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【初心者向け】麻雀始め方ガイド ~ルールや打ち方、簡単な役などを詳しく解説~

【初心者向け】麻雀始め方ガイド ~ルールや打ち方、簡単な役などを詳しく解説~

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麻雀に関して、どんな印象がありますか?

「やってみたいけど、ルールとか役の覚え方が分からない…。」

「面白そうだけど専門用語が多くて点数計算も難しいのかな…?」

「雀荘でおじさんが楽しむもので、大人の遊びって感じ。」

このようにちょっとハードルが高く、特殊なイメージを持つ方も多いかもしれません。

ですが安心してください、麻雀は簡単です

突き詰めれば奥の深い楽しさがありますが入り口はとても広く、子どもからシニア世代まで幅広い年代の方に愛されている頭脳ゲームなのです。

昨今、人気タレントや声優が麻雀プロになったり、麻雀系VTuberが台頭したりと様々な人が麻雀の魅力に注目しています。

この記事では、そんな麻雀の世界をルールや打ち方を中心に麻雀初心者にも分かりやすく解説。また、近年人気を高めている麻雀プロリーグや麻雀番組など「観る麻雀」の楽しさも一緒にご紹介します。

麻雀の始め方を知りたい、ルールを簡単に覚えたい、という方も本記事を読めば安心。魅力あふれる麻雀の世界へ、一緒に飛び込みましょう!

※本記事は麻雀の普及を目的として「麻雀初心者が、麻雀について、分かりやすく把握できること」ことを第一とした記事になります。オンラインゲームを元にしているため、牌の名前や点数計算、細かなルールや用語などをかなり簡略化している箇所もありますが、あらかじめご了承ください。

麻雀ってどんなゲーム?

©ABEMA

「点数とか、変な絵柄とか、呼び方とか、麻雀って難しそう...。」

たしかに細かいルールは多いですが、最初はわからなくても大丈夫です。単純な「絵合わせゲーム」として麻雀を楽しむところから始めてみましょう!

覚え方は簡単。麻雀は図柄を一番早く揃えたプレイヤーが得点をゲットするというルールです。そう考えると、麻雀は極めてシンプルなゲームであることがわかるでしょう。

ここからは麻雀のルール、覚え方を簡単に解説していきます。

使う麻雀牌は34種類136枚

麻雀で使用される牌(はい・パイ)は全部で34種類。1種類につき同じ牌が4枚あり、合計136枚の牌を使います。

これらを利用して、図柄を揃えていくことになります。

[一][二][三][四][五][六][七][八][九] 

萬子(マンズ)漢数字が書いてあり「萬」の字が赤い


[1][2][3][4][5][6][7][8][9] 

索子(ソーズ)緑の棒の本数で数を示している


[①][②][③][④][⑤][⑥][⑦][⑧][⑨] 

筒子(ピンズ)青い丸の数で数を示している


[東][南][西][北]

 風牌(ふうぱい)左から「とん」「なん」「しゃー」「ぺー」と読む


[白][発][中] 

三元牌(さんげんぱい)左から「はく」「はつ」「ちゅん」と読む

初心者のうちは「こんな柄があるんだな」くらいで問題ありません。

1~9の数が描かれた数牌(すうぱい)が3種類、字が書かれた字牌(じはい)が7種類ということを意識しておけば、遊んでいるうちに自然と覚えていくはずです。

牌を積む

4人が正方形のテーブルを囲む麻雀では、各プレイヤーの前に図柄が伏せられた牌が2段重ねの状態で配置されます。これを「牌山(ハイヤマ)」と呼びますが、略して「山」と呼ぶのが一般的です。山は136枚の麻雀牌を4等分するので、ひと山34枚。2段重ねなので横に17枚並んだ形になります。

「ピッ! カラカラカラカラッ…ピタッ」の写真

手牌は13枚

各プレイヤーは最初に山から13枚の牌を取り、ここから絵合わせをスタートします。この13枚は手牌(てはい)といわれ、ランダムに配られるため、最初は図柄もバラバラで揃っていない状態が多いでしょう。

ゲームが始まったらプレイヤーは順番に牌を1枚ずつ引いて、不要な1枚を捨てます。これを繰り返しながら「絵合わせ」を進めていくのが麻雀の基本的なゲームの流れです!

