Mリーグコラム「反省を力に変えて引く三の矢」赤坂ドリブンズ12月17日マッチレポート村上「Mリーグ開幕以来、いっっちばん悔しい試合だった。」 12月17日の試合、2ヶ月ぶりのトップを目指して卓についた村上を襲ったのは無情の4着という結果だった。 たろう・園田とチームメイトが順調にポイントを積み重ねる中で、自分だけが足を引っ張っているのではないか。責任感が強く真面目な村上だからこそ、現状にやりきれない思...
Mリーグコラム「オリるのが死ぬほど嫌いな男のオリない秘訣」赤坂ドリブンズ12月3日マッチレポート「応援してください。」 と赤坂ドリブンズのメンバーは言わない。 「応援してもらえるような麻雀を打ちます。」 これが赤坂ドリブンズのクラブとしての信念だ。 応援してもらえるチームとは何か? 監督の越山剛はその条件を”勝利”に見出したからこそ、ドラフト会議でこのメンバーを集めた。 勝利に貪欲な3人を。 勝利に...
Mリーグコラム「6戦4勝のゼウス打法を解剖。3つの柱とは?」赤坂ドリブンズ11月22日マッチレポートいつものようにクラブハウスに集った赤坂ドリブンズ一行。出場を予定していない選手も全員がクラブハウスで戦いを見守る。そのおかげか、チームの雰囲気はいつも穏やかだ。 村上「今日は勝てそうな気がする。」 園田「分かる。勝てそうな気がするよね。」 麻雀ではあれほど合理的に思考するドリブンズメンバーだが、バックヤードではオカルト...
Mリーグコラム「仕組まれていたゼウスの復活」赤坂ドリブンズ 11月15日 マッチレポート4-4-4-4-2-3-4。 4連続ラスを含む7試合トップ無し。個人成績は▲200ptを超え、21人中20位。 競技麻雀の世界において、圧倒的な実績を残してきた鈴木たろうにとっては、あまりにも酷な成績だった。 11月15日、そんなたろうが復活の2連勝を遂げた。 いや、この2連勝は4人目の赤坂ドリブンズ、越山剛監督によっ...
Mリーグコラム「ジャイアントキリング」赤坂ドリブンズ 11月5日2回戦 マッチレポート――「ツモ、300・500。」 なぜだろう。 園田賢の麻雀を見ていると、とても清々しい気持ちになる。 こんなに安いアガリなのに。 東2局、園田はのチーから入り、バックでのアガリに向かう。 園田「赤もないサンシャンテンの手牌。こういう手牌は、リーチを目指すことの価値が低いんだよね。どのみちアガリにはが必要だから、鳴いてア...
Mリーグコラム「ゲオスミン漂うドリブンズ」赤坂ドリブンズ 18回戦(10月26日) マッチレポートペトリコール――雨の匂いを指す言葉。 晴天の東京オフィス街とは裏腹にドリブンズのクラブハウスはペトリコールで満たされていた。 無理もない。100pt近くあった貯金を4着-4着-3着と直近の3試合で全て溶かし、借金生活に突入したのだ。 園田「チームのムードが盛り下がっているのは感じていた。そのためにもこの試合は、しっかり...
Mリーグコラム「40年間反省し続けてきた男」赤坂ドリブンズ 7回戦(10月11日) マッチレポート“牌品高” 麻雀発祥の地、中国の言葉で”パイピンカオ”と読む。 相手がいるからこそ、自分は麻雀を打つことができる。対局者に対して感謝の気持ちを持って品格のあるプレーを心がけようという意味。 「よろしくお願いします!」 自動卓の味気ない機械音をかき消す、一際大きな声の主は村上だ。 相手があってこその自分。村...