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「6戦4勝のゼウス打法を解剖。3つの柱とは?」赤坂ドリブンズ11月22日マッチレポート

「6戦4勝のゼウス打法を解剖。3つの柱とは?」赤坂ドリブンズ11月22日マッチレポート

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いつものようにクラブハウスに集った赤坂ドリブンズ一行。出場を予定していない選手も全員がクラブハウスで戦いを見守る。そのおかげか、チームの雰囲気はいつも穏やかだ。

村上「今日は勝てそうな気がする。」

園田「分かる。勝てそうな気がするよね。」

麻雀ではあれほど合理的に思考するドリブンズメンバーだが、バックヤードではオカルト全開の会話に花が咲く。

たろう「俺も他の人たちみたいに○○打法みたいのほしいな。」

園田「たろうさんはいつも通りゼウス打法でいいよ。」

園田にあっさり片づけられてしまった。

ゼウス打法とはどのようなものなのか。たろうが語るには、大きく分けて3つの柱で構成されている。

試合と照らし合わせて、たろうの言葉と共にゼウス打法を解説していこう。

 

この配牌の構想は?赤もドラもない手牌、真っすぐ進めるには魅力の薄い手だ。ホンイツを目指すのがベーシックな選択だろう。たろうも打としていく。

次巡のツモは

ホンイツに決めて、後に他家に対して危険になりそうなを先に打ちたくなるところだが、たろうの選択はツモ切り。

たろう「赤やドラのを引いたら使いたいからね。いい牌が来たときに使えるようにしておかないと。」

“一手は繊細に”

序盤はリーチを受けるリスクが少ない上に、リーチを受けたとしてもこの手牌ならオリることは難しくない。危険の少ない序盤こそ手を大きく広げて構え、攻撃の選択肢を増やす。

 

次局もマンズが目立つ手牌。もちろんメインはホンイツだろう。

しかし、この手ならチートイツも狙える。それならばと、場に1枚見えのから切り出していく。序盤のチートイツで1枚差は大差だ。

“一手は繊細に”

この手は多くの場合にはこうしてホンイツに向かうことになる。ゆえに、序盤の牌の残し方が取り上げられることは少ない。たろうはそんな場面でも「なんとなく」で牌を選ばない。

南3局1本場、配牌でイーシャンテン。

たろう「この局の目標はトップ目でオーラスを迎えること。はポンしてテンパイに取るんだけど、寿人(コナミ:佐々木寿人選手)以外からは早い巡目なら見逃そうと思ってたね。」

“常識を疑え”

アガリ牌が出たらアガると誰が決めたのか。鳴く/鳴かない、押す/押さないという選択があるように、アガる/アガらないという選択だってあるのだ。

今回の場合、ツモか直撃なら佐々木選手をまくってオーラスをトップ目で迎えることができる。順位点の大きいこのルールでは、オーラスに微差でも着順が上にいることの価値は高い。

たろう「トップ目でオーラスに行けば、タッキー(EX:滝沢和典選手)のアガリでトップになるパターンが増えるからね。見逃すというリスクを背負うに十分なリターンを得られる。」

結果、望外の満貫ツモによりトップ目でオーラスを迎えることに成功する。

オーラス、役牌を鳴いてアガればトップの待ちのテンパイを入れる。ところが、テンパイにも関わらず、だけを端に寄せる変わった牌の並べ方をしていた。

たろう「が薄くて、あまりいい待ちじゃないと思ってたんだよね。対しては場況的に悪くないと思ってて。だからをチーして単騎にする選択もあるなって。鳴くかどうかは分からないけど、鳴く準備だけはしておいた。」

”ためらわず実行せよ”

たろう「こういうのって、結果的にアガリを逃したりすると批判にも繋がったりする。でも自分が得だと考えたなら躊躇してはダメ。」

実際にはが出ることなく局が進行したが、牌の並べ方からもゼウス打法は垣間見えた。

同局、巡目は進んで最終手番。親の茅森選手が鳴いており、他2人はオリているという局面。のどれかを切ればテンパイ料がもらえる。

しかし、たろうはを切ってオリを選択した。

たろう「ここでノーテンとしても寿人とは10,500点差。次局に満貫ツモでもまくられないから、いつもよりテンパイ料の価値は低いと見積もっていた。もう100点少なかったら(次局に佐々木選手のマンガンツモで同点になってしまうため)テンパイを取りに行っただろうね。」

とはいえ、次局に誰かがリーチ棒を出してから佐々木選手が満貫をツモるとまくられてしまう。テンパイ料を取りに行く価値は十分にあると思うのだが?

たろう「も茅森にポンされる可能性があったんだよね。もし茅森がまだテンパイしてなかった場合にポンさせたら絶対損でしょ。切るならなんだけど赤で放銃打点が高くなるから切りたくない。だからオリようって感じかな。」

“一手は繊細に”

実際に親の茅森選手の手にはがトイツだった。茅森選手がイーシャンテンだった場合、このを切らなかったことで茅森選手がノーテンで終了していた可能性もあっただろう。

続く1本場、オーラスをトップ目で迎えることの利点が活きる。横移動の決着により、自分以外のアガリでトップを決めた。

 

これにより6連戦を4トップという圧倒的な成績で駆け抜けた。

たろう「マイナス圏を脱出してホッとしてるよ。焦りが減ったから、今後は上手く欲張れるといいなあ(笑)。」

弾けんばかりの笑顔で語るたろう。ゼウス打法を支えているのは、案外この無邪気さなのかもしれない。

この記事のライター

阿部 柊太朗
最高位戦日本プロ麻雀協会所属。
関西を中心に活動している95年生まれのゆとり世代。
Mリーグでは赤坂ドリブンズの記者として活動中。
目指すは未来のMリーガー!

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