アガリの形を覚えよう

麻雀において、絵合わせで目指す完成の基本形は「3枚揃いの組み合わせを4つと、2枚揃いの組み合わせを1つ」でアガリといわれる形です。

例:[七][八][九] [2][3][4] [⑧][⑧][⑧] [東][東][東] [発][発]

3枚揃いについては、同じ牌を3枚揃える、もしくは同じ数牌で数字の3連番の形にしてもOKで、そのどちらかの条件を満たして3つ揃った状態を面子(メンツ)と呼びます。

ただし、[八][九][一][九][一][二]の場合は連続していることにはならないので注意しましょう!

また[①][2][三]のように1・2・3と数が並んでいても、種類が違う場合はNGです。

「アタマ」「雀頭」などと呼ばれる2枚揃いの組み合わせは連番ではなく全く同じ牌を揃える必要があります。

例:[三][三]

山から1枚ずつ牌を引き、13枚の手牌の並びを作り替え、最終的にこのアガリの形を目指します。

「役」とは?

麻雀には、決まった条件を満たすと成立する「役」というものが多数あります。

「麻雀って役を覚えないと遊べないんでしょ…?」

そんな気持ちから麻雀に抵抗を覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに麻雀でアガるためには役が必要ですが、まずは「リーチ」という役だけ覚えれば初心者でも問題なく麻雀で遊べます!

上でも触れた通り、「3枚揃いを4つと2枚揃いを1つ」のアガリの形を完成させるのが麻雀の基本です。そして「リーチ」は、この形を完成させさえすれば簡単につけることができる役なんです。

麻雀の役一覧を見てげんなりする方もいらっしゃるかと思いますが、実は麻雀において使われる役はほんの一部なんです。

ここからは初心者にも簡単な、リーチを始めとする麻雀の基本となる役について紹介します。役作りに慣れてきたら2つ、3つと新しい役を覚えていけば、状況に応じて役を変える楽しみを実感できるはずです。

初心者におすすめの役①「リーチ」

リーチの条件を満たしていますが...どの牌を捨てれば良いか分かりますか?

「図柄を合わせればアガれるはずなのに、役がないとアガれないなんてめんどくさいよ!」

そんな悩みを簡単に解決してくれるのが「リーチ(立直)」という役です。

リーチをするための主な条件は、

  1. あと1枚でアガリの形になること
  2. ポン・チーなどの「鳴き」を使っていないこと(鳴きについては後で詳しく解説します)
  3. 1000点以上持っていること

の3点です。他の役のように決まった形を作る必要はないため簡単で、ポン・チーを使わなくても基本の形を作れば成立します。

リーチの際には1000点の支払いが必要で、リーチ宣言後はアガリ牌を自分で引くか対局相手が捨てるまでは引いた牌をそのまま捨てなければいけない状態になり、手牌を入れ替えることはできません。

リーチをしてアガるだけで得点が大きく上昇するため、麻雀の基本となる役にして、極めて強力な役でもあります。

リーチについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください!

初心者におすすめの役②「タンヤオ」

34種類ある牌のうち、数字の2~8だけを使って作る役が「タンヤオ」です。手の中に

[一][九][1][9][①][⑨][東][南][西][北][白][発][中]が1枚でも入っていると成立しません。覚え方としては端っこの数字と字牌以外を揃えればよいので簡単ですね。

[二][三][四] [⑥][⑦][⑧] [3][3][3] [5][6][7] [②][②](タンヤオの例)

タンヤオのメリットは、ポン・チーしても成立するという汎用性の高さです。素早くアガってライバルの高いアガりを阻止したい、といった場合には非常に頼りになる役といえます。

ただし、ポン・チーといった鳴きを行うとリーチができなくなるため、鳴きを使うのは麻雀の基本に慣れてきてからがよいでしょう。

タンヤオについては、こちらもチェック!

初心者におすすめの役③「役牌」

役牌とは、[白][発][中][東][南][西][北]といった字牌を同じ図柄で3枚集めることで成立する役です。

[白][発][中]はいつでも役牌となりますが、[東][南][西][北]は今が何局目か、自分がどの席に座っているかといった条件によって役牌として扱うか否かが変わるので注意しましょう。

初心者はいつでも役がつく[白][発][中]をポンするところから始めてみましょう!

