読めるようにしたいなと思って描いています。逆に麻雀を知っている人にはクスッとできるようなネタもあって、そういう部分を引き続き描けたらいいなと思っています」

──麻雀用語は難しいものが多いので、注釈をいれたりしないといけないですもんね

五十嵐さん「僕はルールを知っている身なので、注釈を作るのは楽しいんですけどね(笑)」

けんたうろすさん「1話目に僕は注釈を入れてなかったんですけど、改めてみたら注釈が入っているところがありましたね(笑)」

 

「Mリーグ」を見たことはある?

けんたうろすさん「実は、『Mリーグ』というワードを初めてききました。昔は動画とか生配信とか見てたんですけど、見ていると動画に集中しちゃうんですよね。締切があるのに見続けちゃうことがあったので、あえて見ないようにしているところはあります。でも見始めたらとまらないと思います」

 

麻雀のおもしろさは?

けんたうろすさん「運要素があるところですね。強い人にも勝てることがあったり、1局1局が新鮮で飽きないところが面白いと思います」

五十嵐さん「僕は先輩と上司からアガれたときにとんでもなく気持ちよさを感じましたね(笑)。そういうところからハマっていったので、負けても勝っても楽しいなと思います」

「さっきまで上司にすごい怒られていたのに、いざ麻雀でその上司から点棒を巻き上げられたときは楽しいなと思いました(笑)。会社内では麻雀をする人が多いので、いろんな部署の上司や若手とも打つことができました。若手3人に上司1人のときは、どうにかして上司1人を負かすぞ!なんて言って、上司もそれに対抗してきたりして、飲み会とはまた違ったコミュニケーションができているなと感じました。長時間やっているといつもキッチリしている上司がすごいふざけだしたりとか、打ちながらの会話がすごく楽しくなったりしますね」

けんたうろすさん「僕も高校卒業して専門学校に入ってから、先輩と麻雀を打つ機会がありましたね。麻雀を通して仲良くなっていった思い出はあります。お互い緊張感がとけて、自然と話せるゲームだなって思いました」

 

他の麻雀漫画を読むことはある?

けんたうろすさん「青年誌向けの絵柄が好きで、『天牌』をよく読んでました。僕自身、実は日常系の漫画やアニメをあまり読んだり見たりしたことはなかったんですよね。なので今回の連載も勉強しながら描いている感じです」

五十嵐さん「今回の連載は、けんたうろすさんが今まで描いてきたことがないジャンルだと思うので、そういう意味では新しい、トライになるなと思っています」

 

ファンの皆様に一言

けんたうろすさん「女の子の可愛さを読者の皆様に見てもらいたいです。麻雀を知らない人でも楽しめる、麻雀を知っている人もクスッと笑えて、癒されるような漫画を描いていきたいと思っているので、ぜひ読んでもらいたいです」

五十嵐さん「『麻雀をしない漫画』ですが、けんたうろすさんの描く女の子は予想外の動きをしてくれて非常に面白いので、それと麻雀が交わると『麻雀をしていてみんなでわちゃわちゃしているときの楽しい時間』を感じていただけると思います。読んでいただけたら幸いです」

 

けんたうろすさんの描く女の子たちが本当に可愛くて、その子たちが楽しんでいるのを見ると、私も麻雀を覚えたての頃、みんなで一緒になにかをする麻雀というゲームが本当に楽しいな、と思った時期を思い出しました。心をほっこりさせてくれる作品です!是非ご覧ください!

関連リンク

けんたうろす(@kentauloss)Twitter

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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