土田の麻雀道土田の麻雀道 10.目先の利に走らない 麻雀を打っていると、いろいろな欲が出てきます。和了りたい、高い手を和了りたい、親で連荘したい、トップを取りたい、ラスを引きたくないといった欲が自分の心の中でうごめきながら麻雀を打っていると思います。 ラス前もしくはオーラスでトップ目とします。とが入れば三色になる手です。これをかが出てきたらポンして、のテンパイに取る...
土田の麻雀道土田の麻雀道 9.覇道・邪道は棄て王道をいく 覇道、邪道、そして王道があります。覇道の麻雀は、勝つためにどんなことでもします。被害を受けないためにいろいろな技術を駆使しながら失点を防いでいったり、相手から点数を掠め取るような和了を考えます。邪道の麻雀は、勝ち負けに関係なく、感情的な行為や相手の心をかき乱す行為をします。王道の麻雀は、オーソドックスに、ストレートに...
土田の麻雀道土田の麻雀道 8.自然体 どんな競技でも自然体ということがよく言われますが、麻雀でいうところの自然体を一口で言うと、風を感じながら打つこと、風に逆らわないで打つことです。自分に追い風が吹いているのか、向かい風なのか、風が吹いていないのか。いわゆるツキの話と絡んでくる可能性が高いのですが、その風を感じながら、その風に見合った選択をしていくことが...
土田の麻雀道土田の麻雀道 7.アガるためには打たない 麻雀は、ゲームとして場を平たくすることに一番重きを置き、和了るためには打たないほうがいいと思います。場が偏るようなきっかけを自分が作ってはいけません。 ドラはです。東四局か南一局とします。トップ目の下家がをポンして、ピンズの一色で仕掛けています。はションパイです。こういう手のときこそ和了に向かわないようにします。場...
土田の麻雀道土田の麻雀道 6.手牌とともに自身を育てる 手牌を育てるということが麻雀の本質だと思います。手牌を育てる、自分の心を育てるということが大事です。しかし、今まで50万局ぐらい打ってきた経験から確かに言えることですが、目先の和了に目を奪われてしまうことは多いと思います。 親で、を引いてきました。普通はを切ると思いますが、を切ってもいいと思います。とで三色同順です...
土田の麻雀道土田の麻雀道 5.牌品高(パイピンカオ) 麻雀牌たちはあなたを見ています。自分が13枚の手牌を眺めているのではなく、牌に自分の心を見られているところに大きなポイントがあります。 麻雀の品格とは牌品高、パイピンカオです。これが麻雀道を極めていく上でとても重要な言葉です。品格のある打ち手を目指すには、牌に敬意を払う。河に敬意を払う。相手に敬意を払う。これを心得...
土田の麻雀道土田の麻雀道 4.潔い負け方 色気や悔しい気持ちを抑えて、潔い負け方をするということは、なかなかできるものではありません。負けているときは、情けない、みっともない打ち方をしていることが多くあります。負けを受け入れる、ラスや3着を引き受けるという考え方で、あがかないのが基本です。 オーラス、親の手牌です。テンパイや連荘、相手に警戒させることを考え...
土田の麻雀道土田の麻雀道 3.包容の精神 包容の精神は、麻雀道ではものすごく要求される、身につけたほうがいい考え方です。人間同士が卓を囲むので、その日その日で変わる心の動き、気分によって何が起きても不思議ではなく、相手が何をしても受け入れる自分でいましょう。何が起きても、相手に何か嫌な思いを抱くということはやめて、許していきましょう。皆さん自身も、相手に嫌な...
土田の麻雀道土田の麻雀道 2.敗者の美学 オーラスを迎えて、マイナス1万7000点ぐらいの北家とします。跳満をツモれば2着、満貫をツモれば3着になれます。2巡目でをツモり、次の手牌になりました。 ドラはです。5、6、7の三色、4、5、6の三色、どちらも狙えますし、赤もあるので満貫にはなりそうです。ここでやを切るのは、麻雀道に反する打ち方です。ラス目のときは...
土田の麻雀道土田の麻雀道 1.自己犠牲の精神 麻雀というゲームにも道という分野があります。麻雀との接し方や楽しみ方といった、勝ち負けとは違ったところに目線を置くことで、麻雀が深まります。まずは自己犠牲の精神が中心になります。相手を倒すという概念から外れることがいかに大切で、麻雀牌たちが歓迎してくれることかということを、改めて考えてください。 自己犠牲というのは...