役牌については詳しくはこちら!

初心者におすすめの役④「七対子」

麻雀の役には「3枚×4ブロック+2枚」という基本形以外で成立するものもあります。それがチートイツです。

漢字では「七対子」と書き、「対子」は2枚揃いを意味するため、その名の通り2枚揃い×7セットを作る役となっています。

[六][六][九][九][①][①][⑧][⑧][2][2][西][西][白][白](七対子の例)

七対子については以下の記事でもまとめています!

初心者でも覚えやすい簡単な役はいくつかあります。覚え方などはこちらでも詳しく解説しているので要チェック!

ポン・チーとは?

「欲しい牌がなかなか来ない…。やっぱり麻雀って難しくない?」

そんなときには「ポン」や「チー」が強い味方となります。

麻雀では面子を作る場合、他プレイヤーが捨てた牌を拾ってくることができます。「ポン」「チー」は拾ってくることを指す名称で、総称して「鳴き」といいます。

[東][東]のように同じ牌を2枚持っていて他の人がその牌を切った場合、「ポン」をすれば[東][東][東]のように面子にできます。

一方、数字の連番の面子を作るために行うのが「チー」です。注意点として、ポンは自分以外の3人全員からできますが、チーできる相手は自分の一つ前のプレイヤー(左側に座っているプレイヤー)からのみです。初心者は間違いやすいので気を付けましょう。

ただし、ポンやチーをするとリーチをする権利を失ってしまうため、鳴くか否かの判断は慎重に行いましょう。

[二][三][一][四]をチーできる
[一][二][三]をチーできる
[一][三][二]をチーできる

麻雀の打ち方を覚えよう!ゲームの流れは4ステップ

ここまで、麻雀の大まかなルールや役についてご紹介しました。

麻雀の覚え方は、とにかく実際に麻雀を打ってみることが1番の近道。細かいルールも遊んでいく中で自然と覚えていくはずです。

では、ここからは実際にアプリで麻雀をプレイしながらゲームの流れを見ていきましょう。

麻雀のゲームの流れは「ツモる・切る・テンパイする・アガる」の4ステップです。ステップごとに簡単に解説します。

ツモる

麻雀のゲームの流れの1ステップ目。まず「ツモる」

ツモるとは、山から牌を1枚引くことです。下の画像では、くっついて並んだ13枚が最初の手牌で[七]がツモってきた牌です。

切る

2ステップ目は「切る」

切るとは牌を1枚捨てることで、先ほどは[七]を手牌に加えて、役牌にもならず1枚しかない[北]を切りました。

面子の作りやすさを考えて、他の数字と離れている数牌1枚しかない字牌を切っていくのが一般的な打ち方のセオリーです。

こうして、ツモって手牌を組み替えてアガリの形を目指していきます。

テンパイする

「ツモって切る」ことを繰り返すと、自分の手は徐々に仕上がっていきます。

あと1枚でアガリ、という状態を聴牌(テンパイ)といいます。下はテンパイした画像ですが、あとは何がくればアガリか分かりますか?

正解は[六]です。並び替えると

[赤五][六][七] [④][④] [5][5][5] [6][7][8] [五][七]

面子が3つと雀頭があって、あとは[六]がくれば最後の面子も完成することが分かりますね。

アガる

テンパイしたらリーチをかけましょう。リーチをかけたら、その後はアガリ牌を自分でツモるか対局相手が捨てるまでツモって切ってを続けます。

アガリ牌が出ることを祈っていると…対局相手が捨ててくれたので「ロン!」見事、アガリです。

ロン・ツモって何?

