麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン23日目の対局が11月12日(木)に開催された。
第1試合
第1試合は園田、萩原、岡田、和久津の対戦。
東1局は親の萩原が先制リーチ。しかし岡田が果敢にプッシュした末追いかけ立直で3000・6000のアガリで好スタートを切る。
東4局には園田が七対子ドラ2のリーチ。勝負手が入っていたトップ目岡田からの8000のアガリでトップ目に浮上した。
南2局では更に仕掛けて8000の加点で大きくトップに近づいた。
しかし南3局。和久津がイーシャンテン時にを暗槓。そしてそのがもろ乗りとなり、シャンポンリーチにたどり着いた。
結果はリーチ・ツモ・ドラ5・赤・裏2の10飜の倍満ツモで大逆転を決めた。
南4局、満貫ツモ条件の園田がドラドラの両面待ちでリーチ。リーチ後萩原からアガリ牌が出るが、満貫ツモ条件にかけて見逃し、結果は無念の流局でトップ浮上はならなかった。
第1試合結果
1位 和久津(フェニックス)+60.2
2位 園田(ドリブンズ)+13.1
3位 岡田(サクラナイツ)▲25.2
4位 萩原(雷電)▲48.1
第2試合
第2試合は村上、黒沢、沢崎、魚谷が出場。
この第二試合は、Mリーグ史上最長の2時間53分の対局となった。全21局でそのうちの10局が流局という痺れる対局となった。
序盤は流局と小さいアガリがひたすら続き、なかなか点差がつかない状況だったが、東4局4本場に親番の沢崎が3巡目リーチの4000オールツモを決めて一歩抜け出した。
その後の5本場、黒沢の清一色聴牌、村上のリーチをかいくぐって魚谷が1000・2000のアガリ、2着目に浮上した。
4着目で親を迎えた村上だったが、南1局の親番で粘りを見せ、7700、4000オールでトップ目まで浮上した。
その後の3本場では子方の3軒リーチを受けるも仕掛けた村上がアガりきって更なる連荘を決めた。
南3局では親の黒沢のリーチを受けるも沢崎が1300・2600のアガリでトップに近づいてオーラスを迎えた。
南4局は村上と沢崎の点差が2800点差の状況。魚谷が仕掛けを入れて3900聴牌。黒沢は門前で高め3900、安め2000の聴牌となった。ここで沢崎のリーチも飛んできたが、村上は沢崎への現物ので黒沢への2000の放銃。なんとかトップを守りきっての決着となった。
第2試合結果
1位 村上(ドリブンズ)+58.3
2位 沢崎(サクラナイツ)+16.5
3位 黒沢(雷電)▲25.3
4位 魚谷(フェニックス)▲49.5
11月12日トータル結果
ドリブンズ +71.4
フェニックス +10.7
サクラナイツ ▲8.7
雷電 ▲73.4
ドリブンズがポイントを伸ばして首位風林火山まであと僅かとなった。下位陣は更に争いが激化。順位の上下はあれど、ポイント差がほとんどない状況が続いている。