麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン74日目の対局が2月12日(金)に開催された。
第1試合
第1試合は亜樹、瑞原、沢崎、寿人の対戦。
東1局は亜樹が先制リーチ。沢崎から一発で9600のアガリで一歩リード。しかしここから亜樹にとって苦しい展開が続く事となる。
東1局1本場は瑞原が寿人との2軒リーチを制して2000・4000。
東2局は沢崎が寿人との2軒リーチを制して2000・4000のアガリを決めた。
寿人は攻撃が空ぶるシーンが続いたが、東1局1本場で1000オールをアガった後、2本場では亜樹との2軒リーチを制して6000オールで一気に抜け出した。
その後の東3局3本場は亜樹が仕掛けて満貫聴牌を入れるも瑞原のリーチ。亜樹が一発で掴み瑞原の8000のアガリとなった。
ここまであまり出番のなかった沢崎だが、東4局の親番で亜樹のリーチに追いかけて一発でツモって6000オール。一気に2着目に浮上した。
その後の1本場でも亜樹が高め三色の先制リーチに出たが瑞原がドラ単騎をツモって1000・2000。亜樹はなかなかアガリが遠く、僅か700点持ちと箱下寸前の状況で南場を迎えた。
南1局は亜樹が1500、2600オールとアガリを決めるも、大きく点差を縮めることができずに2本場では寿人が沢崎から3900のアガリを決めて場が進んだ。
しかし南3局1本場、亜樹が七対子のみの聴牌で地獄単騎の待ちでリーチ。なんと一発ツモ裏裏の3000・6000となり一気に2着目に浮上してオーラスを迎えた。
最終局は1局沢崎が連荘したが、1本場では依然として全員が満貫の圏内の点差で緊迫とした状況となった。
瑞原にもチャンス手が入るも、亜樹がダブを暗刻としてトイトイに仕上げ、瑞原から8000のアガリで決着。東場終了時点で僅か700点持ちの場面からの大逆転勝利を決めた。
第1試合結果
1位 亜樹(風林火山)+51.9
2位 寿人(麻雀格闘倶楽部)+9.9
3位 沢崎(サクラナイツ)▲15.4
4位 瑞原(Pirates)▲46.4
第2試合
第2試合は勝又、小林、堀、前原が出場。
序盤は緊迫した局が続く。堀がややリードして迎えた東3局に前原のリーチを受けながらも小林が無理せず押し返し、勝又から5200のアガリを決めた。
東4局では堀が巧みな仕掛けと切り順でホンイツトイトイの2000・4000を決めて一歩リードを広げて南入。
しかし南場は小林がひたすらにアガリを決めた。まずは南1局に三色確定のリーチをツモって2000・4000。
南2局ではダブルリーチドラ1の単騎で勝又から5200のアガリでトップ目に浮上。
南3局でも前原のリーチを受けながらも小林が堀から2000点のアガリでリードを広げてオーラスを迎えた。
オーラスを6700点差で迎えた堀だったが、1鳴きのトイトイでツモっての3暗刻狙いの聴牌を組んだ。着順浮上を狙った勝又がフリテンリーチに出るも、堀が2000・4000をツモって小林を逆転。トイトイをしっかり操っての2回の満貫で勝利を手にした。
第2試合結果
1位 堀(サクラナイツ)+62.3
2位 小林(Pirates)+16.0
3位 前原(麻雀格闘倶楽部)▲25.1
4位 勝又(風林火山)▲53.2
2月12日トータル結果
サクラナイツ(沢崎3着・堀1着)+46.9
風林火山(亜樹1着・勝又4着)▲1.3
麻雀格闘倶楽部(寿人2着・前原3着)▲15.2
Pirates(瑞原4着・小林2着)▲30.4
サクラナイツがポイント微増でトータルプラスを三桁に乗せた。Piratesは瑞原が苦しい展開での4着となるも小林がなんとか持ちこたえる格好となった。Piratesは残り16戦。まだまだ挽回のチャンスは残っている。