[四][五][六] [①][②][③] [⑥][⑦] [2][3][4] [7][7]

この手は、あと1牌でアガることができます。アガるために必要な牌のことを「待ち牌」とも呼びますが、この場合の待ち牌は何でしょうか? 答えは[⑤][⑧]です。そして、自力で待ち牌を引き当てることを「ツモ」といいます。一方、他プレイヤーが[⑤][⑧]を捨てた場合にもアガることが可能で、これを「ロン」といいます。

ここまで、麻雀のゲームの流れを大まかに説明しました。細かい手順などもありますが、実際に麻雀で遊びながら徐々にルールや打ち方を覚えていけば良いのです。さきほど紹介した基本となる形を作ってリーチ、まずはこれだけで十分です。

あとは対局を重ねるうちに頻出する役や展開を覚え、ゲームの流れの中で牌の取り方や鳴きの使い方といった応用も徐々に身につけていけることでしょう。

麻雀の始め方 様々な方法で始めてみよう

麻雀の大まかなルールや打ち方の基本は以上の通りです。

しかし、先ほどもお伝えした通り、麻雀の覚え方はとにかく打ってみること。簡単なルールを頭に入れたら是非とも実践してみましょう。

ここからは、麻雀の始め方、その方法を具体的にご紹介します。

ゲームの流れがわかる!麻雀アプリ・ゲーム

麻雀はスマホやパソコン、Switchなどからでも始めることができます。特にスマホ向けの麻雀アプリは種類が豊富なうえに基本無料でプレイできるものも多く、プロも愛用しているほど。

初心者向けにCPU対局ができるものも多くありますが、慣れてきたらオンライン対戦で全国のプレイヤーと対局できる点が最大の魅力です。

ちなみに先ほどゲームの流れを紹介したプレイ画面は『雀魂-じゃんたま-』のもの。麻雀ゲームの中でもサクッと始められて操作性も抜群の『雀魂』は、初心者に特におすすめしたいゲームです。

麻雀ゲームのおすすめはこちらで詳しくご紹介しています。ぴったりの麻雀ゲームを見つけてみてください!

スマホ向けアプリはこちらの記事でも紹介しています!

無料プレイできる麻雀ゲームは、こちらでも紹介しています!

初心者も安心!麻雀教室

「ゲームじゃ聞きたいことが聞けない…。」

「実際に牌を触って麻雀をしてみたい。」

そんな方へのおすすめの麻雀の始め方は麻雀教室。カルチャースクールや雀荘などで開催されており、講師が丁寧にレクチャーしてくれるので初心者でも気軽に参加できます

麻雀教室のメリット・おすすめ教室などはこちらをチェック!

麻雀経験者や麻雀仲間と一緒に打つ

周りに麻雀経験者や、同じように麻雀を始めてみたいという方がいるなら、一緒に対局をしてみましょう。

不慣れでも大丈夫。気心知れたメンバーで卓を囲めば分からないことも聞きやすく、ルールや打ち方も覚えやすいはずです。

近年ではSNSを通じて麻雀仲間の輪が広がり、麻雀業界が更なる盛り上がりを見せています。

一緒に麻雀を楽しめる麻雀仲間の作り方はこちらをチェック!

麻雀よりも簡単な似たゲームからスタート!

麻雀が難しければ、似たゲームから始めてみるという方法もあります。

「アプリをしてみたけど、いまいちルールがつかめない…」

「麻雀教室が近くになくて通うのは難しい…」

そんな方は麻雀に似たゲームからスタートしてみてもいいかもしれません。仲間や家族でも楽しめるテーブルゲームやカードゲームの中には、麻雀の要素があるものも存在します。

少し遠回りに感じるかもしれませんが、実は麻雀に必要な思考力や記憶力を鍛えてくれるゲームもたくさん。麻雀を覚える為の良い準備運動になることでしょう。

麻雀がもっと楽しくなるステップ

麻雀を始めたら、どんどん対局をして経験を積んでみましょう。目指した役が完成したり、高得点のアガリが出たりといったことが増えると麻雀の面白さを実感するはずです。

ここからは、麻雀をもっと楽しめるステップをご紹介。麻雀に慣れてきたら、色んな要素を楽しみましょう。

高得点の役にチャレンジ

牌が配られた時点で、3種類の図柄(マンズ、ピンズ、ソーズ)のうち一つに偏っているなと感じたら、その種類を積極的に集めていくのもよいでしょう。

同じ図柄の牌を集めると、混一色(ホンイツ)・清一色(チンイツ)といった役を狙えます。鳴いてもOKなうえに高い手が作りやすい役なので、積極的に狙ってみましょう。

高得点の役をアガった時の爽快感は格別で、麻雀がもっと楽しくなるはずです!

