麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン28日目の対局が11月20日(金)に開催された。
第1試合
第1試合は勝又、小林、沢崎、寿人の対戦。
東1局 小林が先制リーチに出るも親の寿人がタンヤオ赤赤のシャンポンをダマテン、7700のアガリで一歩リード。
その後の1本場ではフリテンの平和をリーチ。赤でツモって2600オールでリードを広げた。
その後の2本場、沢崎のリーチに対して更に3面張で追いかけた寿人。これもアガればこの試合を決めかねない場面だったが沢崎がラス牌をツモ。リーヅモ七対子ドラ2の3000・6000で試合の行方はまだまだわからなくなった。
しかし寿人はすかさず次局に小林のリーチに追いかけて8000のアガリでリードを広げなおした。
やや置いて行かれた立場の小林は7800点持ちで東4局の親番を迎えるも、6巡目に勝又のリーチを受け、厳しい手牌で回ることを余儀なくされた。しかし、手は崩さず徐々に押し返し、フリテン聴牌からのドラ引きシャンポン変化でリーチ。一発ツモの6000オールと見事なアガリを見せた。
南2局では、勝又と沢崎が同じ待ちのリーチ。小林の一発消しのチーにより、勝又のツモ山から沢崎に流れ、沢崎が2000・4000のアガリを決めた。
南3局は寿人と小林が同じ待ちの聴牌。ここは寿人が2000・4000のツモアガリでリードを広げてオーラスへ。
南4局では、小林が勝又から12000のアガリで一旦2着目に浮上するも、その後の1本場では沢崎が小林とのめくりあいを制して再び2着を逆転して決着。序盤に優位な立場を築いた寿人が勝ち切った。
第1試合結果
1位 寿人(麻雀格闘倶楽部)+63.9
2位 沢崎(サクラナイツ)+12.2
3位 小林(Pirates)▲10.1
4位 勝又(風林火山)▲66.0
第2試合
第2試合は勝又、朝倉、沢崎、寿人が出場。朝倉以外の3者は連続出場となった。
朝倉は今回トキをイメージしたとされる奇抜なヘアースタイルで対局に挑んだ。
しかし、試合は勝又が先導。まずは東1局の親番で4巡目リーチの6000オールをいきなり炸裂させる。
東2局には寿人が2600オール、朝倉からの7700、5800とアガリを決めて勝又をかわしトップ目に立った。
その後も勝又と寿人の競り合いが続いたが、南1局に親番を迎えた勝又が高め一気通貫の3面張リーチを高めでツモってこのゲーム2度目の6000オールでリードを大きく広げた。
南1局2本場では、沢崎が赤が3枚ある配牌から七対子で進めて単騎でリーチを敢行。見事にをツモって裏ドラも。倍満ツモに仕上げた。
その後も更に上位との差を縮めるべく沢崎が3面張の先制リーチ。しかし単騎で追いかけた寿人が沢崎からのアガリを決めて勢いを封じた。
その後は勝又、寿人が堅実なかわしで2人でアガリを決めて決着。勝又は初戦の4着を取り返すトップ、寿人はしっかりと2着を確保した。
第2試合結果
1位 勝又(風林火山)+78.0
2位 寿人(麻雀格闘倶楽部)+14.7
3位 沢崎(サクラナイツ)▲23.8
4位 朝倉(Pirates)▲68.9
11月20日トータル結果
麻雀格闘倶楽部+78.6
風林火山+12.0
サクラナイツ▲11.6
Pirates▲79.0
麻雀格闘倶楽部が寿人のトップ、2着。なんと和了10回の放銃0回という驚異的な活躍で4位、トータルポイントもプラスに転じた。そして個人スコアも寿人が村上をかわして首位に浮上した。
Piratesは朝倉が道中でのアガリ放棄以降、動揺を拭い去れないまま苦しい4着となった。今後メンタルを立て直しこれ以降の戦いに集中していきたい。