Mリーグコラム「敗戦のたろうに見える笑顔の正体」赤坂ドリブンズマッチレポートかつて中国に曹操(そうそう)という極めて頭の良い将軍がいた。 曹操は関羽(かんう)と領土を巡って争いを繰り広げていたが、どうにも戦力が足りず、いよいよ敗北寸前というところまで追いつめられてしまう。 真正面から戦っても勝機がないと感じた曹操は考えた。 曹操「自分の力だけではどうにも戦えない時に、何か策はないものか…。」 ...
Mリーグコラム「デコボコの手牌で優勝の期待値を追いかけて」赤坂ドリブンズマッチレポートデコボコだった。 をポンして、ホンイツ・小三元・赤の18,000点のテンパイ。村上の手牌は大きくよれていた。 レギュラーシーズンの整然とした牌の並びと見比べると、その違いは一目瞭然だ。 村上「めちゃめちゃ緊張しちゃってさ。このときも手が震えてて、牌を直したら倒してイエローカード貰いそうだからできなかったんだよね(笑)」...
Mリーグコラム「誰よりも結果を求めるからこそ、誰よりも結果にこだわらない。」 赤坂ドリブンズマッチレポートファイナルシリーズ第2週 「俺たちは勝つことでしかファンの人たちを喜ばせることができないから。」 3月10日、快勝の週末を終えた夜の東京。ハイボールを流し込み、顔を軽く赤らめながら、冗談半分、本気半分といった面持ちでたろうが言った。 見栄えがいいわけでも、卓越したファンサービスを提供できるわけでもない。そんな不器用なお...
Mリーグコラム「逆襲の逆止弁」赤坂ドリブンズマッチレポートスティックバルーン賢 試合開始前、応援用に支給されたスティックバルーンを膨らませながら園田が言った。 園田「このバルーン、2個でワンセットなんだね。」 村上「そらそうでしょう。1個でどうやって使うのよ。」 園田という男はたまに抜けている。 園田「膨らませてから空気が出ていかないのもどうなってるの?」 監督「逆止弁てやつ...
Mリーグコラム「村上淳はどこへ行ってしまったのか?」赤坂ドリブンズマッチレポート屈辱の2月、村上の本音 レギュラーシーズンの佳境、2月のMリーグに村上の姿はなかった。1月31日の起用を最後に、村上は卓に着く機会を与えられなかったからだ。 決して珍しいことではない。激しい競争に敗れ、出場機会を失う選手がいるのが、プロスポーツの常だ。 村上「もし情で起用されるようになったなら、俺はチーム...
Mリーグコラム「ドリブンズのlast one mile 長く険しい1週間 第3部」赤坂ドリブンズマッチレポート2月12日 19:00 ドリブンズはレギュラーシーズンの全80試合を▲8.7ptで終え、ファイナルシリーズ進出の命運を他チームの結果に委ねる形となった。 チームの行く末が決まる緊張のレギュラーシーズン最終日、おじさんたちは自宅でもなく、監督邸でもなく、飲み屋でもない。 パブリックビューイングの会場にいた。 そう、この日...
Mリーグコラム「ドリブンズのlast one mile 長く険しい1週間 第2部」赤坂ドリブンズマッチレポート第1部はこちら 2月7日(木) レギュラーシーズンも残り4試合。ファイナルステージへの椅子がくっきりと目に映った状態で迎えたのが2月7日の対局。 越山「正直、かなり余裕ができたなと思った。残りの4試合で全て4着にならない限りは、ほとんど(プレイオフ進出は)大丈夫だろうと。」 その中で、この日の先発に鈴木た...
Mリーグコラム「ドリブンズのlast one mile 長く険しい1週間 第1部」赤坂ドリブンズマッチレポート 監督の裁量による最良の選択 一時期の貯金を溶かし、ファイナルステージ進出ボーダーとは100pt差という局面で迎えた2月4日の対局。レギュラーシーズン6試合を残してドリブンズに山場がやってきた。 監督の仕事は、現状を冷静かつ客観的に把握すること。そしてその上で誰を起用するべきか考えること。この...
Mリーグコラム「ファイナルに行けるのか、冬」赤坂ドリブンズ1月21~31日マッチレポート時は睦月の佳境、Mリーグ2018のレギュラーシーズンも8試合を残すのみとなった。 誤解を恐れずに言うのなら、1/21~1/25の週(以下1/21WEEK)ドリブンズクラブハウスの雰囲気は悪かった。 決してギスギスしているというわけではないが、負けた日は独特の匂いがする。 1/21WEEKは3着-1着-3着-4着-4着-...
レポート「麻雀って、楽しいよね!」新春東海麻雀大会レポート新年の1/2(水)に、名古屋の琥珀さんで開催された『新春東海麻雀大会』についてレポートします! レポーターは、最高位戦日本プロ麻雀協会の阿部柊太朗が担当します。 よろしくお願いします。 09:00 開場準備 会場である琥珀に最高位戦東海支部の面々が集まりました。 総出で会場の設営に取り掛かります。 まずは...