一度はアガってみたい!役満

仕上げる難易度、得点ともに最高峰の役。それが12種類ある「役満」です。

[白][発][中]をすべて3枚ずつそろえる「大三元」や、手がすべて字牌の「字一色」など、名前も見た目もカッコいい役ばかりです。

そんな役満の中で、比較的狙いやすいといわれているのが「国士無双」です。

[一][九][1][9][①][⑨][東][南][西][北][白][発][中]を1枚ずつ(1種類だけ2枚)集められれば成立となります。

国士無双に関してはこちらをチェック。誰もが憧れる役満をアガったプロ雀士たちの様々なストーリーが語り継がれています。

役満アガリや珍しい役・高得点アガリの対局はこちらも注目!

とても魅力的な役満ですが滅多に起こるものではないため、役満の狙いすぎには注意しましょう

捨て牌に注目しながら、相手の様子を伺ってみる

他の人が攻めてきた時に、どのように立ち回るかも麻雀の醍醐味です。

リーチ宣言された場合は、その人が捨てている牌と同じものを切れば、相手にロンされてしまう可能性はゼロです。これを安全牌と呼び、自分の手の内に安全牌がある場合はそれを捨てていれば安全に点数を守れますが、安全牌がない場合には安全そうな牌を選んで捨てていくことになります。

また、「あと少しでアガれる!」という場合には、危険を冒してでも攻めることも必要です。形勢逆転してアガりをモノにできれば点数には代えがたい満足感が得られるでしょう

安全牌や危険牌についてはこれらの記事でも詳しく解説しています。

ライバルとの駆け引きを楽しもう

麻雀に慣れてくると「ロンされない」という点だけでなく、ライバルとの駆け引きや読みあいも楽しめるようになります。

麻雀では役の種類によって点数が変わるため、各プレイヤーはできる限り高い得点を目指したいと考えます。

しかし、点数が高い役は揃えるのが難しくて時間もかかります。点数がもらえるのは最初にアガリをモノにした1人だけなので、自分がアガる前にライバルが簡単な役でアガってしまったら元も子もありません。

このような場合には点数が低くても素早くアガれる役を選択する、といった妥協も必要になってきます。

自分の理想を追い求めながらも、ライバルの動向も確認して状況判断を行う。麻雀はライバルとの深い駆け引きも魅力のゲームなのです。

麻雀の楽しさ、面白さはこちらでもご紹介!

注意しよう!アガれないのは何故?

麻雀に慣れてきてゲームなどで対局を重ねていく際

「役を揃えたつもりなのにアガれない…(ツモまたはロンのボタンが表示されない)」

という問題は初心者なら誰もが経験することでしょう。麻雀の役には成立するための条件があり、その条件も役によって違います。

ここからは、初心者の方が特に間違えやすいポイントをピックアップして解説します。

鳴いたら成立しない役に注意

麻雀の役は「鳴いても成立する役」と「鳴いたら成立しない役」に分かれています。

例えば、「リーチ」は鳴いていないことが条件になっており、ポンやチーをした後はリーチをすることができません。そのため、リーチをしたい場合には鳴くことをせずに牌を整える必要があります。

最初のうちはそれぞれの役の条件を覚えるのが大変なので、基本的には鳴きを使わずにリーチを目指すのが良いでしょう。狙わなくても自然とついてくる簡単な役もいくつかあるため、よく見る役は順番に覚えていくといいですよ。

鳴いていい役は、こちらで一覧でまとめています。初心者でも挑戦しやすい役を中心に解説しているので要チェック!

フリテンって何?

麻雀初心者の多くが経験するミス、それが「フリテン」です。

麻雀では自分が一度捨てた牌が待ち牌になっている場合はロンできない決まりになっており、その状態のことをフリテンといいます。

[四][五][六] [①][②][③] [⑥][⑦] [2][3][4] [7][7]

このケースで自分の捨て牌の中に[⑤]があったとします。この場合、[⑤]だけでなく[⑧]が切られた場合でもロンはできません。

自分の待ち牌を一つでも切っていたら、その他の待ち牌でもアガれなくなってしまうのです。

フリテン時は他人からのロンはできませんが、自分でツモった場合はそのままアガることができます。

フリテンに関しては、こちらで詳しく解説しています。

「風」の種類が違うとアガれない

「役牌」の項目で、[東][南][西][北]を揃えた場合は条件付きでアガれると紹介しましたが、その条件となるのが「風」です。

麻雀は4人のうち1人が「親」となり、反時計回りで順番に親が回ってきます。親の風は「東」と決まっていて、そこからツモの順番に連動して南→西→北となります。

つまり、自分の風はゲーム中、何度も変わっていくわけです。

そして、自分の風に当たる牌は「役牌」として扱われ、たとえば自分の風が「西」の場合には、[西]を3枚揃えた場合に役となります。

このほか、親番が1巡するまでのことを「東場」と呼び、[東]が4人共通の風になります。これが2巡目に入った場合は「南場」に変わります。

このあたりは実際に対局を行うと非常にわかりやすいため、まずは「風」というものが存在するんだな、くらいの感覚で実戦を行ってみましょう。

「東1局」「南4局」って何?

ゲーム画面には「東〇局」「南△局」といった表示がされますが、これは現在行っている対戦が何戦目かを示しています。よく採用される「東南戦」というルールでは東1局から東4局が終わると南1局に変わり、南4局が最終戦となります。時間短縮のため東4局でゲーム終了とする形式もあり、これを「東風戦」といいます。

麻雀の基本「点数」について

アガって得点を獲得できるようになってきたら、次はゲーム終了時に4人の中で一番得点が高い状態で終わることを目指しましょう。

麻雀で勝者となるのはゲーム終了時の点数が一番多かったプレイヤーですので、点数をより多く獲得しつつ点数を失わないことが重要になります。

ここでは、点数の仕組みについて紹介しましょう。

点数ってどうやって決めるの?

麻雀の役は難易度によって「1翻(ハン)役」「2翻役」「3翻役」「6翻役」「役満」に分類されています。

役が複合することもあるので、その翻数の合計によって点数が決まることを覚えておきましょう!

例えば、リーチをした際にタンヤオの形になっていたとします。この場合、タンヤオもリーチも1翻役なので、アガった場合にはこれらを合計した2翻の得点が加算されるということです。

点数計算は初心者にとっては難しいので覚えるのは後からで大丈夫ですが、簡単に説明すると1翻が1000点、2翻が2000点、3翻が3900点、4翻が8000点と「倍々」に増えていくイメージです。

点数計算を自動で行ってくれるのも麻雀ゲームのメリットの一つなので、点数がわからなくてもとにかく対戦を行ってアガりを目指してみましょう!

「満貫(マンガン)」「跳満(ハネマン)」って何?

満貫(4翻・5翻)は8000点でのアガリ、跳満(6・7翻)は12000点のアガリのことを指します。さらに高くなると倍満(8~10翻)は16000点、三倍満(11翻以上)は24000点、役満は32000点となります(いずれも子の場合)。麻雀に慣れてきたら、満貫以上のアガリも目指してみましょう。

点数が減るのはどうして?

麻雀においては、他の人のアガリが発生した際に失点することがほとんどで、アガリが発生した際の点数のやり取りは大きく2パターンに分かれます。

他の人が捨てた牌でアガるロンによるアガリの場合は、当たり牌を捨てた人が点数を全額支払います。

当たり牌を自分で引き当てるツモアガリの場合は、アガった人以外の3人全員が点数を分担してアガったプレイヤーに支払います。

例えば4翻8000点の場合には、以下のようになります。

例:ロン→当たり牌を捨てた人が8000点 ツモ→アガった人以外の3人で2000点・2000点・4000点を分担して支払う

ツモられた際、親は他の2人よりも多く点数を支払います。上の例の場合には親が4000点を支払う、というわけです。

初心者でも使いやすい麻雀の点数計算ツールについて以下の記事でまとめてますので、点数計算が難しい際に使ってみてください!

ペナルティってあるの?

麻雀にはペナルティも存在します。先ほど紹介したフリテンのミスをしてしまった場合や役がない状態でアガりを宣言してしまった場合には、「チョンボ」となって点数を支払うことになってしまいます。初心者は度々こういったミスをしてしまいがちです。

ゲームでは初めからアガれないようになっているため安心ですが、現実で対局を行う際には「ツモ」「ロン」と宣言する前に、自分の手をしっかり確認しましょう

麻雀の覚え方 練習や勉強法

麻雀のルールを覚え、対局を重ねていくと

「もっと麻雀を深く知りたい!」

「麻雀の戦術を覚えたい!」

という思いが湧き上がってくることでしょう。麻雀は様々な方法で学び、雀力を上げていくことができます。

ここからは、麻雀の練習や勉強の方法をいくつかご紹介します。

ゲームで練習を重ねよう

麻雀の役作りや駆け引きの楽しさをより深く実感して打ち方をマスターするには、とにかく場数を踏むことです。

麻雀ゲームにはランクシステムが導入された作品が多く、例えば雀魂の場合は「初心」というランクからスタートします。対戦で勝てばより高いランクに上がっていくため、達成感を味わいながら経験を積み重ねていきましょう!

さらに詳しい麻雀の練習方法については以下の記事でもまとめています。

負けが続いている理由が分からない…。そんな方はこちらもチェック!

打ち方を学ぶならプロの対局動画がおすすめ

麻雀プロの動画を見ることも、麻雀の成長につながります。

対局動画を見れば、麻雀におけるゲームの流れが自然と身に付くことでしょう。対局では実況と解説もされていますので、試合中の解説を聞くことで選手がどのように考えて打牌選択したかを知ることができます。

また、YouTubeで試合後の振り返り配信を行っている選手もいますので、これらを見ればプロの試合中の思考の変化、そして麻雀の奥深さを理解できるようになるでしょう。

YouTubeやABEMAなどでは多くのプロ対局を視聴できます。切り抜き動画や名場面集のように10分以内で見られる動画もあり、こちらは短時間で楽しくプロの技を学べるので非常におすすめです。

おすすめの麻雀番組については以下の記事でもまとめています!

ガイドブックや戦術本で学んでみよう

麻雀の覚え方として、ガイドブックや戦術本を参考にしてみるのも有効な方法です。麻雀のルールやセオリーから対局で悩むような展開の解決方法など、麻雀に関するあらゆる知識が詰まっています。

初心者向けの簡単なルールブックや、ステップアップしたい方にぴったりの戦術本など種類は様々。アナログな方法ですが通勤通学の合間や自宅でも場所を選ばず読めて、充電や通信料、音なども気にせずに勉強できるのがメリットです。

麻雀本のおすすめは、こちらでもご紹介。あなたに合う麻雀本が見つかります!

トッププロ、Mリーガーたちがテクニックや思考を伝授する麻雀本はこちら!

自宅で打ち方を練習しよう

牌さばきや所作などの打ち方を覚えていきたい場合、実際に麻雀牌を触って練習するのが1番効果的です。

麻雀牌とマットがあれば、自宅でいつでも練習や対局ができます。マイ麻雀牌に愛着がわき、麻雀もより深く楽しめるようになるでしょう。

麻雀セットのおすすめは、こちらの記事で紹介しています。

麻雀牌を厳選したい方はこちらもチェック!個性のある麻雀牌もご紹介。

麻雀マットはこちらを要チェック!

きれいな所作を身に付けるには、こちらの動画もおすすめ!

雀荘に行ってみよう

麻雀は家やオンライン麻雀ゲームでも楽しめますが、雀荘で麻雀を打つ楽しみ、雀荘で学べることもたくさんあります。

まず、雀荘には全自動麻雀卓など、麻雀で使う用具が全て揃っています。

全自動麻雀卓は牌をいちいち積み上げる必要がなく、ワンボタンで山や手牌を組み上げてくれる優れものです。局の間の時間を大幅に短縮してくれるため、自宅で手積みを行う場合と同じ所要時間でより多くの対局をこなし、経験を積むことができます。

さらに、雀荘では1人で訪れた来店客同士で対局を行うこともできるので1人で行っても麻雀を楽しめます。色んな方の打ち方を見ることができ、仲間内で打つ麻雀とは違った雰囲気を味わえるでしょう。

初対面の人とも一緒に楽しめるのが麻雀の魅力のひとつですが、お互い気持ちよくプレイするためにもマナーはとても大切です。

こちらの記事で麻雀のマナーについてまとめていますので、チェックしてから臨みましょう。

18歳未満は風営法で雀荘に入れなかったり、初心者向けではないお店があったりします。事前にネットで調べてから、まずは初心者歓迎の雀荘を訪れれば安心でしょう。

麻雀ウォッチではおすすめの雀荘紹介記事も用意しているので、ぜひ参考にしてみてください!

今こそ麻雀がアツい!見ることも楽しい頭脳ゲーム

©Mリーグ

ここまで麻雀のルールや覚え方などプレイに関することを解説しましたが、麻雀は自分で遊んで楽しいのはもちろん、野球やサッカーをはじめとしたスポーツのように観戦しても大いに楽しめるのが魅力のひとつです!

MリーグやVtuberによる麻雀の配信といった観戦環境が増加している近年では、「見る雀」という言葉もトレンドになっています。ルーツから紐解くと千年以上になる麻雀の歴史の中で「観戦して楽しむ」という新たな魅力が注目されているのです。

これを読めば麻雀をもっと深く知れる。麻雀の歴史については以下の記事でもまとめています。

Mリーグ人気は右肩上がり!「麻雀をしない人」が視聴者の半分以上!?

2018年、麻雀のトッププロによるチーム対抗戦「Mリーグ」が誕生しました。

麻雀を高度な"頭脳スポーツ"と位置づけ、オリンピック種目に採用されることを目指しています。初代チェアマンには藤田晋氏(サイバーエージェント社長)、最高顧問にJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏が就任。

驚くべきは、その視聴データ。一般社団法人Mリーグ機構の調査によると、「Mリーグ」視聴経験者(約500万人)のうち、半分以上(約300万人)の方が麻雀を一度もプレイした事が無いという結果に。

ファンだけでなく、プレイしたことがない人をも魅了する...それがMリーグ、そして麻雀の魅力でもあるのです。

Mリーガーって?

Mリーグに所属する8チームと契約しているプロ雀士のことを指します。2018年のMリーグ初年度開幕前には、プロ野球のようなドラフト会議が行われ、各チームのメンバーが決まりました。その後も、選手の入れ替えや補充のためにドラフトが開催されています。Mリーガーには攻撃型、バランス型、守備型と多彩な顔触れが揃っており、その個性がぶつかり合うことによってMリーグは多くの人を魅了しています。俳優として人気の萩原聖人プロやグラビアでも注目の岡田紗佳プロなどが有名です。

Mリーグでの名勝負はこちらをチェック!プロの真剣勝負に夢中になること間違いナシ。

あなたの知っているVtuberも麻雀ファン!?

昨今では多くのバーチャルYouTuber(Vtuber)たちが活躍し、麻雀のゲーム実況を行う「麻雀系Vtuber」も増えてきています

そこに登場した新たな麻雀コンテンツが『神域Streamerリーグ(神域リーグ)』です。Mリーグで活躍するトップ選手が各チームの監督となり、個性豊かなVtuberと一緒に団体戦を繰り広げます。

神域リーグの魅力は、なんといっても「選手視点での配信」。対戦する4人がそれぞれ生配信を行っているため、4方向から臨場感たっぷりの配信を楽しめます。「麻雀はよくわからないけど楽しい」といった視聴者も多く、大きな盛り上がりを見せているリーグ戦です。

麻雀作品も大人気!

麻雀はアニメやマンガや映画など、様々な形で作品としても愛されています。麻雀プロの中にはマンガが麻雀を知るきっかけになったという方も。

個性豊かなキャラクター達によって、エンターテインメントとしての麻雀の楽しさがより魅力的に描かれています。

映像化された作品も多数。麻雀マンガのおすすめはこちらをチェック!

麻雀アニメはこちらの記事で紹介しています。

麻雀映画情報はこちらをチェック!麻雀プロも出演する作品アリ。

まずは麻雀を遊んでみよう!困ったときは麻雀ウォッチをチェック!

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この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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